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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成24年12月静岡県議会定例会

櫻町 宏毅 議員(民主党・ふじのくに県議団)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/19/2012番目)
答 弁 者知事


○議長(小楠和男君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 櫻町議員にお答えいたします。
 初めに、県内自動車産業の果たしてきた役割と将来に対する私の認識についてのうち、自動車産業に対する総合的な支援策についてであります。
 本県では、電気自動車などの次世代自動車の開発や普及を図る大手自動車メーカーの動きに合わせまして、平成二十二年度に国のEV・PHVタウンの指定を受けました。ふじのくにEV・PHV推進アクションプランを策定いたしまして、県、市町、企業をメンバーとする普及協議会を設置いたしまして、車両の導入や庁舎などへの急速充電器の設置を進めているところでございます。また全国EVサミットや全日本学生フォーミュラ大会で県内企業の電気自動車部品の展示紹介を行うとともに、県工業技術研究所において、部品の常設展示、機能・構造の研修会を開催しております。さらに次世代自動車の試作、実証試験を行う中小企業に対し助成をするなど県内の自動車関連企業が取り組む技術開発や人材養成、販路開拓に対して積極的に支援をしております。これらの取り組みに加えまして、研究所や工場の新設、増設を行う企業に対しましては、企業立地補助制度の見直しを行い補助率や限度額の引き上げを図るなど、県内におきまして研究開発や次世代の自動車の生産に引き続き活発に取り組んでいただけるよう自動車産業の定着にも努めております。
 こうしたことの一環といたしまして、西部、中部、あるいは議員の御地元の自動車関連産業、部品工場などを訪問しております。そうしたときに、県知事が来たのは初めてであると言われて歓迎していただいて、そしてそれが励みになっているということを私自身が知りまして、私自身も感激するというようなことがたびたびございました。特に県議の地元近辺の大手メーカーに参りましたところ、初めて知事が来て感激したと。したがって、雇用の確保と定着を約束するといった、そうしたうれしいお返事もいただいたのはつい最近のことでございます。
 県といたしましては、次世代自動車の普及促進のための環境整備、地域企業の技術開発や販路開拓への助成などを通じまして、例えば少子高齢社会に対応したイノベーションなども進めていただいております。近距離の運転しか行わず高速道路も利用しない二人乗りの小型車両といったようなものでございまして、そうした近距離専用の新しい車のイメージ、これなどは高齢者のための車ということで、そのイノベーションなどについても支援してまいりたいと。そして本県のものづくりの基幹産業として、県内経済を牽引する大きな役割を担っている自動車産業に対しましては、今後とも総合的な支援に努めてまいります。
 次に、富士山世界文化遺産登録を目前に控えた景観の形成と保全についてであります。
 荘厳な姿を持つ富士山は、日本と日本文化を象徴する美しい山として世界的な評価を受けております。その価値を確実に後世に継承していくためには、富士山周辺地域の美しい景観の形成と保全はまことに重要であります。そのため県では、富士山周辺の六市三町と平成十九年度に富士山地域景観協議会を組織いたしました。案内看板の集合化などの景観改善に向けた取り組みを行っております。またふじのくに色彩・デザイン指針に基づきまして、景観に配慮した公共施設の整備を推進しております。本年度は、富士山周辺の統一的な景観形成と保全をさらに推進するため富士山周辺景観形成保全行動計画を策定しているところでございます。この行動計画におきまして富士山周辺地域における景観特性を踏まえまして、景観形成方針をお示し申し上げるとともに、県、市町、地域住民等の役割の分担や景観上重要な地区における方策等を定め電線類の地中化や屋外広告物対策等の具体的な取り組みを実施してまいります。
 富士山周辺地域におきましては、建築物の高さ制限など市町の景観施策にはその取り組みの姿勢にばらつきが見られるのは遺憾でございます。このため私どもとしましては、市町に景観行政団体への移行や建築物の高さ規制の実施などを強力に働きかけています。先般建物よりも高い広告塔がございましたけれども、これを建物の高さ以下に押さえていただくというような、そういういい事例もあらわれております。地域住民等の関係者の皆様と緊密な連携を図りながら、富士山周辺地域の美しい景観の形成と保全を積極的に推進してまいります。法的には問題ない。しかし自分のものでも建物は人の目に映りますので、景観自体は公共性を持っていると。こうしたことはとても大事な価値観になると存じます。これを推進してまいりたいと存じます。
 その他の御質問につきましては、関係部局長、教育長から御答弁申し上げますが、一言、北海道の高校の事例で医学部進学カリキュラムについて御紹介ございましたけれども、私は、これからの高等学校は、これまでのような普通高等学校の科目を満遍なくこなしていくということから思い切った専門性と、特に専門高校などの取り組みを参考にしながら、こうした専門性に向けた取り組みというものについては教育委員会を通じて積極的に支援していただくというそうした方向性を今考えているところでございます。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp