• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成25年2月静岡県議会定例会

岡本 護 議員(民主党・ふじのくに県議団)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:03/06/2013番目)
答 弁 者知事


○副議長(大石哲司君) 川勝知事。
       (知事 川勝平太君登壇)
○知事(川勝平太君) 岡本議員にお答えいたします。
 いい質問をありがとうございました。また退職する職員に対しまして心のこもったありがたいお言葉を賜りまして、心から御礼を申し上げます。
 まず初めに、浜名湖への思いについてでございます。
 浜名湖は、美しい自然や温泉、多彩な食など豊富な資源に恵まれ、富士山や伊豆半島とともに本県の誇る観光ブランドでございまして、新東名高速道路の整備によりさらなる発展が期待されております。
 県では、滞在型観光を目指す浜名湖観光圏整備推進協議会の設立に参画し、浜名湖をめぐるウオーキングやサイクリングなどの商品造成への助成や旅行商品を企画販売できる人材の育成を通じ、地域の主体的な取り組みを支援することで浜名湖の観光振興に取り組んでまいりました。
 その成果といたしまして、カキをウナギのたれで焼いた牡蠣カバ丼、また海や山の幸が満載の絶品・朝めしが御当地グルメとして人気を呼んでおります。残念ながらまだ私はこれを試食しておりませんが、牡蠣カバ丼は十一月下旬から三月――今月の中ごろまでとのことでございます。絶品・朝めしを含め写真で見る限り実に食欲をそそるそうした食材が今提供されております。今月からは、御住職の法話を聞く龍潭寺ほか湖北五山の旅など観光圏の皆様がみずから御企画なさいました体験型商品の販売を開始いたします。浜名湖は四季折々に姿を変える水辺の風景に恵まれて、湖岸には多くの古社、名刹がございます。文人墨客が風光明媚な景観を詩歌や俳句にあらわすなど世界文化遺産である西湖に匹敵する文化的価値があるものと認識しております。
 この点につきまして、鈴木康友市長と意見交換をしてまいりました。そして世界文化遺産にしていこうという運動をこれから二人力を合わせてやっていくということで、心を一つにしております。来年度は中国の瀟湘八景に倣いまして、歴史的、文学的、美術的背景を有する浜名湖周辺の景観を選定し遠江八景を編さんすることにしております。これがまた浜名湖の世界文化遺産への第一歩となるように浜名湖の魅力を発信してまいります。さらにまた来年は浜名湖花博十周年記念事業という絶好の機会もございます。これもあわせて浜名湖の魅力を発信する機会として考えております。
 浜名湖は、汽水域として全国屈指のたくさんの生物が生息しているところでございまして、まことに豊穣の海と言うにふさわしいところでございます。この浜名湖の世界文化遺産への取り組みということを通しまして、東からは伊豆半島のジオパーク、富士山の世界文化遺産、これはほぼ目前に迫っておりますが、そして南アルプスのエコパークの可能性もございます。また志太榛原地域におきましては世界農業遺産も視野に入ってまいりました。そして浜名湖が世界文化遺産になるということになりますれば、静岡県全体、海と山の風景の画廊ということになろうかと存じます。
 こうした浜名湖の多彩で豊かな資源につきましてその価値を再認識し、観光、文化芸術、産業などさまざまな分野で磨きをかけまして、浜名湖が世界のブランドとして大きく飛躍するように取り組んでまいります。
 次に、健康長寿日本一への取り組みの進展についてであります。
 議員から御説明のございましたとおり、本県は、昨年の六月に厚生労働省が発表なさいました都道府県別健康寿命で男女総合日本一となりました。健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活ができる期間でありますが、私は高齢化が進行する中で、単なる寿命の長さではなくてこの健康寿命を伸ばしていくことこそ何より大切であると考えております。
 本県が健康寿命日本一となった理由は、お話の中にもございました本県のがんセンターの総長でございます山口先生によれば、お茶は言うまでもなく食材、水、そして太陽、これが日本でトップであるということが大きいと言われておりました。まことに地場の食材が二百十九品目と豊富で食生活が豊かになるので食材の王国であり食の都になり得ること、また近年予防医学的効能があるとの研究結果が出ておりますお茶の全国一の産地で消費量も日本一の茶の都であること、そして日照時間が長く温暖な気候に恵まれたまさに太陽の都であることなどという場の力に加え、健康長寿にたけ県と市町が一体となって健康づくりや介護予防に積極的に取り組んできたたまものであると考えております。
 三島市にある県の総合健康センターでは、約二万二千人の高齢者の追跡調査をいたしまして、健康長寿のキーワードを「運動」、「食生活」、「社会参加」、この三つといたしまして、この三分野から成る全国初の健康長寿プログラムふじ三三プログラムを開発いたしました。先行して実施いたしました百九人の結果を見ますと、一日平均歩数の増加、バランス能力の向上、体脂肪の減少などすばらしい効果があったとの報告を受けております。来年度は五市一町がこのプログラムに取り組んでいただけることとなりました。
 国が健康寿命を御発表になって以来、県内の各層を代表する方々がさまざまな機会を捉えられて健康長寿に関する発信をしてくださっております。県民全体で健康寿命を伸ばしていくことに大きな手応えを感じております。平均寿命から健康寿命へという国の重点の軸足の置きどころが変わってきておりますので、この健康寿命日本一になったこともそう遠くないところでしっかりと国のほうからそれなりの御褒美なりをいただけるものではないかと考えております。
 今後は、県内の企業の皆様にもこのふじ三三プログラムを活用していただくことにより県内全域にこのプログラムを広げまして、県民、市町、企業と一体となって健康づくりに取り組んでまいります。
 その他の御質問につきましては、関係部局長、教育長から御答弁を申し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp