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本会議会議録

答弁文書

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平成29年12月静岡県議会定例会

天野 一 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/12/2017番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 学校における働き方改革についてお答えいたします。
 学校における働き方改革とは、教員の意識改革と業務改善により長時間勤務を是正する中で教員が能力を最大限に発揮でき子供たちの成長につなげることであると認識しております。それを進めるに当たりましては、議員御指摘のとおり児童生徒、保護者、教員の理解を得ることが極めて重要であると考えております。
 昨年度から実施しております多忙化解消のための未来の学校「夢」プロジェクトでは、外部有識者の評価を受けながらモデル校の保護者や地域の方々との意見交換を通してこの取り組みが教育の充実につながることを御理解いただくように努めているところであります。また多忙化の要因と言われております部活動につきましては九月に教員や外部の有識者からなる部活動ガイドラインの検討委員会を立ち上げ、現在生徒、保護者及び教員を対象にアンケート調査を実施し率直な考え方や要望を把握しているところであり、これを踏まえまして教育現場を重視したガイドラインを策定してまいります。
 教育の本質は、子供たちの健やかな成長、自立を促すことであります。県教育委員会といたしましては教員が子供たちと向き合う時間をより多く確保し、学校現場で生き生きとやりがいを持って働くことができるよう学校における働き方改革を進めてまいります。
 次に、教育格差を是正するための学習環境の整備についてであります。
 家庭の経済力によって子供たちの学力が左右される状況にあることにつきましては、憂慮すべきことであり、全ての児童生徒に等しく教育の機会が与えられることが望ましいと考えております。各学校では基礎・基本を重視した授業づくりを初め少人数指導の実施など、学習がおくれがちな児童生徒などに配慮して日々の指導の充実を図っております。また保護者との教育相談を踏まえ必要に応じてスクールソーシャルワーカーが対応し、子供だけでなく家庭にも適切な支援を受けられるよう努力しております。しかしながら、議員御指摘のとおり貧困などさまざまな事情を抱えた子供に対しましては経済的支援だけでなく外部人材等を活用した支援の強化が必要であると考えております。
 このため、県教育委員会では本年度から地域住民や県内の大学生の協力を得まして子供たちが主体的に学ぶ習慣を身につけるための「しずおか寺子屋」創出事業を県内三市で実施しております。また一定の研修を終了した家庭教育支援員が入学式やPTA総会などの場を活用して保護者への教育支援を行う事業を推進しており、本年度までに三百二十名の支援員を委嘱しているところであります。
 県教育委員会といたしましては、こうした社会全体で子供を育む体制を強化することで貧困の連鎖を断ち切り、未来に羽ばたく子供たちの健やかな成長が実現できるよう取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp