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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年9月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:09/30/2020番目)
答 弁 者くらし・環境部長


○副議長(良知淳行君) 市川くらし・環境部長。
       (くらし・環境部長 市川敏之君登壇)
○くらし・環境部長(市川敏之君) リニア中央新幹線整備についてのうち、生物多様性への影響についてお答えいたします。
 JR東海が示した南アルプス国立公園区域を含むトンネルルート周辺で地下水位が三百メートル以上も低下する可能性があるとの予測に対し、生物多様性専門部会委員からも南アルプスの自然環境への影響について重大な懸念が示されており、県としても大変重く受け止めております。
 JR東海がこれまで説明のなかった地下水位の大幅な低下について国の有識者会議の場で表明したことは驚きでありまして、地下水位がこれほど大幅に低下した場合どの程度の影響が出るのか現在のところ計りかねております。仮に精度には問題があるとしてこの予測どおり地下水位が低下して大井川上流部の沢がれが起こった場合には、絶滅危惧種であるヤマトイワナをはじめ水生生物が死滅することは確実であります。
 さらに、地下水位の低下が大井川上流部だけでなく南アルプスの稜線部まで影響した場合には、地表面の乾燥により高山植物の植生が変化することで生態系のバランスが崩れることに加えまして表土の崩壊のおそれもあると考えております。
 南アルプスの生態系への影響を議論する際には、河川や沢の流水量の変化を的確に把握するためにトンネル掘削工事に着手する数年前からのモニタリング調査が必要不可欠であり、その内容を具体的に示した実施計画書の提出を繰り返しJR東海に求めておりますが、いまだ提出されておりません。
 県といたしましては、国の有識者会議における水収支解析に関する検証に期待するとともに、引き続きJR東海に対し事業者の責任において地下水位の低下等による南アルプスの生態系への影響を推定し回避及び低減を図るための対応を速やかに示すよう求めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp