本会議会議録


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平成21年2月静岡県議会定例会

渥美 泰一 議員(自由民主党)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/18/2009番目)
答 弁 者教育長


    ○議長 (天野 一君)  遠藤教育長。
            (教育長 遠藤亮平君登壇)
    ○教育長 (遠藤亮平君)  理想の学校教育の具現化についてお答えいたします。
     来年度優先的に取り組む施策の大きなものといたしましては、 中学校一、 二年生への静岡式三十五人学級編制の導入、 小学校高学年への理科専科教員の配置、 県立学校の情報化の推進を考えております。
     その効果といたしましては、 少人数学級編制の中学校への導入により一人一人に目の行き届いた教育が可能となり、 生徒個々のニーズに応じたきめ細かな指導を通して学習指導の面では授業への理解度、 満足度の高まりが期待できるとともに、 生徒指導の面においても子供理解が深まることでいじめ、 不登校等の減少につながると考えております。
     小学校高学年における理科専科教員の配置については、 教員の教材研究の時間の確保につながるとともに、 専門性を有する教員が指導することで指導の質が高まり理科への興味関心、 理解度の向上が期待でき、 さらに小学校において教科担任制を実施することは、 中学校教育との継続性の上でもプラスに作用すると考えております。
     学校の情報化推進については、 教職員一人一台パソコンの配備及び共通ソフトの活用により成績処理や文書事務等の効率化が図られ、 また学校間等のネットワークの活用により教材、 指導案等の共有化が進むことで、 授業の質の向上や授業準備の時間の確保ができ指導の充実につながるものと考えております。
     また、 教員がすぐれた授業力を身につけるためには、 日々の授業の中で児童生徒の実態を踏まえ指導の改善を積み重ねることが不可欠であり、 教育委員会といたしましては、 このたびの組織再編の中で、 総合教育センターに集中配置する指導主事が行う学校訪問の質、 量の充実を図るとともに、 教職員のニーズに応じた研修を推進することにより授業力の一層の向上に努めてまいります。
     一方、 議員御指摘のとおり、 理想の学校教育を実現するためには、 学校教育の充実だけでなく家庭、 地域の教育力の向上及び学校・家庭・地域の連携が大切であり、 現在実施しております親学講座や通学合宿、 学校支援地域本部などの取り組みを中心に情報提供や活動環境の整備に取り組んでまいります。

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