本会議会議録
答弁文書
平成28年2月静岡県議会定例会
遠藤 行洋 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:03/03/2016番目)
答 弁 者 | : | 教育長 |
○教育長(木苗直秀君) 子供のいじめ防止対策についてお答えいたします。
県教育委員会では、いじめ防止対策推進法に基づき静岡県いじめ防止基本方針の策定やいじめ問題対策本部の設置などいじめ防止のための体制整備に取り組んでまいりました。各市町においても基本方針の策定率は八割を超える状況にあり、小さな事案であっても見逃さず情報の共有や迅速な対応をとってきたところでありますが、重大事案へ対応するための機関の設置状況については三割程度にとどまっております。
こうした中、今後さらにいじめ防止の取り組みを推進していくためにはいじめはいつでもどこでも起こり得るものであり誰もが被害者にも加害者にもなり得るという認識を県民が共有し、社会全体で子供たちの自尊感情や思いやりの心、自身でいじめを防止し解決する判断力や行動力を育むことが重要であると考えております。
県教育委員会といたしましてはこうした考えのもと、いじめ防止に向け社会総がかりでできる限りの取り組みを進め、子供たちが健やかに成長し安心して生活できる環境づくりに努めてまいります。
次に、高校教育のあり方についてであります。
本県の高校教育は、文武芸三道の鼎立を柱として各高校が特色を生かしながら学力の向上とスポーツや芸能文化に関する部活動の充実を図っております。
まず、学力向上では各学校がITの活用や大学、予備校との連携を通して新たな工夫による取り組みを推進しており進学実績の向上を図っているところであります。また農業、工業、商業などの専門学科や総合学科を設置する実学系の高校では新しい実学の奨励を方針として実践的な職業教育の推進に力を注いでいるところであります。一方部活動の充実では希望する学校を対象にしずおか型部活動推進事業を実施し、全県で延べ三百人以上の外部人材を活用して技能の一層の向上に努めておりスポーツや美術、演劇などの部活動の実績の向上に効果を上げております。
今後も、県立高校においては生徒がそれぞれの得意分野を伸ばし生きる力を高めることができるよう、文武芸のバランスのとれた教育の実現に全力で取り組んでまいります。以上であります。
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