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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年6月静岡県議会定例会

小長井由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:06/27/2018番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 自動運転の実用化についてのうち、公共交通機関の自動運転についてお答えをいたします。
 本県の路線バス系統数は、利用者の減少や運転手不足により平成二十八年度までの三年間で約一割減少したほか運行している系統の約三分の一が行政の財政支援を受けているなど、路線の維持は大変厳しい状況にあります。一方路線バスの抱える課題を解決するための一つとして現在自動車の自動運転への取り組みが世界規模で活発に展開されており、自動運転が実用化されれば公共交通を維持する上で有効な手段になると考えております。しかし自動運転技術の確立や法制度の整備、公共交通事業としてのビジネスモデルの確立などの多くの課題が存在をしております。
 このため、県では本年五月、自動車メーカー、大学、地図作成会社等と連携をして自動運転にかかわるプロジェクトを立ち上げました。自動運転の実用化に向けては車両、運転を制御するソフトウェア、走行のベースとなる地図などが必要となるため連携機関がこれらを準備し、県は道路の三次元座標データや実験場所を提供するほか関連法規制の確認や地域との意見交換を行うとともにプロジェクトの推進役を務めることとしております。
 公共交通機関の自動運転化に当たりましてはさまざまな道路状況において走行安全性が確保されていることが不可欠であることから、本プロジェクトではまず小型の電気自動車を用いて本年度小笠山総合運動公園付近で実証実験を行い、その後さらに県内各地で自動運転の走行実験を展開していきたいと考えております。また試験車両に乗車された方、地域住民の方々などを対象に自動運転に対する期待や不安、改善すべき点などについて御意見をお聞きし利用される方の視点から実用化に当たって必要となる諸条件を検証してまいります。
 近い将来の自動運転の実用化に向けて、速やかに県内で次世代モビリティーによる公共交通サービスが提供されるよう、県といたしましては新しい日本づくりのモデル、拠点を目指して関係機関とともに本プロジェクトに取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp