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本会議会議録

答弁文書

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平成29年6月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:07/20/2017番目)
答 弁 者危機管理部長


○危機管理部長(杉保聡正君) 浜岡原発についてのうち、浜岡原発一、二号機の廃止に伴う放射性廃棄物についてお答えいたします。
 中部電力の計画では、浜岡原子力発電所一、二号機の廃止措置に伴い発生する約二万トンの放射性廃棄物のうち、平成三十四年度までの予定で現在進められている第二段階では約四千トンが発生する見込みであります。この放射性廃棄物については現時点では処分先が未定であり、当面は一、二号機の建屋内に金属容器に入れて貯蔵し安全に保管するとしております。
 放射性廃棄物の適切な管理は浜岡原子力発電所の安全上重要な課題であります。県は中部電力と締結した浜岡原子力発電所の安全確保等に関する協定に基づく四半期ごとの定期通報により、設備、機器の解体撤去の状況やそれに伴う放射性物質を含む廃棄物の発生量を把握するとともに、保管の状況を現場で確認してまいります。
 また今後、放射性廃棄物の処分先が決定され敷地外に搬出することになった場合には、低レベル放射性廃棄物の輸送の安全確保に関する協定に基づき具体的な輸送計画について中部電力と事前に協議し、実際の搬出時には県の職員が立ち会い放射線量を把握するなどして安全が確保されていることを確認することとしております。
 原子力発電所においては安全の確保が何よりも重要であり、県といたしましては、県民の安全と安心を第一に中部電力に対して放射性廃棄物の安全な管理の徹底を求めてまいります。
 次に、浜岡原発における最近のトラブルの発生についてであります。
 浜岡原子力発電所では、平成二十六年度以降火災報知機の誤作動などの軽微な事例を除き三十三件のトラブルが発生をしており、そのうち十一件はヒューマンエラーを原因としております。ヒューマンエラーは大きな事故につながる可能性を秘めており県も憂慮しているところであります。特に御指摘のあった二件は原子力発電所の安全確保上重要な設備で発生したものであるとともに、個人のミスにとどまらず部署間や関連会社とのコミュニケーション不足を原因としており、中部電力の安全に対する意識の低下も懸念され、原子力発電所を管理する組織として県民の信頼を揺るがしかねないものと認識しております。
 県といたしましては、これらの事案については報道機関に公開の場で中部電力に説明を求め、直接的な原因はもとより発生につながった管理体制の問題等組織としての根本的な原因究明と再発防止対策の徹底を要請しているところであります。原子力発電所においては安全の確保が何よりも優先され、それは運転を停止してしていても変わらないものであります。中部電力には全社を挙げての対応を求めているところであり、今後現場での点検を含めその取り組みをしっかりと確認をしてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp