• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年9月静岡県議会定例会

櫻町 宏毅 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/28/2016番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 次世代産業の創出についてのうち、成長産業の振興についてお答えいたします。
 静岡県は、市場や現場のニーズを踏まえるとともに、地域が有する場の力を最大限に活用した製品開発を進めることを基本的な考えとしております。成長産業分野への参入を目指す中小企業に対しまして技術相談から研究開発、試作品開発、事業化、販路開拓まで一貫した支援に取り組んでおります。
 静岡県の基幹産業は、衰えたりとはいえ輸送機械であります。この輸送機械におきましては現在次世代自動車の技術革新が急速に進んでおります。自動運転、安全運転支援システム、車両の軽量化などが課題とされておりまして、そのための研究開発を行う企業に対する助成などに取り組んでおります。また航空関連産業につきましては、防災などで使用される次世代無人航空機を公募により選定した企業と開発するとともに、メンテナンス、リペア、オーバーホールのいわゆるMROビジネスの創出などを進めてまいります。
 さらに、製品づくりに当たりましては、マーケットインの発想に立った市場性の高い製品を数多く生み出すよう支援を行うとともに、大手メーカーと県内中小企業とのビジネスマッチングや海外を含む展示会への出展などを行い販路拡大につなげてまいります。
 議員御指摘のとおり、県は三つの産業集積プロジェクトを西部、中部、東部において進めているところであります。光分野の産業集積、光クラスターにおきましては、このフォトンバレーと呼びまして医療現場で使われる光関連製品等の開発が着実に進んでいるところであります。中部は食品にかかわるクラスター、フーズ・サイエンスヒルズと称しておりますが、ここでは需要が高まる機能性表示食品の開発を進めております。
 東部、これは議員の管轄でございますけれども、そこはファルマバレープロジェクトということでございまして今月一日に新拠点施設ファルマバレーセンターがオープンいたしました。ここで医療器具などが医薬品とともに生産されているんですけれども、この医薬品と医療器具の合計額がこの数年一貫して全国一位でありまして特に医療機器というのが年間四千億円という規模の生産金額を維持しております。二位が二千億円弱なので圧倒的に一位ということであります。
 実はこれと関連いたしまして、最近これを知ったところでありますけれども化粧品の生産金額が平成二十六年に日本一になり平成二十七年も日本一でございます。静岡県におけるこの化粧品生産額というのは十年前に比べまして何と三・四倍の増加になっておりまして、平成二十三年には三位、平成二十五年には二位になりまして、平成二十六年以降一位でそしてその生産金額が何と昨年度で四千億円と、二位が埼玉県で二千五百億円ということです。これは日本の国内においてはまずそれほど伸びないと言われておりますけれども御指摘の販路開拓、海外の販路という面でいきますと中国、東南アジア等におきましてこの化粧品の需要が飛躍的に高まっておりまして、これも海外の需要に引っ張られる形で成長産業と言えるかもしれません。
 県といたしましては、この健康と美を売り物といいますか本県の長所としてPRしたいとも思っているところでありまして、医療健康産業を支えるものとして医薬品、医療機器、化粧品、これを三本柱として現在は考えているところであります。
 県といたしましては、産業戦略推進センターオープンイノベーション静岡や静岡県産業振興財団などの産業支援機関と連携いたしまして地域企業を支援する取り組みを継続的に進めていくことで新しい成長産業分野を振興、定着させ、次代における本県経済を牽引する産業を数多く創出してまいる所存であります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp