• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成13年2月静岡県議会定例会

植田 徹 議員(自由民主党)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/05/2001番目)
答 弁 者知事


    ○副議長 (芦川清司君)  石川知事。
            (知事 石川嘉延君登壇)
    ○知事 (石川嘉延君)  植田議員にお答えをいたします。
     初めに、 地域ぐるみの地球温暖化対策と富士山の景観向上についてであります。
     環境の世紀とも言われる二十一世紀が始まった今こそ、 人類共通の課題である温暖化を回避し、 快適で美しい緑の地球を次の世代に継承していく必要がございます。 このため、 来年度から環境部に地球環境室を新たに設置をいたしまして、 地球環境問題に積極的に取り組んでまいる考えでございます。  その具体的な行動の手始めとして、 この二月に策定した地球にやさしい新世紀行動計画に沿いまして、 県庁みずからが事業者、 消費者として、 温室効果ガスの六%削減を目指してまいります。 また、 現在改定を進めております本県全体の温暖化防止計画の実効性をより高めていくための仕組み、 仕掛けの一つとして、 地域ぐるみで温暖化の防止に取り組む温暖化防止モデル地域づくり事業を実施してまいります。  
     具体的には、 紙・パルプ産業等が集積をし、 県内の温室効果ガスの約二割を占める富士地域をモデルとして、 熱と電気を同時に効率よく供給できるコージェネレーションシステムや低公害車等の普及を促進するため、 地元の市や商工団体などとともに推進体制を協働で整備いたしまして、 効果的な普及方策を確立していくこととしております。
     特に、 このシステムが工場等に導入されますと、 二酸化炭素のほか硫黄酸化物や窒素酸化物の削減による大気の改善はもとより、 煙突の撤去も促進され、 ひいては世界に誇る富士山の景観向上や防災対策にも役立つものと考えております。 この富士地域でのモデル事業の成果を県内各地に波及させ、 温暖化対策の一層の推進を図ってまいりたいと考えております。
     次に、 富士山周辺のにぎわい交流についてであります。
     富士山とその周辺地域は本県の重要な観光拠点であり、 その豊かな自然、 歴史、 文化を生かしたにぎわい交流づくりを戦略的に進めていくことが必要であると考えております。 植田議員の地元であるという観点から、 いろいろお尋ねの中で御意見も交えながらお話がございました幾多の件について、 私も全く同感に思います。
     そこで、 具体的な進め方をどうするかということでありますけれども、 昨年三月に民間、 観光団体、 地元市町及び県によりまして、 静岡県富士山交流推進協議会を組織し、 山梨県と連携を図りながら、 民間の知恵と活力を生かした取り組みを展開しているところでございます。
     その協議会を組織をした成果の一つとして、 昨年十月に第一回富士山一周ビッグウォークを山梨県と共同で開催することができました。 この事業を打ち出してからPRの期間がそう長い期間あったわけじゃなかったわけでありますけれども、 三百五人の参加者を県内はもとより全国からも参加を得て、 五泊六日という大変ハードな行程にもかかわらずほぼ全員が完走いたしまして、 改めて富士山の持つ魅力の大きさを実感されておられる方々の感想を聞きながら、 富士山の吸引力の大きさに私も改めて感じ入った次第でございます。 来年度は、 第二回富士山一周ビッグウォークを開催するとともに、 その前後約三カ月間にわたりまして、 家族で気軽に参加できるウオーキング大会を新たに各地で開催をし、 富士山の裾野のにぎわいづくりを進める計画であります。
     さらに、 再来年以降の開催を念頭に、 アドベンチャーレースの開催可能性の検討も行ってもらうことにしています。 このアドベンチャーレースは、 昨年伊豆新世紀創造祭の一環として、 松崎町で開かれたレースでありますけれども、 カヌーとか、 マウンテンバイクとか、 それから徒歩のトレッキング、 これらを組み合わせた、 自然の中で悪条件と戦いながら決められたコースを完走するという、 そういうレースであります。 世界にはもう既にこのアドベンチャーレースのプロも誕生して、 欧米を中心にして大変世界的に盛んになる傾向があります。 我が国でも、 プロはまだ現状では日本では一人のようでありますけども、 大変関心が高まってきておるレースでありまして、 昨年参加をされたニュージーランドの世界チャンピオンにもなったことのある方のお話だと、 「富士山周辺でこういうのをやったら世界中からビッグネームの人が集まってくる」 というようなお話もございましたので、 それらを検討してもらうことにもしております。
     また、 次代を担う子供たちが、 富士山の自然に親しみ、 その魅力を体感しながら国際交流を深めることを目的といたしまして、 地元と海外姉妹都市の青少年がともに参加する国際サマーキャンプの開催をこれまで検討してまいりまして、 平成十三年度、 富士山こどもの国をメーン会場にして、 周辺施設の連携を図りながら開催をすることとしております。 さらに、 現在、 富士山の魅力を国内外へ情報発信するとともに、 にぎわいと交流をつくり出すため、 民間主導による静岡、 山梨両県の合同組織が検討されております。
     県といたしましては、 こうした民間の富士山周辺の地域資源を活用する新たな取り組みを支援するとともに、 四季を通じて国内外から多くの人々が訪れる交流の場づくりに積極的に取り組んでまいりたいと考えます。 植田議員におかれましても、 大所高所からいろいろ御指導、 また御協力をお願いいたしたいと思います。
     その他の御質問につきましては、 関係部長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp