本会議会議録
答弁文書
令和5年2月静岡県議会定例会
大石 健司 議員(無所属)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:02/20/2023番目)
答 弁 者 | : | 教育長 |
○教育長(池上重弘君) 県立高校の在り方についてお答えいたします。
議員御指摘のとおり、経年的に生徒数が減少し第三次長期計画において適正規模とされている一学年六学級から八学級を下回る高校が増えてきております。規模が比較的小さな学校におきましては法律による配置基準に基づき教職員数も減少せざるを得ない状況にあります。そうした中にあり各学校は工夫を凝らして魅力化に努めているところであり、県教育委員会といたしましても公教育の役割として全ての生徒に学びの機会を確保する観点から各学校の取組を最大限に支え地域における教育の質の保障に努めているところであります。
具体的には、オンリーワン・ハイスクール事業により相良高校などの人的資源が限られた高校であっても企業や大学などの協力を頂きながら地域人材を最大限活用するなどして魅力的でより質の高い学びに結びつける事業を展開しております。また川根高校では川根本町が採用した魅力化コーディネーターを配置するなど高校と地元自治体が一体となって魅力化の取組を進めております。ICTの活用も小規模校を支える重要な取組であり、一学級規模の分校において単位認定を伴う遠隔授業を行っております。現在は法的な制約はございますが、各教科の専門科目の教員が不足する場合の支援策などにつきましてさらなる研究を進めてまいります。
これらに加え賀茂、沼津、小笠の各地区では県立高校の在り方に係る地域協議会を実施し生徒数減少を見据えたこれからの高校の在り方の検討を進めております。今後他の地区でも地域協議会を順次実施する予定であり、将来を見据えて小規模校などの在り方につきまして地域の皆様と丁寧に議論を重ねてまいります。
県教育委員会といたしましては、小規模校をはじめ生徒や地域にとって重要な役割を持つ高校を引き続き地域の御協力を頂きながらしっかりと支えさらなる高校の魅力化を推進してまいります。以上であります。
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