本会議会議録
答弁文書
令和元年9月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:09/24/2019番目)
答 弁 者 | : | 知事 |
○知事(川勝平太君) 相坂議員にお答えいたします。
東静岡地区における文化力の拠点整備と大学コンソーシアムについてであります。
ふじのくに地域・大学コンソーシアムは平成二十六年に設立されました。以来行政、経済界等と広範なネットワークを形成いたしまして単位互換授業の実施、学生による地域課題の研究等々に取り組み、本年三月には二〇一九年から五年間の中期計画を取りまとめられたところであります。
この計画は四つのミッションを掲げております。第一、静岡県ならではの教育の推進、第二、地域で活躍する人の育成と地域活性化への貢献、第三、国内外問わず幅広く活躍できる人材の育成と環境づくり、第四、高等教育機関の基盤強化の四つでございます。国立、公立、私立の垣根を越えた県内全ての高等教育機関の連携を深め、教育力や研究力の一層の向上を図ることとされております。
文化力の拠点につきましては、有識者の皆様に取りまとめていただきました基本構想並びに基本計画案の考え方を踏襲し、また新たな県立中央図書館を中心とした知の拠点として整備する方針を立てております。この方針のもとで、多様な交流やにぎわいの創出に向けて民間事業者からの御意見を伺いながら事業手法や導入機能などについて検討中であります。
こうした中、大学コンソーシアムはふじのくにならではの学び、人づくりを担う拠点であり、本県の文化を体験し新たな創造につなげる新しい知的空間の中に位置づけ、留学生や社会人等の多様な人々が学び交流し創造する場を県民の皆様に提供する重要な機関であると考えております。
具体的には、大学間連携によるふじのくに学の講座の開催、また共同研究を初め本年度から新たに設置した留学コーディネーターを活用したグローバル人材育成事業の実施や県内経済四団体との包括連携協定に基づくリカレント教育の推進などを期待しているところです。
私どもといたしましては、本県の文化の向上、知的創造、知的発信の文化力の拠点の早期形成に向けてスピード感を持って取り組んでまいりますとともに、本県の次代を担う多様な人材の育成に向けまして大学コンソーシアムが魅力的な拠点となり学生のみならず世代を超えた県民の皆様を対象とした高等教育が展開されるように積極的に支援をしてまいります。
その他の御質問につきましては、副知事、関係部局長から御答弁を申し上げます。
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