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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年12月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/12/2017番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 次期物流ビジョンの策定と県の取り組み姿勢についてお答えをいたします。
 本県は、巨大都市圏のほぼ中間に位置し東名、新東名高速道路を初め駿河湾港、富士山静岡空港など陸・海・空の交通ネットワークが充実し物流事業を展開する上で全国有数の優位な環境を有しております。本年度ふじのくに戦略物流ビジョンの最終年度を迎えることから、今後十年を展望した新たな物流ビジョンの策定を進めております。
 現在、技術革新の急速な進展により物流を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。トラックの隊列走行、自動運転、小型無人機、いわゆるドローンによる物資輸送などの実証実験が進んでおりロボット技術の進展やAI、情報通信技術の活用により近い将来物流における自動化や省力化が飛躍的に進むことが想定されます。
 一方、物流業界の現状は厳しさを増しております。宅配便の取扱量や再配達が増加する中で荷受けの制限や配送の遅延など物流サービスの低下が懸念されております。また議員御指摘のとおり業界の構造や商習慣の影響もあり低賃金、長時間労働による労働生産性の低下、人手不足が加速しています。またトラックの駐車スペースの不足がトラックドライバーの労働環境や効率的な配送の悪化につながっている実態もあり、物流の視点から交通インフラや都市環境の改善を図ることも必要であります。
 新ビジョンでは、こうした物流を取り巻く環境の変化や課題を踏まえ十年後の目指す姿として未来型物流システムの構築による豊かな暮らしの実現を掲げ、今後四年間に取り組む具体的な施策を盛り込んでまいります。今後議員から御指摘のあった、あるいは御提案のあったトラック業界の構造改善や物流業に優しい道路環境づくり、新技術導入への支援などにつきましてどう取り組んでいくかを検討し新ビジョンに位置づけてまいります。また新ビジョンの推進にふさわしい組織、体制につきましても、あわせて検討をしてまいります。
 本県にとりましては、物流はものづくりを初めとするさまざまな産業を支える基幹産業の一つであります。物流業界、関係者とも連携しながら本県経済の活性化をリードする物流の実現に向けて新ビジョンの策定と推進に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp