• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年2月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/05/2020番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○議長(鈴木利幸君) 志村農林水産担当部長。
       (農林水産担当部長 志村信明君登壇)
○農林水産担当部長(志村信明君) 深層水の利活用についてお答えいたします。
 駿河湾深層水につきましては、平成二十一年の駿河湾地震により破断、停止した旧の六百八十七メートル管の給水再開に向け取り組んだ結果平成二十四年に破断した二百七十メートルの位置から新たな給水を再開したところであります。さらにもう一つの三百九十七メートル管をつなぎ目詰まり等のトラブルに対処可能としたことにより現在は同一層からの取水ではありますものの二カ所の水深からの安定した水量の取水を継続しております。
 かつての二層からの取水につきましては、より深い層の深層水は低温、清浄で栄養塩に富み利用者にとって有益ではありますが復旧は工法的制約や莫大な復旧費用を要することから現時点では現状の二カ所の取水で活用していくこととしております。
 また、深層水の利用促進に係る取り組みにつきましては漁港の魚市場や温浴施設などの利用を含め毎年度の利用者数は約四千人でおおよそ十二万トンの深層水を提供しておりますが、近年では商品開発などの利活用が伸び悩んでいる状況にありますため量的、質的の両面からその利用拡大に取り組んでいく必要があります。
 このため、近年拡大している新たな活魚需要への利用も見据え活魚輸送など深層水が持つ低温安定性や清浄性といった魚の生存に効果的な特性が生かせる利活用向けの促進を図っているところであります。
 さらに、今後の技術開発による利活用につきましては議員御指摘のとおり種苗生産に向けた活用も効果的であると認識しております。このため現在県水産技術研究所では資源の減少が著しいキンメダイにつきまして生息水温を維持できる低温安定性を生かした種苗生産技術の開発、またウナギにつきましては清浄性を生かした飼育技術の開発に深層水を活用するなどの取り組みを進めているところであります。
 県といたしましては、今後もこの取り組みを進めることにより駿河湾深層水の利活用の促進に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp