本会議会議録
答弁文書
令和6年2月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:03/05/2024番目)
答 弁 者 | : | 知事 |
○知事(川勝平太君) 相坂議員にお答えいたします。
私の政治姿勢についてのうち、災害発生時の私の職責についてであります。
災害発生時の私の職責は、県民の皆様の生命財産を守るために全力を挙げて陣頭指揮を取り、その上で本県の災害対応の全責任を負うことです。
私が心がけておりますのは、まず刻一刻と変わる多様な情報を的確に把握することです。その上で実施すべき事項の優先順位を速やかに判断し、具体的な指示を下すことであります。
特に初動段階では情報収集が最も重要な事項です。各市町や国、関係機関を結ぶ県災害情報収集システムF、U、J、I、S、A、N、通称FUJISANをはじめあらゆるルート、媒体を活用するほか、全職員を動員して情報集約を図ります。そして災害の状況に応じて国や全国の自治体、自衛隊、関係機関等々と連携し、人材、物資などの資源を適切に配分するよう迅速に調整いたします。
そのためには日頃から有事への備えを徹底することが重要であります。国、関係機関等と実践的な訓練を通じ顔の見える関係を構築しておりますが、それとともに実災害の教訓や被災自治体への支援等を通じて日々研さんを積み重ねているところであります。
また、災害対応の最前線は各市町です。初動の混乱時に市町の災害対策本部が的確に機能するよう昨年度市町支援機動班を新設いたしました。これらを通じ全庁を挙げて支援を行う所存であります。
さらに、災害時は情報が錯綜いたします。県民の皆様も不安になります。私自らがスポークスマンになり正確な情報を速やかに発信するとともに、直接呼びかけることで県民の皆様に少しでも安心していただけるように心がけております。
災害対応のフェーズは時間とともに変遷します。被災者の保護から住宅、生業等の再建、ライフライン等の復旧、新たなまちづくり等々復興までの道のりは長期に及びます。また業務は多岐にわたります。長期間活動を継続できるよう業務の適正化にも留意しなくてはなりません。
災害時、行政は即座に頭を切り替え不要不急の業務を停止し全庁で災害体制を構築することが必要です。初動全力、巧遅より拙速等々災害対応の格言は枚挙にいとまがありません。こうした言葉を常に心に刻み、それとともにいざというときには県民の皆様を守るため私はリーダーシップを発揮して全庁を束ね全身全霊をかけて災害対応に取り組んでまいります。
その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を差し上げます。
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