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本会議会議録
答弁文書
平成13年９月静岡県議会定例会
小楠 和男 議員(自由民主党)の 代表質問 に対する答弁
（質問日:09/28/2001番目）
| 答 弁 者 | ： | 警察本部長 |
○議長 (伊東伊佐美君) 知念警察本部長｡
(警察本部長 知念良博君登壇)
○警察本部長 (知念良博君) 警察官の増員について､ 考え方とその取り組みについてお答えいたします｡
議員御指摘のとおり､ 県内の治安情勢は､ 刑法犯の発生件数が年間で六万件を突破するなど､ 質､ 量ともに厳しさを増しており､ またストーカー事犯の取り締まり､ 犯罪被害者に対する支援など､ 県民から寄せられる要望も多様化し､ その数も年々増加しております｡ これに加えて､ 先般のアメリカにおける多くのとうとい人命を奪う同時多発テロ事件の発生などにより､ ここへ来て重大テロ事件の未然防止対策が､ 従来にも増して重要な課題となるなど､ 警察の業務負担はさらに重くなってきている状況にあります｡
治安は､ 総じて極めて厳しいものとなっており､ これに対処するため､ 県警察としましては､ 警察官の増員を強く訴えてまいりましたところ､ 本年度､ 県議会を初めとする関係当局の御理解と御支援が得られ､ 二百四十人の警察官の増員措置が認められたところであります｡
しかしながら､ 県民に身近な犯罪を防圧検挙し､ 県民の不安感を解消するための体制を確立するため､ また､ 複雑多様化する警察事象に対処するための体制を確立するためには､ 警察力のさらなる増強が必要であると考えます｡ これをより具体的に申し上げますと､ 街頭犯罪対策の強化､ 交番機能の強化､ ストーカー事案の取り締まりの強化､ 告訴告発事件捜査の強化､ 在日外国人組織犯罪捜査の強化､ 不法滞在者対策の強化､ 環境犯罪の捜査強化､ 犯罪の増加に伴う留置管理体制の確立などのためには､ なお相当数の警察官の増員が必要であり､ 県警察としましては､ 国を初め関係当局に対しまして､ 今年度に引き続き､ さらなる増員について要望を行っているところであります｡
県警察としましては､ 全職員が一丸となって治安維持に邁進してまいる決意でありますし､ 第一線現場の警察官も力の限りを尽くして治安維持に当たっておりますので､ 危険水域にある県内治安を速やかに回復し､ 県民が真に求めている安全と安心を確保するためには､ 今後さらなる増員措置が必要であることを重ねて訴えますし､ 御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げるものであります｡
○議長 (伊東伊佐美君) これで小楠和男君の質問は終わりました｡
議事の都合により休憩します｡
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