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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年6月静岡県議会定例会

杉山 淳 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/30/2020番目)
答 弁 者知事


○議長(山田 誠君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 杉山淳議員にお答えいたします。
 脱炭素  ゼロカーボンに向けた取組についてであります。
 杉山議員も先ほどの勝俣議員と同様国際標準の背広をお召しでございます。私は静岡標準の通称サムライシャツ、正式名称武襯衣(むしゃ)を身につけておりますけれども、議場は今冷房が効いておりますが外は蒸し暑いんじゃないでしょうか。毛織物は必ずしも省エネには適さないと思っております、特に夏服は。これは扇子が入ることがサムライシャツのデザインになっておりましてこれで涼を取るわけです。省エネでセンスを上げるというそういうことでございますが、ぜひ御協力をお願いしたいと思います。
 さて、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量の増加が起因とされる気候変動は地球規模での異常気象や激甚災害を引き起こすなど大きなリスクとなっております。このため二酸化炭素の人為的な排出を抑制すること、また森林等の吸収源を整備すること、これらを通じまして脱炭素社会へ移行していくことが大変重要な課題であると考えております。
 世界的には国連気候変動に関する政府間パネルが地球の気温上昇を工業化以前に比べ一・五度――摂氏でございますが――に抑えるため二〇五〇年前後に二酸化炭素排出量を正味ゼロにする必要があると報告しております。我が国は今世紀後半のできるだけ早い時期に脱炭素社会の実現を目指し二〇五〇年までに温室効果ガス排出量を八〇%削減する目標を掲げております。
 本県では、温室効果ガス排出量を二〇二一年度までに二〇〇五年度に比べて二一%削減する目標を定めておりまして、来年度策定する次期地球温暖化対策実行計画におきまして将来を見据え二〇三〇年頃までの新たな目標を設定することにしております。
 脱炭素社会に向けた検討状況につきましては、本年二月に県民や事業者の皆様と市町の関係団体等で構成する静岡県地球温暖化防止県民会議を開催し脱炭素社会を視野に地球温暖化対策を推進していく方向性を確認いたしました。三月には庁内の勉強会を立ち上げ環境省の担当者をお招きして脱炭素社会に向けた国の考え方や国内外の動向等について意見交換をするなど関係部局で情報共有を図っているところです。
 一方、最終到達点としての脱炭素社会の実現には県民の皆様のライフスタイルや産業構造の大きな変革を伴うほどの化石燃料の大幅な削減が必要であります。それとともに水素エネルギーの利用拡大や二酸化炭素の回収などの技術革新が不可欠であります。
 このため、今後の取組といたしましては全国知事会に設置されたゼロカーボン社会構築推進プロジェクトチームに本県も参加いたしまして脱炭素社会の構築に向けた課題の共有や先端技術に関する情報収集を行うとともに、地球温暖化防止県民会議におきまして本県の特性を踏まえた脱炭素社会実現への道筋などについて議論を深めてまいります。
 さらに、現在取り組んでいます温室効果ガスの排出を抑制する省エネルギー対策、環境負荷の少ない再生可能エネルギーの導入、吸収源対策としての森林の適正管理や校庭の芝生化などの緑化をより一層推進してまいりたいと考えております。
 県といたしましては、二酸化炭素排出実質ゼロを見据えまして県民や企業の皆様と合意形成を図りながらではありますが脱炭素社会に向けた取組を進めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp