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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年12月静岡県議会定例会

伊丹 雅治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/09/2020番目)
答 弁 者副知事


○議長 (山田 誠君)  難波副知事。
○副知事 (難波喬司君)  AOIプロジェクトの成果の社会実装についてお答えをいたします。
 ICTやロボットなどの先端技術を活用して高付加価値化、 省力化などを実現するスマート農業の導入が進むなど農業は大変革期にあります。 そこに新型コロナウイルスによる社会経済環境に大きな変化が加わったことで健康に寄与する農産物の機能性向上や人手不足の解消など新たな先端農業技術の開発、 普及に対する期待がこれまで以上に高まっております。
 こうした中、 本県では先端の科学技術を農業分野に活用し生産性の飛躍的向上と産学官金連携による新たなビジネス展開を推進するAOIプロジェクトに取り組んでまいりました。 その結果機能性の高い農産物や低コストで品質を高める栽培技術などこれまでに十件の研究開発が実用に至りました。 重要なことはこうした技術を早期に実用化し社会実装と言われる生産現場への普及を進めることです。 これによって生産性の向上や生産者所得の増大につなげていくことが重要です。
 このため、 AOI−PARC周辺の六つのJAと連携協定を締結いたしました。 それらJA管内の生産者に協力頂いて開発成果の社会実装を加速化させることにいたしました。
 まず、 現在開発しております光合成の量の最大化などによりイチゴの収量を増加させる技術について生産現場での実証試験に着手しました。 さらに開発成果であるGABAを安定的に含むソフトケールの栽培手法やトマトの糖度を高める栽培手法について収益性の強化につながる効果を検証するとともに、 産地の実情に合った生産技術体系を確立するための現場実証も始めたところです。 こうしたJAや生産者と連携した取組を研究開発機関や農林事務所などと積極的に支援することで広く県内に展開をしてまいります。
 また、 これらを進めるためには議員御指摘のとおり先端農業技術を活用できる人材の育成が大変重要です。 このためには農林事務所や農業団体の指導員などが率先してスマート農業に対応した技術力を高めていく必要があります。 このため、 これらの指導員などを対象に高度な環境制御技術やデータを活用した農業技術についてAOI−PARCの研究者や施設を活用して研修を実施してまいりました。
 加えまして、 今年度開学した農林環境専門職大学ともデータを活用した農業や研究に関する人材育成についての連携を開始いたしました。 今後はAOI−PARCの研究者による最先端の研究開発に関する講義を大学で実施するなどAOIプロジェクトに集積した知を次世代の人材育成にも生かしてまいります。
 県といたしましては、 本プロジェクトを着実に推進し持続的なイノベーションの創出とそれが社会実装されそれを進める人材が育ち、 それによってまたイノベーションが生まれるという好循環を形成してまいります。 以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp