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本会議会議録

答弁文書

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平成29年6月静岡県議会定例会

小楠 和男 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/21/2017番目)
答 弁 者交通基盤部長


○交通基盤部長(鈴木克英君) 馬込川水系についてのうち、河川整備計画についてお答えいたします。
 馬込川の河川整備計画については、学識経験者や地元代表者などから成る馬込川水系流域委員会で計画に位置づける治水対策や津波対策などについて意見を聞きながら策定を進めており、本年一月に開催した委員会では治水対策の目標と具体的な整備の内容について了承されたところであります。今月十一日には第三回の流域委員会を開催し、河口周辺に残された貴重なヨシ原や干潟における生物の生息環境の保全など河床掘削や護岸整備に当たって配慮すべき河川環境の保全に関する事項について議論し了承されたところであります。
 河口部の津波対策につきましては、一昨年から検討している新たな構造の水門方式について現在現地状況を踏まえた詳細な検討を実施しているところであり、今後従来の堤防かさ上げ方式と水門方式との比較検討に基づく具体的な対策案を取りまとめてまいります。
 県といたしましては、これらを盛り込んだ河川整備計画の案について次回の流域委員会で議論するとともに、パブリックコメントで広く御意見を伺った上で国との協議を経て本年度内に計画を策定してまいります。
 次に、大規模な浸水被害へのソフト対策についてであります。
 県では、一昨年の水防法の改正などを契機に堤防などの治水施設では守り切れない大洪水が必ず発生するという考えに立ち、社会全体で洪水に備える水防災意識社会の再構築に取り組んでおります。昨年度土木事務所ごとに市町や関係機関の参画を得て豪雨災害減災協議会を設立したところであり、逃げおくれによる人的被害をなくすことや氾濫発生後の社会経済活動を早期に回復することを目標として取り組むべき施策の検討を進めております。
 馬込川水系につきましては、今月七日に最大規模の降雨を想定した洪水浸水想定区域や住民の的確な避難行動につながる家屋倒壊等氾濫想定区域などを公表したところであり、今後浜松市においてハザードマップや地域防災計画の見直しに活用されることになります。また先月二十一日の豪雨においては、六月一日に構築しました県の浜松土木事務所長と浜松市危機管理監とのホットラインを初めて運用したところであり、馬込川周辺住民への円滑な避難勧告の発令に寄与したものと考えております。
 なお、浜松市ではタイムラインについて国が管理しております天竜川も含む市全域を対象として策定する方向で検討を進めており、県では必要な技術的支援を行っているところであります。
 県といたしましては、地球規模の気候変動によりますます激しくなる豪雨に対して浜松市や国とも連携し迅速で的確な避難行動により命を守るソフト対策にも積極的に取り組み、浸水被害の軽減に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp