本会議会議録
答弁文書
令和2年9月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:09/28/2020番目)
答 弁 者 | : | 交通基盤部長 |
○副議長(良知淳行君) 長繩交通基盤部長。
(交通基盤部長 長繩知行君登壇)
○交通基盤部長(長繩知行君) 豪雨災害に備えた河川管理の効率化、高度化についてお答えいたします。
県が管理する河川は五百二十河川、二千五百キロメートル以上に及び、毎年行う河川パトロールには多くの日数と人員が必要であります。また河川の管理や工事に使用する測量図は現在でも二次元での作成が基本となっているため、長年蓄積した測量成果をデータベース化して様々な目的で使用することは困難であります。
県が取得を進めております三次元点群データは詳細な地形データを広範囲にわたって計測するものであり、測量図を作成する箇所を自在に設定できることに加え現地の状況を立体的な映像で再現できるなど今後のインフラ管理の効率化、高度化に非常に有効な情報基盤であります。
県では、三か年緊急対策による河道掘削に着手するに当たりまして堆積土量の多い瀬戸川と太田川で三次元点群データを取得し、対策が必要な箇所の把握や工事の施工管理などに活用いたしました。また河川整備計画の検討におきましても河川断面の形状把握などに活用しております。今後はデータの取得を進めている県東部の河川におきましても様々な活用が可能となることに加え、災害発生後のデータを取得することにより被害状況の迅速な把握が可能となります。
県といたしましては、今後の豪雨災害に備え三次元点群データや最新のICTを積極的に活用し、河川管理の効率化、高度化に取り組み、安全で安心して暮らせる地域づくりを推進してまいります。以上であります。
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