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令和4年12月静岡県議会定例会 質問
質問者: | 鈴木 節子 議員 | |
質問分類 | 質疑 | |
質問日: | 12/12/2022 | |
会派名: | 日本共産党静岡県議会議員団 | |
質疑・質問事項: | 1 第177号議案「令和4年度静岡県一般会計補正予算」について o 中小企業等物価高騰対策緊急支援事業費助成 |
○議長(藪田宏行君) これから質疑を行います。
通告により、一番 鈴木節子君。
(一番 鈴木節子君登壇)
○一番(鈴木節子君) 日本共産党の鈴木節子です。
通告に従い、第百七十七号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」のうち、中小企業等物価高騰対策緊急支援事業費助成について質疑を行います。
この事業は、新型コロナ感染症の拡大の影響を受け物価高騰により事業活動に支障が生じている中小企業等の事業活動の継続を図るため補助金を交付するものです。九月補正予算で計上し十一月二十八日からオンライン申請を開始したところ情報漏えいが発覚したため急遽申請システムを停止し、今議会で追加補正を組み総額五十五億円となる事業です。受付開始から一時間半で受付を停止した時点で八億円の枠に対し十億円以上の申請があり、今回の追加補正に多くの中小業者が注目をしています。
五点伺います。
一点目、物価高騰の影響を受けている中小企業、小規模事業者へのコスト削減などの取組に対する助成ですが、本事業の目的と見込まれる効果について改めて伺います。
二点目、物価高騰で苦しんでいる中小業者、小規模事業者にとって大きな期待が寄せられています。申請停止から再開を心待ちにし募集期間にはさらに多くの申請の殺到が予想されます。補助金の予算総額五十五億円はどのように算出したのかを伺います。
三点目、申請開始から一時間半で十億円を超える申請があったように経営難を乗り切ろうとする業者にとっては時宜を得た事業です。募集を再開すれば申請は予算を大幅に上回ることも十分想定されます。申請者にとっては申請が受理されたのか、申請どおりの額で支給されるのか、枠以上の申請となれば抽選となるのではないか、いつ判明するのかなど審査の状況に関心が集中します。どのようなスケジュールで申請者への交付額決定などを行うのかを伺います。
四点目、本事業は当初は原則オンライン申請のみとしていましたが、今回は郵送申請も広く受け付けることとしました。また十一月二十八日、申請開始日に申請できた事業者がいる一方で、申請を待たされている事業者もいます。どの立場の方にも公平な対応が求められていますが、公平性をどう考えどのように対応していくのかを伺います。
五点目、募集期間が当初予定より大きく短縮されることとなり、オンライン申請により多くのアクセスが集中する可能性があります。情報漏えいは二度と許されることではありません。申請再開に当たりトラブルが発生しないよう対策をどのように徹底させたのか伺います。以上、答弁を求めます。
○議長(藪田宏行君) 増田経済産業部長。
○経済産業部長(増田始己君) 鈴木節子議員にお答えいたします。
第百七十七号議案「令和四年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
中小企業等物価高騰対策緊急支援事業費助成についてでありますが、本事業は物価高騰の影響を受ける中小企業者等の事業継続を支援する目的で創設したものであり、業務効率化や省エネルギー対応機器の導入によるコスト削減、新たな販路開拓による価格転嫁の実現などの効果を期待しております。
予算の総額につきましては十一月二十八日の申請受付開始時点で事前登録件数が一万一千件余となっており、事前登録した全ての事業者が上限の五十万円で申請することを想定して必要となる金額を算出しております。申請額が予算額を上回った場合につきましては、実際の申請状況を踏まえ対応を検討いたします。スケジュールにつきましては、十二月二十三日の申請期間終了後に速やかに審査、集計を行い一月中下旬を目途に交付決定を行ってまいります。
申請受付の取扱いにつきましては、既に申請頂いている分と申請再開後に受け付ける分をオンライン申請、郵送支援のいかんにかかわらず一括して審査することで事業者の皆様の公平性を確保してまいります。
受付再開に当たっては、当初のオンライン申請に加え郵送での申請を受け付けることにより申請の分散化を図るとともに、システムの十分な動作確認を行い事業者の皆様に安心して申請していただけるよう努めてまいります。以上であります。
○議長(藪田宏行君) 以上で質疑は終わりました。
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