本会議会議録
答弁文書
平成28年6月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁
(質問日:06/27/2016番目)
答 弁 者 | : | くらし・環境部長 |
○くらし・環境部長(木利夫君) 熊本地震への対応についてのうち、建築物の安全性の確保についてお答えいたします。
震度七を二度観測した熊本地震では、昭和五十六年以前の旧耐震基準の建築物の多くが倒壊したことから住宅の耐震化に率先して取り組んでいる本県においてもなお一層の耐震化の促進が必要不可欠であります。
このため、今年度改定いたしました耐震改修促進計画では、平成三十二年度末の耐震化率九五%を目指し特に課題になっています耐震化の進まない高齢者世帯に対し新たに無料で補強計画を作成する専門家の派遣や、住みかえや耐震シェルター、防災ベッドによる安全な空間を確保するための住宅相談員の派遣などにより人命を守ることを最優先にプロジェクト「TOUKAI―0」を推進してまいります。
また、本県では、従来から新築建築物については建築基準法で規定する耐震強度の一・二倍を求める独自の基準指針を定めており本基準の適用が徹底されるよう指導してまいります。
現在、国において熊本地震の被害調査分析が進められていることから、今後県といたしましてはその結果を踏まえて建築物の安全性の確保に努め南海トラフ巨大地震等を見据えさらなる地震対策の推進を図ってまいります。以上であります。
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