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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年6月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/24/2019番目)
答 弁 者教育長


○教育長(木苗直秀君) 近未来の静岡県の社会像についてのうち、教育政策についてお答えいたします。
 エドテックの導入についてでありますが、AI等の先端技術を含むエドテックの効果的活用は子供たち一人一人の関心や理解度に応じた学びの提供を可能とすることから、国におきましてはその導入に向けて実証的な取り組みを進めております。
 県内では、昨年九月から袋井市において経済産業省の未来の教室実証事業によりエドテックを活用した小学校での授業に取り組んでおります。一人一台タブレットパソコンを用いて個々の児童の習熟度に合わせた問題をAIが出題するなど、いわゆるアダプティブラーニングを可能とする新しいスタイルの授業を実践しております。また日大三島中学校では、タブレットを用いて観光の専門家など外部の有識者とオンラインディスカッションを実施することでより活発な議論を行い理解を深める授業を展開しております。
 こうした動きを踏まえ、県教育委員会では本年七月に先端技術を活用した教育に関する専門部会を設置する予定であります。金田ICT戦略顧問やマイクロソフト社の助言をいただきながら最新技術の活用に係る検討を進めていくこととしており、議員御提案の文部科学省の実証事業につきましても部会での検討を踏まえ積極的に活用を進めてまいります。また八月には市町のICT教育担当者を対象とした教育情報化推進ワークショップを開催し、国の政策の動向や実証事業の取り組みを広く周知していくこととしております。
 県教育委員会といたしましては、未来社会に生きる子供たち一人一人がみずから課題を見つけ解決に向けた学びを実践できるよう、市町教育委員会と連携しながらエドテックなど先端技術を取り入れた教育環境の整備に取り組んでまいります。
 次に、県立高校の今後の教育政策と再編整備についてであります。
 少子化やグローバル化の進行に加え、AIやIoTなどの技術革新の急速な進展等社会が大きく変化し、今後ますます予測困難な時代になると言われております。そうした中にあっても全ての子供たちに生きる力を身につけさせることは、教育に課された大きな使命と考えております。とりわけ高校は社会に羽ばたく前に自分の道を定める極めて重要な時期であり、確かな学力等の育成とともに、社会の実情や多様化する価値観等を踏まえ将来を見据えた教育の実践が求められております。
 県立高校につきましては、昨年三月に策定したふじのくに魅力ある学校づくり推進計画におきまして十年間を見通した基本的な方向性を示しております。生徒一人一人の能力や適性を最大限伸ばすとともに、多様な生き方や価値観を受け入れグローバル化や情報技術の発達した未来社会で活躍できるように教育内容を充実させていくこととしており、今後教育を受ける機会の確保と特色ある高校教育の具現化を図ってまいります。
 また、県立高校の再編整備につきましては計画で示した方向性を踏まえ新構想高校として位置づけており、今後とも地域の実情に配慮しつつ同窓会、PTAなどの学校関係者や地元自治体などの御意見を丁寧に伺いながら魅力ある質の高い教育環境の整備に向けて取り組んでまいります。
 県教育委員会といたしましては、変化が激しく予測困難な未来社会においても子供たち一人一人がみずから課題を発見し、学び、考えて行動できるよう時代の要請を踏まえた人づくり・学校づくりに邁進してまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp