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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成15年2月静岡県議会定例会 質問


質問者:

植田 徹 議員

質問分類

質疑

質問日:

02/17/2003

会派名:

自由民主党


質疑・質問事項:



    ○議長 (森 竹治郎君)  ただいまから会議を開きます。
     議事日程によりまして、 知事提出議案第六十一号から第七十九号まで、 第八十二号から第八十五号まで及び第八十九号を一括して議題とします。
     質疑を行います。
     通告により、 十八番 植田 徹さん。
            (十八番 植田 徹君登壇 拍手)  
    ○十八番 (植田 徹君)  おはようございます。
     私は、 自由民主党を代表して、 本定例会に提案されました第六十一号議案 「平成十四年度静岡県一般会計補正予算」 について、 知事にお尋ねいたします。
     国におきまして、 先月三十日、 国費ベースで三兆円、 事業費ベースでは約四兆四千億の追加歳出を目玉とする平成十四年度補正予算が成立したところであります。
     この補正予算は、 デフレの進行など現下の金融経済情勢に対応するため、 さらなる構造改革への取り組みを進め、 日本経済再生のための思い切った政策強化を図る必要があるとの判断から、 昨年十二月に政府が策定した改革加速プログラムを具体化するために、 経済社会構造の変革に備えたセーフティーネットの構築及び構造改革推進型公共投資の促進を柱に編成されたものであります。 景気は昨年一時持ち直しの気配を見せたものの、 最近の三カ月は下方修正を余儀なくされることとなるなど、 一刻も早いてこ入れが必要となっております。  
     我が党におきましても、 県内の経済情勢を踏まえ、 昨年七月には県政運営に関する緊急提言として、 長引く不況による県民の痛みを和らげるセーフティーネットの構築、 中小企業対策など即効性のある地域経済対策の実施を緊急提言するとともに、 今回の当初予算編成に当たりましても、 経済の構造改革の変革に対応したセーフティーネットの構築を重点項目として知事に要望したところであります。
     景気対策は何よりも実施のタイミングが大切でありますことから、 本県におきましても国の補正予算に呼応した景気対策の早期実現が望まれるところであります。 今回の二月補正予算におきましては、 県税収入を四十億円減額するなど非常に厳しい財政環境にある中で、 国の追加補正への対応として二百九十二億円余の追加歳出を計上しているとのことであり、 低迷する県内経済の活性化に向け県としてでき得る最大限の努力をされていることがうかがえます。
     そこで、 今回の補正予算に関して何点かお尋ねをいたします。
     第一は、 補正予算の執行の時期についてであります。
     本定例会において補正予算を先議いたしますのは、 一日も早くこの予算が執行され県内経済に効果を発揮することを願っての措置であります。 公共事業は一時期に事業執行が集中するのではなく、 年間を通じてまんべんなく執行されることが望ましいわけでありますが、 今回の補正予算が所期の政策効果を上げるためには、 タイミングのよい実行すなわち一日も早い事業執行が必要と考えます。 知事の御所見をお伺いいたします。  
     二点目は、 補正予算の効果であります。
     補正予算の重点項目は経済社会構造の変革に備えたセーフティーネットの構築と、 構造改革推進型公共投資の促進とされているところでありますが、 今回の補正予算を通じて具体的にどのような効果が見込まれるのかお伺いをいたします。
     三点目は、 補正予算による県財政への影響であります。
     二月補正予算のうち国の追加補正に関する対応は、 二百九十二億円余、 その財源として百六十一億円余の県債活用をすると伺っております。 さらに、 二月補正予算全体の県債では五百三十三億円余の大幅な増額となっているところであります。
     本県は平成四年度以降、 国の経済対策に呼応し、 大規模な景気対策を実施しましたが、 景気の下支えとしての効果はあったものの県税収入の大幅な減収と相まって、 人件費や公債費など義務的経費の増大により、 本県財政が危機的な状況に陥るおそれがあるとし、 財政健全化計画を平成十二年度に策定した経緯があります。 こうした中で、 今回の補正予算における大幅な県債の活用による県財政への影響が心配されるところでありますが、 御所見をお伺いいたします。  
     最後に、 補正予算に関連する事業について一点お伺いいたします。
     今回の補正予算において注目されますのは、 総額八十一億円余に及ぶ静岡空港建設事業であります。 石川知事の提唱される富国有徳の静岡県を実現していくためにも、 平成十八年の開港に向けて着実な事業執行が望まれるところでありますが、 本体工事費等で八十一億円もの予算額はこれまで経験したことのない規模となるかと思います。 そこで、 本予算の執行の見通しについてお尋ねをいたします。 以上で私の質疑を終わります。 (拍手)
    ○議長 (森 竹治郎君)  石川知事。
            (知事 石川嘉延君登壇)  
    ○知事 (石川嘉延君)  植田議員にお答えをいたします。
     初めに、 第六十一号議案 「平成十四年度静岡県一般会計補正予算」 についてのうち、 補正予算の執行の時期についてであります。
     今回審議をお願いしています補正予算の骨格をなします国の改革加速プログラムへの対応事業につきましては、 植田議員御指摘のとおりに、 その政策効果を上げるためにはより早期の執行が重要であります。 このため、 国から内示を受けました箇所につきましては設計など内部での準備作業を既に進めているところであります。 補正予算成立後直ちに所定の手続を経て事業に着工する予定であります。 また、 用地取得につきましても、 直ちに用地交渉を進め、 工事着手に支障のないように配慮していくこととしております。
     なお、 今年度に残された期間を勘案いたしますと今年度末までに完了し得ない状況でありますことから、 国の補正に係る事業につきましては繰越明許費をあわせてお願いしているところであります。
     次に、 補正予算の効果についてであります。
     今回の国の補正予算は改革加速プログラムを実施するため、 経済社会構造の変革に備えたセーフティーネットの構築と構造改革推進型の公共投資の促進を柱として編成され、 平成十五年度当初予算と一体として切れ目なく運用することとし、 構造改革をさらに加速することにより民間需要主導の経済成長の実現を目指すとしております。  
     このような方針を踏まえまして、 本県が重点的に取り組まなければならない事業や将来を見通して必要となる事業を前倒し計上することとしたところであります。 具体的には、 雇用対策として緊急地域雇用創出特別基金の追加積み立てや少子・高齢化の進展に備えた特別養護老人ホーム、 保育所などの社会福祉施設の整備とともに、 地域産業の競争力強化に資する交通基盤等としての空港整備事業や道路整備事業などのほか、 環境問題への緊急対策事業などであります。 これにより、 本県の抱える喫緊の課題の早期解決が図られるとともに、 景気底上げに結びついていくものと期待をしております。
     次に、 県財政への影響についてであります。
     今回の補正予算における県債は、 国の補正予算への対応分として百六十一億円余、 減収補てん債を二百八十億円など総額五百三十三億三千八百万円を計上しております。 このうち補正予算債は国の補正予算に係る地方負担分を財源保証する県債、 また減収補てん債は交付税算定額と税収との乖離を埋める県債であり、 いずれも国の地方財政対策の一環として発行するものであります。 この結果、 今年度予定していた基金の取り崩しを中止し、 平成十五年度当初予算の財源として活用することができることとなり、 財政の弾力的な運営が可能となったところであります。
     今回の県債発行により県債残高は増加いたしますが、 今までの財政健全化の努力により健全性は維持できるものと考えております。
     次に、 静岡空港建設事業の執行の見通しについてであります。
     今回の国の補正予算に伴う空港本体部の用地造成事業によりまして、 土工量で五百五十万立方メートルの工事を実施することとなります。 これに来年度の当初予算による事業量を加えますと、 平成十五年度末には本体造成工事全体の約五七%の盛り土工事が完成する見込みであります。 これらの事業は本体部の用地造成工事としては過去最大の規模となりますが、 これまでの本事業の実績や他の空港の事例などを踏まえますと、 工事の早期着工を図ることなどにより来年度末までには執行できる事業量であると考えております。 以上でございます。  
    ○議長 (森 竹治郎君)  これで植田徹さんの質疑は終わりました。

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