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本会議会議録

答弁文書

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令和4年9月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:10/03/2022番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○農林水産担当部長(櫻井正陽君) カーボンニュートラルの実現に向けた主伐、再造林の促進についてお答えいたします。
 人工林の急激な高齢化が進む中、森林のCO2の吸収量を高めるためには議員御指摘のとおり主伐、再造林を促進し森林の若返りを図ることが重要であります。
 県は、これまで林業の採算性を高め森林所有者の主伐意欲を喚起するため三次元点群データを解析した森林情報を基に主伐適地を抽出し、路網などの基盤整備や高性能林業機械の導入により生産コストの削減に取り組んでおります。加えてICTを活用した鹿の食害を軽減する遠隔監視システムの開発や成長が早く下刈りを省力化できるエリートツリーの導入促進などにより育林コストの削減を図ってまいります。
 また、主伐による災害への影響につきましては、主伐後も根株が土砂を抱え込むことで土砂の崩壊を防ぐ機能は維持されます。長期的には根株の腐食が進行しますが、再造林などにより機能が代替されるため主伐が直ちに災害に直結するものではないと考えております。
 県といたしましては、主伐、再造林を促進しカーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
 次に、有機農業をはじめとする農業分野での環境負荷低減の推進についてであります。
 カーボンニュートラルの実現に向けて農業生産の環境負荷低減を促進するためには、環境に優しい有機農業について生産拡大と消費喚起の両面から施策を推進する必要があります。
 このため、県では昨年度有機農業推進計画を改定し有機栽培の生産拡大に向けて農林技術研究所等を通じて減肥、減農薬による栽培手法の研究開発や営農指導を強化するとともに、消費者への理解を深める食育イベントやシンポジウムなどを展開しております。特に海外市場のニーズが高く高値で取引される有機抹茶につきましては、輸出事業者と連携した有機てん茶の導入支援や天敵による防除技術等の研究開発を強化してまいります。
 また、本年八月には生産者、消費者、行政など十三組織で構成する有機農業に関する検討会を設置したところであり、生産から消費に至る様々な課題解決に向けて関係者が一体となって取組を進めてまいります。
 県といたしましては、農業分野での環境負荷低減の取組を推進し持続可能な農業の実現を目指してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp