本会議会議録
答弁文書
令和元年9月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 一般質問 に対する答弁
(質問日:09/24/2019番目)
答 弁 者 | : | 副知事 |
○副知事(吉林章仁君) 静岡医療圏の医療体制についてお答えをいたします。
地域の医療ニーズに応じた効率的で質の高い医療体制を構築していくためには、地域内の医療機関がそれぞれの役割を明確にし相互連携を強め補完し合うことが必要であります。静岡医療圏では特に旧清水市地域の医療機能が低下しており、県が担う第三次救急などの広域的な医療機能や災害への対応力に影響を及ぼすことが懸念されます。当医療圏に責任を有する静岡市と問題意識を共有し、課題解決に必要な医療体制を構築していくことが重要と考えております。
このため、本年七月には医療機関や市医師会に加えまして静岡市も参画する県の地域医療構想調整会議におきまして、喫緊の課題となっております当圏域の救急や入院、手術などの医療の現状を共有し改善に向けた方策につきまして御議論をいただきました。この中で、救急医療体制は旧静岡市地域と旧清水市地域の市全体で考えていくことが重要であるなどの御意見をいただきましたことから、静岡市が設置をいたします静岡市救急医療体制協議会に県も新たに参画をし圏域の救急医療体制の安定的な確保に向けて検討を進めていくことになりました。
県といたしましては、病院をあえて浸水区域に移転することなく医療従事者が安全な環境のもと質の高い医療を提供し、市民の皆様がいつでも安心して受療できる医療体制を一日でも早く実現することが必要であり、これは医療従事者の確保にも寄与するものであるというふうに考えております。
今後も、地域医療構想調整会議等におきまして地域の医療機関、市医師会等の御意見を伺いながら救急医療に限らず災害時の医療も含めた医療体制全体のあり方を検討いたしますとともに、その中で桜ヶ丘病院を初め圏域内の医療機関に対し地域の医療ニーズから求められる役割を確実に果たしますよう働きかけをしてまいります。
その上で県と静岡市、医療関係者の間で共有できた目指すべき医療体制につきまして地域医療介護総合確保基金などを活用して早期の実現を支援するほか、地域医療を支える医療従事者の確保も効果的に進め市民の皆様に安心して暮らしていただける地域の実現に努めてまいります。以上であります。
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