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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年12月静岡県議会定例会

大石 哲司 議員(ふじのくに県民クラブ)の 一般質問 に対する答弁

(質問日:12/11/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) お待ちかねの大石さん、朝から待ちかねておりました、大石議員の御質問、謹んで拝聴いたしました。
 数ある御質問の中から、私は文化財の適切な保存と活用について御答弁申し上げます。
 基本的には議員御指摘のとおり、保存中心から保存がベースに活用に向けて知恵を絞るということでございます。文化財は、我が国のさまざまな時代背景の中で人々の生活や風土とのかかわりによって生み出され現在まで守り伝えられてきた地域の宝であります。
 本県は、国宝久能山東照宮、国指定名勝龍潭寺庭園、これについては議員も御指摘なさいましたが、こうした歴史的な建造物や美術工芸品、伝統ある民俗芸能など有形無形の多彩な文化財に満ちあふれた県であります。
 もし、私今知事をしていなければ、今ごろ龍潭寺で禅の研究をしながら掃除に励んでいたと思います。今を去ること十年余り前、突然知事候補者に名前が挙がりまして家内から離婚を言い渡され、行く場所がなくなって龍潭寺の武藤さんに電話をいたしまして離れを貸してくれないかと、もう即、貸してあげるということでございました。それというのも学長をしていたときにあの屋根が傷んでおりましたので、その募金の御協力をして差し上げていたという縁があったわけであります。
 先ほど積志小学校の縁も言われましたけれども、あの久能山東照宮も久能というのは宮司に聞きますれば秦河勝のお孫さんの久能が縁でつくられたお寺だということで、どこにどういうえにしがあるかというのは本当にわからないものであります。
 現在、県では文化財の専門家及び観光や地方創生等の有識者の御意見を伺いながら文化財の今後の保存と活用の基本的な方向性を示す静岡県文化財保存活用大綱の策定を進めているところであります。大綱では基本理念に美しいふじのくにの文化財を県民総がかりで守り、誰もが親しみながら、未来へつなぐを掲げております。これまでのような所有者の努力に文化財の保存、継承を期待するだけではなく、今後は地域が一丸となって適切な活用を図りながら進めていくための仕組みをつくってまいりたいと考えております。
 この理念のもと、県が進める取り組みの基本方針は三つございます。
 一つは、文化財の確実な保存であります。県内文化財のデータベースの構築等を進めて経年劣化した文化財の計画的な修理、整備に取り組みます。
 二つ目の柱は、文化財に携わる人材の育成であります。市町との連携を強化し、地域で文化財を守り、生かす人材を育ててまいります。
 三つ目の柱は、文化財の効果的活用であります。文化財を地域資源としてICT等を活用し、魅力的な情報発信などに取り組んでまいりたいと考えております。
 また、大綱には防災、災害発生時の対応を位置づけ、今回の首里城のこともございますので災害発生時の被害を最小限とするための文化財防災マニュアルを整備し、国や地元市町と協調し所有者に対し耐震補強や消火設備の整備等を支援いたします。
 県といたしましては、文化財の保存活用に取り組む市町に対しまして地域計画策定の御支援を申し上げ、また研修会の開催により所有者、住民、観光事業者など地域が一体となって保存と活用を進める新しい仕組みづくりを進めてまいります。
 なお、その他の御質問につきましては副知事、関係部局長及び教育長から御答弁を差し上げます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp