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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成26年2月静岡県議会定例会

落合 愼悟 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/03/2014番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 水素エネルギーの利活用につきましてお答え申し上げます。
 水素は、石油などの化石燃料を代替する発電などに利用できるエネルギー源であります。また水素ですのでそれを燃やす、すなわち酸化しますとH2Oになって水だけになるのでCO2を出さないということで、環境負荷の低減にも大きく貢献いたします。そうした利点を生かすさまざまな実証研究が行われています。
 その活用方法としては、一つには家庭用燃料電池でありますが、もう一つが燃料電池自動車と言われるもので、これは業界ではフュエル・セル・ビークル(FuelCellVehicle)というふうに言いあらわして、その頭文字をとりましてFCVと言うそうでございますが、このFCVは来年に本格的な市場投入が予定されております。本県におきましても大きなメーカーがそれをつくっておりまして、私自身もその現場に行きまして、それを間近に見てかつしっかりと御説明を受けて実用化近しという印象を強くしたわけでございます。
 こうしたことを受けまして、県におきましてはFCVの普及と燃料充填施設である水素ステーションの整備を官民で協働して進めるために、エネルギー事業者や車両メーカー、バス事業者、市町などに呼びかけまして、ふじのくにFCV普及促進協議会を設立いたしました。こうしたことで先ほどの課題を検討するということを始めた次第でございます。
 FCVの普及に不可欠な水素ステーションの整備に当たりましては、第一に水素の輸送、貯蔵といった供給面での技術的な制約がまだございます。また第二に設備コストが極めて高額であるということの課題があります。第三番目におきましては、水素ですから爆発すると非常に危険で安全面での厳しい規制といった課題もございます。一方FCVは、先ほどの御指摘のとおりクリーンであることに加えまして五百キロ以上の走行距離を持てるということからわかりますように電源としても使えると。しかもこれはEV以上に使えるということでございますので、防災対策上の利点もあるということでございます。
 そうしたことを踏まえまして、本県が東西交通の要衝に立地しており、かつ富士山や伊豆半島などを有する観光県であることに加えまして、本県の経済規模を考えますならばFCVの市場としては有望であるということで、ぜひステーションの整備をすべきとの関係者の意見が多く寄せられているところであります。
 今後は、FCVの市場投入の状況などを見きわめながら、協議会の場におきまして水素ステーションの整備の主体、整備手法、設置場所など具体的な事項につきまして検討を進めます。そして官民が連携してFCVの普及や水素ステーションの設置に取り組んでいこうと考えております。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp