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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年6月静岡県議会定例会

木内 満 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/19/2017番目)
答 弁 者知事(再質問)


○知事(川勝平太君) 農業分野における県行政のあり方についての再質問ありがとうございます。
 もともと農業は農業基本法でやっていたわけですけれども、これが食料・農業・農村基本法に変わりまして、そこで議員御指摘のとおり農業・農村の持つ多面的機能が強く打ち出されたわけであります。これはもう前提であります。したがって例えば清水の新丹谷におきまして、極めて厳しい自然条件の中でこれを克服するために土地改良区の事業が成功いたしまして、これなどは効率性も上げると同時にまたその地域の持ってきた伝統、また果樹栽培といったようなものを復活させたということがございます。あるいは棚田というのは極めて非効率的な農業生産でありますけれども、棚田百選に選ばれた例えば松崎町の一部の棚田、あるいは直虎の井伊谷における棚田、あるいは菊川の学生さんが手伝ってる棚田がございます。これらはまさに田ごとの月とも言われますけれども、棚田の持っている景観といいますか、あるいは先人の苦労といいますか、こうしたものを引き継いでいこうということで保存されているわけであります。
 一方、難波副知事が御答弁申し上げましたようにここにITであるとか、あるいは慶應義塾の持ってらっしゃる情報技術であるとか、理科研の持ってらっしゃる最新の技術であるとか、こうしたものを入れ込んでこの農業を営んでいくというのが極めて斬新なもので日本にもこれまでなかったものであります。こうしたところに力点を置かないと農業全体が疲弊してしまうと、しかしながら全体として今農産物のうちの生産額は二千億円ぐらいだと思いますけれども、これをさらに大きくするというのが攻める農業として不可欠でありまして、どうしてもビジネス経営体といったような観点を入れないといけないということで、この多面的な機能をないがしろにするのではなくて静岡県全体が持っている財産はそれとして多面的機能を維持しつつ、一方で新機軸を出していくという、こういう姿勢でおります。したがって今回の答申もそういう観点でお読みいただければ、私どもが農村の持っている、また農業の持っている多面的機能を見失っているわけではないということを御理解いただければというふうに存ずる次第であります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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