• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年2月静岡県議会定例会

大石 裕之 議員(無所属の会・責任世代)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:02/27/2018番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) まず、ふじのくに魅力ある学校づくり推進計画についてお答えいたします。
 現在策定中のふじのくに魅力ある学校づくり推進計画は、少子化に伴う人口減少やグローバル化、情報化の急速な進展などにより社会情勢が大きく変化する中、今後の高校の基本的な方向性を定め教育内容の充実や環境の整備等により魅力ある学校づくりを推進するためのものであります。計画案は教育に関する大綱及び教育振興基本計画の方向性や第三次長期計画検討委員会からの御助言を踏まえ生徒や社会のニーズの変化はもとより地域の実情等を考慮した学校づくり、家庭の経済事情による教育格差や特別な支援を必要とする生徒への対応等を課題として捉え今後の高校のあり方を示しております。
 具体的には、中高一貫校の新たな設置やスポーツに関する学科など技芸を磨く実学の奨励に係る新たな学科の設置等について検討するとともに、専門高校のさらなる充実やグローバル人材を育成するための国際バカロレアの教育プログラムの導入についても研究を進めていくこととしております。
 また、中山間地域等の学校についてICTを活用した遠隔教育システムの導入や地域資源、人材の活用などに加え新たな魅力を備えた新構想高校への発展的な改編により教育環境の充実を図るほか、共生・共育として特別支援学校高等部分校の設置等を検討していくこととしております。
 教育には子供たちが学び、鍛え、心豊かにする場を提供し自立して社会参加を促す責任があります。
 県教育委員会といたしましては、議員御指摘の点も踏まえよりよい教育環境となるよう魅力ある学校づくりに努めてまいります。
 次に、教職員の不祥事の根絶についてであります。
 教育委員会が一丸となって不祥事の根絶に努めている中、教職員の逮捕や懲戒処分が発生していることはまことに遺憾であり、県議会を初め県民の皆様に改めておわび申し上げます。
 議員御指摘のとおり、平成二十八年度の懲戒処分は二十四件と過去十年間で最も多かったことから本年度はさまざまな観点から不祥事防止対策の強化に努めております。このうち飲酒運転の防止や交通事犯・事故の削減につきましては、アルコールチェッカーの活用を初め取り組み強化月間の設定や飲酒運転の実例に基づく研修を実施したほか損害保険会社と協力し県立学校の教職員がウエブ上で毎月交通安全について受講するeラーニング研修等を行っております。また常に携帯できる不祥事根絶カードを全教職員に配付し、さらにストレスを抱える教職員の悩みを直接聞き取るサポートルーム相談員を増員いたしました。これまでに若手教職員を中心に約八百人と面談を行うなどメンタル面から不祥事を防止する取り組みも充実したところであります。
 しかしながら、本年度の懲戒処分件数は二月末現在で十一件と依然として不祥事が発生しております。このため一月末に開催した教職員コンプライアンス委員会の御意見も踏まえ来年度は取り組みをさらに強化しeラーニングの小中学校への拡大や相談制度、通報制度の利用促進のための一層の広報、周知を図っていくほか、管理職のストレスケアのための支援にも取り組んでいくこととしております。
 不祥事の根絶には教職員の意識が何より重要であります。今後も教職員一人一人の使命感や危機意識が高揚する取り組みを通じて不祥事の未然防止を図り、子供や保護者を初め県民の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp