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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年12月静岡県議会定例会

木内 満 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/07/2020番目)
答 弁 者知事


○副議長 (良知淳行君)  川勝知事。
○知事 (川勝平太君)  木内議員にお答えいたします。
 私の政治姿勢についてであります。
 ドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点づくりについてでありますが、 一頃アメリカンドリームという言葉が人口に膾炙いたしました。 アメリカは十九世紀から二十世紀にかけて世界最大の農業国でヨーロッパに対する農業供給基地としての位置づけがございました。 しかし第一次大戦における戦勝国となりましてアメリカの軍事力をベースにした世界秩序、 いわゆるパックスアメリカーナの時代の幕開けとなりました。
 そうした中、 アメリカは移民の国でございますから世界各地から人々が移民をして自らの夢を実現するということがアメリカンドリームという言葉を生んだものと存じます。 しかしながらいわゆるサブプライムローンの失敗、 さらに排外的なトランプ大統領の出現によりましてアメリカンドリームという言葉は急速に影を薄くしているというふうに存じます。
 そうした中、 二十世紀末から二十一世紀にかけまして中国が世界の雄として台頭いたしまして中国政府当局は中華夢  チャイニーズドリームと、 これは中華民族至上主義とも言えるもので、 必ずしもこのチャイニーズドリームは中国人以外の方たちに共有されているものではありません。
 一方、 日本は平成期に入りまして経済は失われた十年あるいは二十年と言われる中、 クールジャパンという言葉が広く共有されるようになりまして、 日本からの留学生よりも日本にお越しになる特にアジアの留学生の数が年ごとに増えてまいりまして、 移民の数もだんだんと増えてくるということになりまして、 日本で夢をかなえたいという青年が出るようになりました。 それがこのドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの背景にある、 言わばジャパニーズドリームという言葉が決して根拠のないものでなくなった背景にあるものであります。
 私は、 知事に就任以来県政運営の基本に富士山から抄出いたしました富国有徳という理念を掲げまして、 霊峰富士を擁する本県に日本の理想郷を実現できるという確信の下、 全力で取り組んでまいりました。 現総合計画である静岡県の新ビジョンは静岡県をドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点を基本理念として、 国籍を問わず多文化共生の下で誰もが努力をすれば人生の夢を実現し幸せを実感できる地域づくりというものを進めておるところであります。
 このような折、 令和二年三月頃から新型コロナウイルス感染症の感染が拡大してまいりました。 現在新型コロナウイルス感染症への対応が県政の最重要課題であります。 県民の皆様の生命、 生活、 雇用を守るため感染防止対策と経済再生に最優先で取り組んでおります。
 一方、 新型コロナウイルス感染症により過密状態にある大都市のリスクが顕在化しております。 それとの対応で地方回帰の流れが起こっております。 いわゆる分散型社会への移行を今迎えていると存じます。 人々はこれまでのライフスタイルに関しましてもっと異なる多様な選択肢を求めるようになっています。 こうしたニーズを捉え静岡県として、 ここで人生の夢を実現し幸せを実感できるよう多彩なライフスタイルを選択できる地域づくりに取り組むことの重要性は一層高まっているものと考えております。
 本県の強みや優位性を生かしてクリエーティブで美しい暮らしを実現できる環境を提供し、 ウイズコロナなかんずくアフターコロナ時代は、 これはポスト東京時代を開くことになると。 ポスト東京時代というのは平成期における課題でしたが、 令和期になりましてこれは実現可能性を持つ言葉になっているところであります。
 こうした時代背景の下に静岡県を 「住んでよし 訪れてよし」、 「生んでよし 育ててよし」、 「学んでよし 働いてよし」 の、 このドリームズ カム トゥルー イン ジャパンの拠点にするべく全力で取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、 副知事、 関係部局長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp