本会議会議録
答弁文書
令和元年9月静岡県議会定例会
伊藤 和子 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:09/25/2019番目)
答 弁 者 | : | 副知事 |
○副知事(吉林章仁君) 小規模市町の持続可能な行政経営への支援についてお答えをいたします。
今後、人口減少、少子高齢化のさらなる進展が見込まれる中で県内市町は限られた人材と財源により高まる行政需要に呼応した持続可能な行政経営を実現していかなくてはなりません。特に小規模市町は予算や職員などの経営資源が限られますことから、近隣市町との広域連携や県との垂直連携、情報技術の活用などによりましてサービスの確保と効率化を図ることが求められております。
このような中、県では社会経済情勢や住民ニーズの変化に伴う新たな行政課題を共有し共同で解決方策を検討する行政経営研究会を設けました。これまでファシリティマネジメントやICT活用などの課題に取り組みますとともに、市町の要請に応じてまして技術職員や広域行政に精通する職員等の派遣を行っております。
また、平成二十七年度から過疎化が進む賀茂地域一市五町と県との間で広域連携会議を発足いたしました。消費生活センターや教育委員会指導主事及び幼児教育アドバイザーの共同設置、税の徴収事務の共同処理など着実に広域連携を具体化してきております。これらの取り組みは県内他地域の先例となります、横展開による活用やさらなる工夫も期待されるところでございます。
一方、地域の活力向上に向けましては地域資源を活用した産業振興や交流人口の拡大、施策の重点化など地域が本来持っている魅力を最大限発揮させる不断の取り組みも必要であります。このため各市町の目指す姿に応じまして、庁内関係部局や地域局等の出先機関が専門的知識や現場の実情を踏まえて助言、協働するなど今後も各市町の地域活性化の取り組みを積極的に支援をしてまいります。
県といたしましては、引き続き行政経営研究会などのさまざまな取り組みを通じまして、小規模市町に共通する行政課題の解決や県と市町または市町間の連携の加速化に努めるなど市町の持続可能な行政経営を積極的に支援し、県内全地域が誰もが努力をすれば人生の夢を実現し幸せを実感できる理想郷となりますよう努めてまいります。以上であります。
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