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本会議会議録

議会補足文書

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平成12年2月静岡県議会定例会
鳥澤 富雄(企画生活文化委員会)委員長報告
発言日: 03/17/2000
会派名: 平成21



    ○議長 (宮田行正君)  次は、 企画生活文化委員会委員長 鳥澤富雄君。
            (三十九番 鳥澤富雄君登壇 拍手)
    ○三十九番 (鳥澤富雄君)  企画生活文化委員会における審査等の概要と結果について御報告いたします。
     今回、 当委員会に付託されました案件は、 第一号議案 「平成十二年度静岡県一般会計予算」 外八件であります。
     最初に、 企画部関係から申し上げます。
     まず、 委員から、 静岡空港の建設について、 新幹線トンネル防護工事費が二十五億円から九十五億円に大幅増額になった詳しい経過とその財源補てん策、 また、 財政難やJR東海が難色を示しているなどの状況の中で、 新幹線新駅設置準備作業を推進する理由や、 静岡空港将来構想検討有識者懇談会において示された新駅建設コストの試算の方法などをただしたところ、 当局から、 トンネル防護工事の増額理由は、 JR関係者、 大学教授等で構成する技術検討委員会で構造計算や模型実験、 材料試検など各方面から長期にわたり検討した結果、 当初予定した材料、 工法等を最適な気泡モルタルによる軽量アーチ構造に変更せざるを得なくなったためである、 工事費の増額分は、 アクセス道路の牧之原・金谷ルートを平面化に変更すること、 榛原・吉田インターチェンジルートのうち南原ルートの工事着手を開港後に先送りすることにより約六十億円の減額、 残りの約十億円はコスト削減で対応することにしている、 新駅設置は、 空港の機能、 利便性を考えると、 交通機関の連携が重要であるとともに、 首都圏第三空港の補完機能を担うということからも必要であり、 実現できる可能性が出てきた場合には、 すぐに着手できるよう準備を進めるものである、 建設コストについては、 鉄道事業の平均的単価や過去の新駅設置の状況、 他県の新駅整備計画などを参考に試算した、 また、 あわせて新駅候補地については、 新駅設置期成同盟会の中で決定したいとの答弁がありました。
     なお、 委員から、 現在、 精査作業中である新手法による空港利用者見込みの試算について、 路線別等の細部についても、 できる限り早く公表してほしいとの要請がありました。
     次に、 平成十三年に予定されている乗り合いバスの規制緩和により、 赤字バス路線の廃止が懸念されるが、 県民の足を確保するため、 県としてどのような対応を進めていくかただしたところ、 地域交通の確保方策については国で検討しているが、 国に対し補助金など十分な財源を確保すること、 県主催の地域協議会の協議結果が確実に反映されるよう制度的に明確にすることなどの意見を出している、 また、 市町村に対しては、 昨年十一月から十二月にかけて説明会や情報交換を行い、 三月には、 バス事業者と話し合う予定をしているなど、 各地域ごとにきめ細かい対応をしていくとの答弁がありました。
     次に、 公設民営方式で設立され、 本年四月に開学する静岡文化芸術大学への地元の具体的協力内容をただしたところ、 浜松市からは、 校舎敷地の提供、 周辺の道路整備の促進や財団への職員の派遣、 民間からは、 図書、 教育研究用備品、 樹木の寄贈などの協力をいただいている、 今後、 実習の場の提供や地元就職のあっせん、 寄附講座、 奨学金の支援等を期待しているとの答弁がありました。
     このほか、 ユニバーサルデザインの推進のあり方、 浜岡原発六号機にかかわる中部電力社長発言に対する県の対応、 県立大学における朝鮮高級学校卒業者の受験受け入れ、 テクノスーパーライナーの活用などについても質疑等がありました。
     次に、 生活・文化部関係について申し上げます。
     まず、 委員から、 グランシップの運営や財団法人静岡県舞台芸術センター、 いわゆるSPACを中心とした舞台芸術への取り組みなど文化行政について、 基本的な考え方やこれまでの事業への評価についてただしたところ、 成熟社会にあって、 文化は非常に大切なものであり、 福祉や環境、 地域振興などと同様、 行政が取り組むべき重要な分野であるとの認識のもと、 所管する組織を文化政策室と改め、 グランシップを文化活動の拠点として活用するとともに、 ソフト活動を含めた舞台芸術を戦略的に展開していきたいと考えている、 グランシップは、 これまで百二十万人を超える入館者を迎えており、 今後は、 交流の拠点となるようなイベントの企画とともに、 大型コンベンションの誘致にも取り組んでいきたい、 舞台芸術については、 シアター・オリンピックスの開催により国内外への静岡情報の発信に大きな成果が得られた、 また、 県民の舞台芸術への関心、 参加意欲も高まっていると受けとめている、 SPACにおいては、 今後、 日常活動を通じ、 本県文化の振興やさまざまな分野への波及効果を期待したいとの答弁がありました。
     次に、 現在開催中の伊豆新世紀創造祭の進捗状況と大型イベントへの取り組みについてただしたところ、 当局から、 伊豆新世紀創造祭では、 来訪客へのもてなしとして、 地元の観光協会や温泉旅館組合などが中心となっての各種イベントへの積極的な出店、 買物割引券の提供などをしてもらっている、 各地で開催しているイベントへの来訪者が、 二月末現在百九十六万人で、 昨年度に比べ三五%の伸びとなっており、 順調に推移していると考えている、 大型イベントの推進については、 今後とも、 地元と連携して、 交流人口の増大と地域づくりに努めていきたいとの答弁がありました。
     次に、 これまでなじみが薄かった英国ウエストミッドランド地域と交流する理由と交流内容をただしたところ、 ウエストミッドランド地域側が、 静岡県の広域行政や行政改革への関心などから、 本県との交流の意思を明確に持っていること、 教育や文化、 スポーツなど、 県民が関心を持つ分野での交流を中心に進めることで双方の意見が一致したことなどから、 この地域との交流を推進しようとするものである、 正式には、 来年のできるだけ早い時期に文書をもって交流の意思を確認するが、 交流の手始めとしては、 ことし八月本県で開催する全国高等学校総合文化祭や来年の静岡世界少年サッカー大会に代表チームが参加するほか、 交流の主体となる県民が交流しやすい環境を整えていきたいとの答弁がありました。
     そのほか、 「Shizuoka 春の芸術祭」 の内容、 県立美術館を子供たちにアピールする方法、 女性政策室を男女共同参画室に改称する理由と、 ドメスチック・バイオレンスへの対応、 東富士演習場使用協定の改定における重要課題と立会人としての県の対応、 浜名湖ガーデンパーク整備事業の進捗状況などについても質疑等がありました。
     以上が当委員会における審査等の概要でありますが、 結果といたしましては、 議案第一号、 第六十五号、 第八十八号、 第八十九号及び第九十四号は賛成多数をもって、 議案第二十号、 第二十一号、 第四十三号及び第五十二号は全員一致をもって、 それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で委員長報告を終わります。 (拍手)

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