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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年9月静岡県議会定例会

渥美 泰一 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/29/2016番目)
答 弁 者農林水産戦略監


○農林水産戦略監(若原幸雄君) 人と野生鳥獣の自然環境の共存についてのうち、野生鳥獣による被害対策についてお答えいたします。
 御指摘のとおり、現在目標被害額を大きく上回る実績でございますけれども、経緯を見てまいりますと平成二十五年度あたりまでは順調に被害額が減少しておりましたところ二十六年度、二十七年度、今年度の直近の二年間に入りまして増加に転じてしまったという状況でございます。さらにその内訳を見てみますと平成二十年代の頭ごろには最も多かったイノシシについては順調に減りまして、また猿についても減ってきておりますけれども、近年はやはり鹿がふえておりまして、また中型のハクビシン等による害がふえていると、そういうような状況と分析をしているところでございます。
 こうした状況を踏まえまして、県といたしましては、まずは侵入防止柵をきちんと設置していくと。とりわけ最近のそうした被害状況の変化に着目いたしまして、設置する柵をどうするか、またどのような形でするか。こういうことを近年の状況に合わせて規制化していくことが必要だというふうに考えておりまして、各地域でこの柵の設置などの被害防止対策を指導できます静岡県鳥獣被害対策総合アドバイザー、こちらをこれまでに三百九十九人養成してまいったところでございます。
 ただ、柵を設置するだけでは被害は防止できますけれども、人と野生鳥獣の共存ということで申しますと現在の頭数をやはりある程度絞っていかざるを得ないのが現状でございましてそのためには捕獲対策を講じていく必要がございます。この捕獲対策といたしましては、市町が行う有害捕獲を支援するとともに、近年特に被害が深刻な伊豆及び富士地域におきまして県がみずから行う管理捕獲を実施してまいりました。本年度はさらにこの捕獲を強化するため、特に被害が大きい里山での集中捕獲、遠隔操作で捕獲が可能な移動式囲いわなによる集落ぐるみの捕獲、ハクビシンやアライグマ等の捕獲わなの開発に取り組んでいるところでございます。
 また、森林林業研究センターが開発いたしました従来よりも二倍以上捕獲成功率の高いくくりわな――空はじき知らず、こちらが昨年末に商品化されましたため現在までに県内で約三百台お求めいただいております。こちらが捕獲の強化につながっておるというふうに認識をしております。
 県といたしましては、野生鳥獣被害緊急対策アクションプログラムに掲げる平成二十九年度の目標被害額三億五千万円以下、こちらを達成するために今後とも市町や関係団体と連携しながら被害防止対策、捕獲対策、利活用を総合的に推進してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp