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ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 質問文書

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本会議会議録

質問文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成28年12月静岡県議会定例会 質問


質問者:

桜井 勝郎 議員

質問分類

一般質問

質問日:

12/08/2016

会派名:

無所属


質疑・質問事項:

1 中山間地域の医療提供について
2 知事の政治的資質について
 (1) 浜松野球場
 (2) 桜ヶ丘病院


○議長(鈴木洋佑君) これで江間治人君の質問は終わりました。
 次に、四番 桜井勝郎君。
       (四番 桜井勝郎君登壇 拍手)
○四番(桜井勝郎君) 私は静岡県議会議員として県政の諸課題について通告に従い、一問一答方式にて知事、副知事及び関係部局長にお伺いいたします。
 初めに、中山間地域の医療提供についてを伺います。
 平成二十八年四月一日現在の高齢化率は、県平均で二七・六%ですが大井川中流域である島田市川根、そして川根本町、特に川根本町は四六・四%と県内で二番目に高く、特に女性の高齢化率は五〇%を超えております。昨今団塊の世代が七十五歳以上となる年を捉えた二〇二五年問題が取り沙汰されておりますが、二〇二五年――平成三十七年の本県の高齢化率は三一・六%と推計されております。中流域の住民、特に川根本町の高齢化がいかに進んでいるかがおわかりいただけると思います。
 また、川根本町は中山間地域に多くの集落が点在しているという特徴があります。このため高齢者が医療を受けるには診療所までの山道を車等を使って長時間移動することを余儀なくされております。特に慢性的な疾患を持つ患者は様態が安定していても定期的な受診により投薬を受けなければならず、長時間の移動は大きな負担となっております。今後高齢化がさらに進み、車の運転が困難になる方が多くなります。高齢者の交通事故が社会問題になっていることも考えますと、中山間地に住む高齢者にどのように医療を提供していくかは重要な問題であります。
 皆さん御存じのとおり、川根本町は情報インフラの整備に力を注いできたことで、全戸にかわねフォンというビデオ電話機能のついた端末が整備されているなどブロードバンド環境が整っております。そこでこのすばらしい情報環境を活用して自宅にいる患者と遠隔地の医師をビデオ電話でつなぎ遠隔で診療を行えば、多くの中山間地に住む高齢者にとって大きな福音となると思います。
 中山間地域の山林があることで、洪水を防ぎ水質を浄化する水源涵養機能と二酸化炭素を吸収して地球温暖化を防ぎきれいな空気と酸素を供給する環境保全、生命維持機能を果たし、下流の都市部に住む多くの住民に恩恵を与えております。静岡県内には東から富士川、安倍川、大井川、天竜川といった一級河川がありますが、安倍川、天竜川は政令市、富士川は上流が山梨県ということですので大井川上流の川根本町が一番行政の支援を必要とする地域であります。
 そこで、より高齢化の進む将来に向けて中山間地域の医療提供体制を確保していくため、遠隔診療の可能性も含め県としてどのような支援を行っていくのか所見を伺います。以上について答弁を求めます。
 そのほかについては質問席で一問一答で行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(鈴木洋佑君) 吉林副知事。
       (副知事 吉林章仁君登壇)
○副知事(吉林章仁君) 桜井議員にお答えいたします。
 中山間地域の医療提供についてであります。
 高齢化の一層の進行は、川根本町などの中山間地域におきましても医療と介護の需要を増加させております。また住みなれた地域で高齢の方々が最期まで安心して暮らすことができるようにするため、必要とされる医療を確保できる体制を整えることは非常に重要でございます。
 県では、市町や医療機関、関係団体等とも連携をいたしまして中山間地域において訪問診療を実施する診療所数の拡大や訪問看護ステーションの設置の促進に努め、住みなれた地域で医療が受けられる医療体制の整備に取り組んでおります。また在宅での療養生活を医療や介護、福祉にかかわる多職種の方々が連携して支援するため、人材の育成や患者の情報を共有できる在宅医療・介護連携情報システムの普及を行い、効率的で成果の上がる支援ができるように努めるなど中山間地域が必要とする在宅医療の整備に取り組んでおります。
 遠隔診療につきましては、これまでも医師が患者の画像等を専門医のもとに伝送し診療上の支援を受けるといった医療機関と医師相互間のものを中心に既に一部で実用化をされております。今後は主治医による直接の対面診療を受けることが困難な状況にある離島、僻地等における患者の居宅等との間でテレビ画像等を通して診療を行う形態での遠隔診療が実用化されることが予想されるなど、遠隔診療の態様はますます多岐にわたるものと考えられます。
 厚生労働省の通知によりますと、病状の安定している患者に対して直接の対面診療と適切に組み合わせて行えば限定的ではありますが実施は可能との考え方が示されております。熱や痛みなどふだんとは異なる症状の発生や急病などで緊急を要する状態となった場合には医師との対面により確実な診断を下し患者に適切な治療を施すことが必要となります。そのため遠隔診療の導入につきましては、中山間地域における医療提供体制の整備を進めていく中で、国の動向も注視しながら総合的に検討をしてまいります。
 県といたしましては、中山間地域の状況に即した医療提供体制の確保に努めながら、市や町、関係団体等と協力して地域包括ケアシステムの構築を進めることによりまして、中山間地域においても将来にわたって安心して暮らせるふじのくにづくりの実現に努めてまいります。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 桜井勝郎君。
       (四番 桜井勝郎君登壇)
○四番(桜井勝郎君) これなかなかね、医師法の壁があって完全に遠隔診療するということは難しいと思いますけどもその過程でね、これは弾力的に扱えばやりようによってはできるかもしませんけども、やはり中山間地というのは先ほども申しましたように大変交通の便が悪いところに住んでいる方、それは里山を守っている方でございまして、どれだけ都市部の皆さんが恩恵を受けているということはそのやっぱりお返しとしてですね、私はこれからももっともっと医療に対して充実していくべきだと思っております。
 そういう面でとりあえずね、やはり県としてはですね、これは県だけではなくて市町もそうですけどもやはりそういうところへはね、巡回の医師を定期的に派遣してそして定期診断をして、健康寿命と言われてますからできるだけ医師にかかってですね、いつまでも健康であることをやっぱ維持しなきゃいかんということで思っております。
 そういう意味で県はですね、そういう、これは大井川流域だけじゃなくて政令市の天竜川も安倍川も富士川もそうですけども、やはりそういうところ、まあこれ伊豆もそうだと思います。そういう面でやはりこれ将来ね、やはり医師を確保して巡回してね、一週間に一回なり月に一回なり巡回してそして健康の維持を図るということが私は重要だと思いますし、今後ますます過疎化が進むところに、やはり嫁の問題だとか子供が町なかに行ってしまうとかそれは医療の問題もかかわってきますのでぜひ、これについては将来にわたって真剣にですね、考えていただくことを要望してこの件については終わりとしたいと思います。ありがとうございます。
 さて、ここからが肝心。知事の、普通は大体政治的姿勢を問うんだけども私は資質を問うと。この資質ってのはね、今まで私が県会議員になって一年半たちますけども、知事の答弁を聞いてるとどうもね、このうそっぽいような話も聞きますしね。それでね、まあ何かっていやあすぐ何だか知らんけども言いわけっていうのかね、後づけの言いわけなんてのは天下一品ですけどもそういうものを聞いてて、いやこれはね、やはり何か言わなきゃしょうがない。この資質について知事の資質がいいか悪いか、これはね、皆さんの御判断にお任せしますけども一つ二つばかり例を挙げます。それから浜松球場と桜ヶ丘病院と御幸通りの景観についてお話ししたいと思います。そうしないと、それを先に言わないと、その質問が生きてこない。
 そういうわけで、まずね、ことしだか去年だか記憶にあんまりないですけども、そういうのはないだけども言ったことは覚えてる。空港の立ち木の問題でね、知事はある議会でね、あれは私が解決したんだと。私はそのとき市長をやってた。それで立ち木の問題でもうにっちもさっちもいかなかった。そのときの立ち木の所有者は大井寿生さん。夜ね、何回も何回も町内会長と一緒に公会堂を転々として話をして、何とか知事と面談をさせてですね、この問題を解決したいと。それでやっと会う場面になった。そのときの空港の部長代理は元副知事の岩瀬さん。それともやりとりしながらそして面談まで向かったんですけども、どういうわけだかナンバーツーだかナンバースリーだか知らないのが邪魔が入ってそれがだめになっちゃった。
 そして、石川知事とも話をして、岩瀬さんも通して、この際もう知事、おやめにならないとこの立ち木の問題は解決しないですねと、石川知事に言うのは失礼だから岩瀬さんにね、これはちょっとね、もう知事、次の再選はね、やっぱり無理じゃないですか。それで石川知事は思い切ってそれを決断した。それによってあの立ち木の問題は解決したの。そういう土壌ができちゃった。それをね、私は石川知事の名誉のために言いますけども川勝知事があれは私が行って解決したって、あれは誰が行ったって解決できたんですよ。そういうことをやってあったから。それをね、ちゃんとね、しっかりその点はね、言っとかないかん。
 もう一つ、これはね、瓦れきの問題。私はそのときも島田市長。県知事から電話があった。岩手県の山田町のね、瓦れきを何としてでも静岡でやりたいと。桜井さん何とか――まあさんはつけてもらったけども――桜井さん何とか一トンでもいいから受け入れてくれって。もう私はね、よしわかったと。義を見てせざるは勇なきなり、知事に頼まれなくてもやるつもりでいた。余裕があったから、溶融炉の。それで説明会をやった。まあよそ者が入ってきた。えらい混乱。じゃあこれはしようがない。市長が説明するだけでもなく県から頼まれたんだから県の県知事来い。来ない。当時の大村副知事と岩瀬副知事、そして環境庁の副大臣が来てあの寒い中で説明会をやった。何度も知事に来てくれと言っても来ない。
 私はね、当時大村副知事とそして岩瀬副知事に何で来ないんだと。知事が頼んだ話じゃないかと。そしたらあの二人は普通だったら役人だから言いわけする。日程がつかない、突然所用ができた。しかしあの二人はね、いや何度も何度も知事に言ったけども首を縦に振らなかったと。ね、振らなかった。ああそうかと。それじゃあしようがないなと。細野大臣も来た、説明に。知事は来なかった。
 さあ、いよいよその瓦れきを受け入れる段階になって第一号が島田の溶融施設に入ってきた。県から来た、知事が行きたいって。私は断った。来るなと。さんざん来い来い来いと言うときに来なくてそういうときばっかり来て脚光を浴びるときしか来ない。で、細野大臣も来たの。知事は来た。来なくてもいいのに来た。三人でメディアの前で瓦れきを持って、それでえらい立派なことを言った。それはいい、まあ県知事だから私は敬意を表してるから文句は言わない。何であんた来ただって言わない。だけどもその後ですよ。外にはね、反対派がいっぱいいる、何百人って。細野大臣はそこへ行くって言うんだ、みんなの罵声を浴びても。じゃあ私も行きましょうと。あなたいなかった。知らん間にいなかった。そういうことをね、見てると、この一年半のあなたのね、言動はとてもじゃないけえが、この人本当に静岡県知事としてふさわしいのかなと思って疑問を持つ。
 そういうことでね、私はね、次の質問に入りたいと思いますけども、次じゃないわな、今はこれは前段階で話をしてる。
 浜松球場、まあ何だか知らんけが急に百八十億かけてあの篠原地区にね、浜松球場をつくる。きのうの平賀議員の話だと浸水地域だって、後でお話しします桜ヶ丘病院も浸水地域でありながら質が違う。質が違うったって両方ともレベルツーだったら浸水するんだ。だけどそのときね、知事はこう言ってんですよ。あれは二〇二〇年までにつくらなきゃいかん。百八十億かかってもオリンピックの野球の試合はあそこに誘致したい。誘致なんかできっこない。東京には野球場いっぱいある。
 それで最近になったらもう東北でやるっていうことになった、一次リーグは。そしたら今度は次は何と言った。あの堤防に散策している衆が一人でもあの野球場に逃げて来られるようにしたい。そのためにつくるんだと。人助けで百八十億も金をかける。それはいいことですよ、人助けだから。しかしあそこの堤防の延長は十七キロある。野球場の候補地は片側は十キロ、片側は七キロ、一人残らずあの野球場に来させるためには七キロ先の人が歩いて来たら何時間かかりますか、二時間以上かかる。大地震が来たら津波は二十分後、早くて。助かりますか、野球場へとんで来られますか。
 ましてやですね、大体野球場であそこでね、避難するために百八十億、防災機能を備えて浸水しないようにするって、要するに密室型の野球場ですよ、ね。それで防潮堤にいる人たちがね、さあ地震が来た、さあ逃げようったら、みんな自分の財産である、ほとんどあそこはね、鉄道も来てないところだ、車で来てる。スズキ自動車も乗ってくると思いますけどもみんな逃げますよ、安全な場所へ。家族のもとへ逃げますよ。
 じゃあその周辺の衆、野球場の周辺の衆、この人たちも野球場の中へ逃げませんよ。ましてやこれ偶然、災害っていうのはね、いつ何どき起こる、万が一想定外は考えられない。その野球場に二万とか三万の人が野球を観戦したときにさあ地震が来た。その人たちがここは安全だからっていってとどまる人いますか。まずあの東北の大震災の大津波で車がおもちゃのようにころころころころ流されているのを想像したら真っ先に自分の車へ乗って安全な場所へ帰りますよ。家族のもとにも帰りますよ。
 そういうことを考えたときに、何であの篠原地区に野球場をつくるの。これはこういう疑問は私だけじゃないと思ってますよ。それにね、百人、二百人、堤防を散策してる人、千人だかもしれないけども、その人を知事、助けるためにやるんだったって、そんな百八十億もお金をかけるだったらね、まだね、中部地区とか東部地区には未整備の防潮堤がいっぱいあるんだよ。そこの沿岸住民は何万、何十万という人が住んでる。百人、二百人のために何で百八十億かけるんですか。百八十億かけるんだったらそういうところへ、中部地区とか東部地区の沿岸の住民に先に金を、予算を組んでやったほうが、私は百人、二百人よりも何万の人のためのほうがお金をかける価値が私はあると思いますよ。
 そういうことを考えたときにね、知事、まだそれでもね、人助けだ。人助けっていうのはね、聞こえがいいですよ、それは。しかし中部地区とか東部地区の人助けはどうなるんですか。そういうことについてまず知事の御所見をお伺いいたします。
○議長(鈴木洋佑君) 村松交通基盤部長。
○交通基盤部長(村松 篤君) 知事の政治的資質についてのうち、浜松野球場についてお答えいたします。
 県では、浜松市沿岸域において防潮堤の整備を進めており、この完成により安全性は格段に高まることになり、千年に一度発生するレベルツーの津波に対しては一部の地域で浸水域が残るものの避難場所を確保することにより防潮堤背後地が安心して利活用できる高い可能性を持った土地に生まれ変わり、沿岸域の活性化に期待が寄せられるところです。
 新しく生まれ変わる土地に計画されている遠州灘海浜公園篠原地区には一団の未利用地があり、かねてよりその利用について県西部地域に不足している野球場の建設に対して浜松市や地元経済界から強い要望をいただいておりました。現在計画している野球場はこれらの期待や要望に応えるものであり、平時にはにぎわいや憩いの場になり、有事には津波避難施設の役割を持つものであります。さらには周辺地域への土地の有効利用や波及効果が期待され、沿岸都市部のリノベーションモデルになるものと考えています。
 県といたしましては、防災機能を兼ね備えた野球場が県西部地域におけるスポーツ振興の拠点として親しまれる施設となるよう、県民の皆様の御理解を賜りながら浜松市と一体となって取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 桜井勝郎君。
       (四番 桜井勝郎君登壇)
○四番(桜井勝郎君) 部長は大変だね、ええ。私はね、知事に聞きたいの。だから瓦れきの話をしたの。困るときにはね、逃げちゃうの。逃げちゃう。だからね、知事がはっきり言やあいいんだよ。やっぱさっきも、きのうの平賀議員にさ、威勢よくね、顔色真っ赤くして言ってたけども、とにかくこのことについてどうもね、二〇二〇年に何が何でも間に合わせたいということはね、要するに四ツ池の陸上競技場、あそこの競技場が要はね、国際競技場にするにはもう一つの陸上競技場をつくらなきゃだめなの。そのためには野球場が邪魔なの。だからその野球場はどこでもいいんだよ。陸上競技場をつくりたいんだよ。
 なぜかっていったら浜松地区の某企業の人は、もうそのリオオリンピックに陸上競技選手を出してる。野球は大してね、宣伝効果にならないんですよ。陸上競技のほうが世界にね、宣伝効果があるの。そのためには二〇二〇年に間に合わせたいの。しかし野球場がよそへ行かないことにはこれはできない。そういう意向が私は働いてるじゃないかなというふうに想像してる。断定はできないからね、想像してる。だからね、県会議員の皆さんはみんな反対、そういうのがどうも見えてるもんだから反対してるんですよ。野球場そのものは反対じゃない。
 あの例の防潮堤は一条工務店さん、三百億寄附して、そして防潮堤をつくってる。浜松には優良企業がいっぱいある。どうしてもね、陸上競技場をつくりたいなら別に密室の箱型の野球場じゃなくて篠原地区に陸上競技場をつくって、とりあえず二〇二〇年に間に合うように。それで今の四ツ池の野球場は、あれはね、あれだけの三百億を出す企業がいるんだからもっともっとね、大きい企業がいっぱいある、浜松には。だったらあそこを思い切って、何百万、多分あれドーム球場だと七百万か八百万か、ああいうね、民間から寄附をあおって、これは浜松市しかできない。県も応分の負担をして、もちろん浜松市も応分の負担をして、そうしてドーム球場をつくりゃね、これのほうがよっぽど災害対策になるんですよ。もし地震が来て避難したときに、ドーム球場だったら何万人の人が収容できる。仮設住宅の仮の住まいにもなる。それのほうがよっぽどお金がね、生きるんですよ。そういうことを何で考えないの。知事、あなたは知識がいっぱいある。知識がいっぱいあるけどね、知恵がないんだよ。幾らね、大学教授やったからと思って、やっぱ庶民の気持ちっつうのはね、貴重な県の税金を使うにはやはり考えるですよ。
 先ほども話があったけどね、二千人の人と現場の意見を聞いてだか何だかんだ言ってるけえが、一番地元のことを知ってるのはここにいる県会議員ですよ。県会議員の意見を尊重して、市民の意見を尊重する前に県会議員はそこに住んでそこのDNAでいろんな苦労話を聞いてる。この人たちの意見のほうがよっぽど大事なんだ。それを素直に私は受けるべきだと知事は思いますよ。それについて知事、どう思いますか。
○議長(鈴木洋佑君) 知事、答弁要求があります。
 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 県会議員における御意見をここで謹んで拝聴しているということでございます。県会議員の先生方と一般県民、市民のその意見、同じように大切に承っております。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 桜井勝郎君。
       (四番 桜井勝郎君登壇)
○四番(桜井勝郎君) それではね、次の質問に入りたいと思います。
 桜ヶ丘病院ね、まあこれ浜松球場も浸水するけども桜ヶ丘病院は浸水する。そんなところへ病院つくるなんて反対だって県知事が言った。静岡市のやることを一々県がね、あんまり介入しないほうが私はいいと思いますよ。いろんな文書を見ますと、何だか知らんけえが桜ヶ丘病院の岡地区の住民は私のところへ反対してきた。静岡市へ行かずに私のところへ来たのはどういうことでしょうって言ってるけども、去年から静岡の市長とあるいはその地区の住民と意見交換をしたり、市長が出向いて話をしたり、これは二月、三月ですよ。そういうことをね、さておいて私のところへしか来なかったっていうようなこと、これ事実に反する。そうして静岡をね、侮辱する。これは御幸通りも同じですけどもね、後でしゃべるけど時間がなくなっちゃうからね。
 だから桜ヶ丘病院がだめだって、あそこは皆さんね、レベルツーのがそのまま防潮堤もなくて来たら一・四メートルの浸水をする。だけどもあそこは港湾。港湾はどうしても防潮堤を兼ねた津波対策を考えなきゃいけない。そうしたらレベルワンに対応する防潮堤というかね、港湾整備をしなきゃいかん。そうしたら清水の予定地のある市役所の跡地は十センチの浸水なんですよ、十センチの。一・四メーターじゃないの。浜松は二メーター、浜松球場は。そういうところを何で反対、静岡市がやることを一々けちつけてね、あなたは静岡市に向かって独善的だ、エゴだ、この文書を見るとありとあらゆるばり雑言というやつだな。
 だけどね、どう考えたってこれはね、あなた二重行政だ何だって二重行政をつくってるのあなただと私は思いますよ。静岡市に一々けちつけて、静岡の人は立派ですよ、冷静に判断して一々答えて、答えだ。答えても、きょうの新聞、答えになっちゃない。何ですかこれは。どっかの因縁みたいなもんですよ。そういうことについて私は絶対にね、そういう静岡の自治権をね、ないがしろにするようなことはやめていただきたい。
 私はね、島田市の人間ですけどもね、中部五市で消防から何からいろいろ協力してる。だから静岡市がね、県知事にね、侮辱されるというのは我慢ならないんですよ。そういうね、県は県全体のグローバルにものを考えて、静岡市のやることだけはね、一々けちをつける。これはねビジターセンターもしかり、三保松原の遊歩道もしかり、みんなけちをつけてる。腹が立ってしょんない、私は。余分なことかもしれんけどね、島田のことじゃないから。だけどもね、我慢がならないです。こういうことをちゃんと言っとかないとあなたは調子に乗ってね、言いたいこと言うんですよ。そういうことについてあなた、どう思いますか。
○議長(鈴木洋佑君) 川勝知事。
○知事(川勝平太君) 私の政治姿勢についてのうち、桜ヶ丘病院についてお答えいたします。
 その前に、立ち木の問題ですが、立ち木は石川前知事が御解決なさったのです。そしてその後、竹が生えてきたのです。そしてそれをお切りにならないと言われるので二千五百メートルの全線開通ができなくなったのですね。それで八月十六日にお目にかかって、そして御同意賜って、そして切っていただいて八月の末から全線開通になったと、そういうことでございます。立ち木の問題ではありません。
 さて、私は知事就任以来県民の命を守る危機管理を最重要課題に掲げ、常に県民本位の県政運営に取り組んでまいりました。市民は同時に県民でもあります。私は今回のような県民、市民の安全・安心に直接かかわる危機管理事案につきましては課題を見過ごすことなく率直に意見を申し上げ、事態の改善に向けた行動を起こすことが県政を預かる者の使命であるというふうに考えております。
 桜ヶ丘病院は、災害時には重症患者等の処置及び治療を行う救護病院に位置づけられております。津波浸水想定区域にある静岡市役所清水庁舎に移転した場合、津波災害の際には上下水道や道路等が浸水し、診療に不可欠な水や衛生の確保に加え患者輸送にも困難となるなど救護病院としての機能が十分に発揮できないのであります。この清水庁舎への桜ヶ丘病院の移転は三月下旬に突然発表せられ、そして県の当局すなわち危機管理部も健康福祉部もすぐに反応いたしまして反対を表明したわけであります。以後、市長は住民に御説明をなさっておられません。
 そうした中で、私は桜ヶ丘病院にも、また桜ヶ丘公園にも参りました。そしてそこでお目にかかった住民の方々と御意見を交換いたしまして、そこの地に移してほしいと。そして清水庁舎は絶対に嫌だと。そしてまた大内新田のところにグラウンドを移すことができるのでこれのほうが合理的であるといった意見を伺ったわけであります。
 そうした経緯の中で、九月十三日に病院のある自治会の方々が私を訪れられまして、津波浸水想定区域にある清水庁舎への病院移転に反対である、また清水庁舎を移転候補地に決定した経緯が明らかでないということなので、自分たちにかわって静岡市長に直接問いただしてほしいというふうに頼まれたわけでございます。
 したがって私は、県民の生命財産を第一とする立場から桜ヶ丘病院の清水庁舎への移転には県全体として反対である旨を表明し、その上で病院の開設者である独立行政法人地域医療機能推進機構――JCHOに対しまして九月二十日移転候補地に関する補足資料の提供を行いまして適切な判断をされますよう要請いたしました。また静岡市長に対しましては移転候補地を決定した経緯が明らかでありませんのでその経緯について住民への説明責任を十分に果たすように文書で求めたわけでございます。
 私は、命山とか津波避難タワーなど災害時に安全を確保する機能が整備されていれば津波浸水想定区域に人が集まる施設が立地することをもとより否定するものではありません。しかし入院患者が日々生活を送り、災害時には命を守る拠点となる病院については一時的にもその機能を失うことは許されません。この点でにぎわい施設や教育施設などと同列に扱うことはできないのであります。
 静岡市長からは、今週月曜日に文書での回答がありましたが、地域住民の意見を代弁した私並びに地域住民が求めていたのは市長御自身が政治判断をし清水庁舎を移転候補地とした理由について述べられていないので、この点については改めて回答を求めたいと思っております。
 なお、問題の本質は、例えばここの今、井川御幸通りというのがありますが、これ冒頭に県道井川御幸通りとついています。しかし今、私どもはそれに一切関与することはできないのです。しかしこれを権限を移譲するについては、最初の数年間はもちろん能力もありませんからこちらがお手伝いをしておりました。こうしたことにあらわれていますように県の権限と同じ権限を政令市は持っております。この政令市が持っている権限と道府県が持っている権限が同じであることが、現在政府のほうで調整会議をしてこれについて解決をするようにと、あるいは先般大阪都構想で国論をにぎわすほどこの問題が顕在化したのは御承知のとおりでありまして、問題の本質は政令指定都市としての能力を持っているかどうかということです。
 川崎市の十倍の面積、したがって川崎市の十倍の能力が必要です。しかし川崎市は人口は百四十万です。こちらは七十万です。したがって実質上川崎市の二十倍の能力がなければこの地域をしっかりと行政することはなかなかに難しいのであります。そうしたことが問題の根っこにあるということをよく御理解いただきまして、政令指定都市と都道府県との二重行政というものが実は制度上の問題であるということを御理解いただきたいと存じます。以上であります。
○議長(鈴木洋佑君) 桜井勝郎君。
       (四番 桜井勝郎君登壇)
○四番(桜井勝郎君) 私は、まだ御幸通りの質問はしてないだけども。要はね、桜ヶ丘病院で住民の皆さんとお会いしてね、住民が反対だ反対だって言ったときにね、私は聞いた話ですから確認はしてませんけどもね、その住民の一部はね――岡地区の住民ですよ――防潮堤ができてレベルワンにやれば十センチぐらいの浸水で済むと。だったら清水市役所の跡地でもいいじゃないかという意見が出たらしい。そうしたら知事はね、それを遮った。何だあくまでも反対しろって言っただか言わないだかそれは確信してないから、そういう話が入っている。だからあなたがね、何で桜ヶ丘病院の清水旧市役所の跡地を反対するだかって、これはね、嫌がらせの何物でもない。これはね、静岡市が憎くて憎くてたまらん。何でかっていったらね、思うとおりにならないから、自分の。ふじのくにの国王の専制君主じゃないんだ。うん、正直言って。
 だからそういう形でね、静岡市のやることは静岡市にお任せしたほうが私はいいと思いますよ。いろいろ聞くと社会保険庁の下部のその桜ヶ丘病院は、もう知事がああいうことを言ったもんだからどこにしていいか困っちゃってる。困ってるとね、じゃあいいや、撤退しちゃえってことになっちゃうの。そうしたらその周辺のね、市民はどうなるんですか。撤退したら誰が責任とるんですか。あなたがね、静岡市に介入するからこうなるの。その責任はあなたにあるんですよ、もし撤退したら。そういうこともよく考えて、私は静岡市に対応していただきたいと思います。いつまでも門戸を開いてる、いつでもいらっしゃい、いらっしゃいって、さんざん静岡市の悪口を言って、誰が来ますか、門戸を開いてて。それは人間の人情というものですよ。そういうことをよくね、お考えになってやっていただきたいと思います。
 あと一分しかないから御幸通りの話をします。
 御幸通り、静岡駅からね、中町まで八百メーター、景観が悪い、景観が悪い。私、静岡からね歩いて、それで途中で宝くじを買う。今度十億当たるかもしれない。歩いててお堀が見える。知事はね、景観が悪いだ、ああでもないこうでもないって言ってるけどね、お堀を見たらね、鉄筋コンクリート造のね、県庁のね西館と東館と別館がある。これのほうがよっぽど景観が悪いよ。御幸通りのあの通りね、そら県道かもしれんけんが建物は県が建築確認出したやつだから、静岡市に聞くとなまこ壁だか何だかをつくって何とかね、努めようと。しかし一番悪い景観は、私はどうでもええ、そんなものは。鉄筋コンクリートでも別に違和感を感じない、文化的素質は私はないだから。それがお堀の中にね、高層ビルが三つもある。こういうのを棚に上げてね、やれ静岡市は景観が悪いだ、井川線がどうのこうのだ、道路が決壊したらどうするだって、そういうことをね、やっぱり言わないほうが私はいいと思いますよ。
○議長(鈴木洋佑君) 四番 桜井勝郎君、時間です。
○四番(桜井勝郎君) 最後にね、最後。
○議長(鈴木洋佑君) はい、終わりです。
○四番(桜井勝郎君) まあ、やめますわ。(拍手)
○議長(鈴木洋佑君) これで桜井勝郎君の質問は終わりました。
 議事の都合により休憩します。

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