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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成29年6月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/20/2017番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 小長井議員にお答えをいたします。
 ワサビの世界農業遺産に向けての取り組みについてであります。
 静岡水ワサビの伝統栽培は、静岡市有東木地区において初めて栽培されて以降四百年にも及ぶ歴史と和食文化への貢献、豊富な湧水を活用した独自の栽培技術と生物多様性の保全、すぐれた景観などが評価され本年三月に日本農業遺産に認定されましたことは議員御指摘のとおりでございます。五月には私が会長を務める静岡わさび農業遺産推進協議会から世界農業遺産認定の申請書原案を農林水産省へ提出したところであります。今後九月に予定されている国内専門家へのプレゼンテーションを経て国連食糧農業機関へ正式に申請する予定となっております。
 今後、世界農業遺産認定を契機に国内だけでなく海外からも注目が高まり、ブランド力もますます向上すると見込まれます。そこから生産者の方々も一層誇りを持ってワサビ栽培に取り組まれることが期待されます。
 また、観光交流客が増加することが見込まれる中、ワサビ産業のみならず宿泊施設、直売所など山間地域の活性化にも好影響が期待されます。さらにワサビ田の保全に向けた機運が高まることで地域の子供たちの環境学習や企業の社会貢献活動への波及も想定され、これを期待しております。地元では来訪者の増加に対応するためワサビ田周辺の遊歩道の設置を検討されていますので、県は受け入れ体制の整備について支援をしてまいります。
 さらに、協議会が主体となりまして複数言語によるホームページやパンフレットを作成いたします。そのことにより独自の栽培方法や樹木に囲まれ四季折々に移り変わる景観など、静岡ワサビの、またそれを取り巻く環境の魅力発信に取り組んでまいります。
 県といたしましては、こうした取り組みに加え農林技術研究所が開発いたしました生育が早くこれまでの品種に比べ生産量の増加が期待できる新品種「伊づま」の普及や優良種苗の安定供給技術の確立、ワサビの運搬等の作業省力化のための作業道並びにモノレールの整備の支援等により生産振興を図ってまいります。あわせまして名実ともに日本一のワサビ産地として、静岡ワサビのブランド力強化に取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp