• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 本会議会議録 > 答弁文書

ここから本文です。

本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年6月静岡県議会定例会

佐地 茂人 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:09/10/2019番目)
答 弁 者知事


○知事(川勝平太君) 経済成長の加速と産業人材の確保についてのうち、豚コレラ対策についてお答えいたします。
 豚コレラは平成三十年九月に岐阜県の養豚場で発生して以来岐阜県や愛知県での感染拡大に歯どめがかかっておりません。万が一県内で発生した場合、養豚農家などに甚大な被害が及びますので本県への感染拡大は全力で阻止しなければならないと考えております。
 このような中、県では生産者団体また貴会派を初め県議会各会派から緊急要請を受けました。時を置かず緊急対策を六月三日に取りまとめました。感染拡大予防対策、検査体制の強化、農家の経営支援などを盛り込んでおります。これらの対策は既定予算を活用して直ちに着手するとともに長期にわたる対策につきましては本議会で補正予算としてお諮りしているところでございます。
 具体的には、まずは県内への感染拡大を防ぐため本年二月に愛知県境の湖西市に設置した消毒ポイントの継続に加え、六月から家畜保健衛生所の職員が県内全ての養豚農場を訪問し消毒方法の徹底を図っております。また野生イノシシ対策として養豚農場への侵入防止柵の設置に対する補助制度を新設するとともに、感染リスク低減のために愛知県境の野生イノシシの捕獲強化と捕獲した野生イノシシのウイルス検査を実施することとしました。豚へのワクチン使用につきましては生産者団体からの御要請を受けまして国に対しワクチン接種を適時的確に判断するように申し入れを行っているところであります。
 加えて養豚農家の経営支援策といたしまして、万が一県内で豚コレラが発生した場合に備え国からの手当金が支給されるまでのつなぎ資金また経営再建に必要な融資に関する利子補給金制度を創設することといたしました。このほか風評被害の防止につきましてはこれまでも豚肉の安全性を県民だよりや県ホームページを通じて丁寧な情報提供に努めてまいりましたけれども、引き続き関係団体と連携し時期を失することなく正確な情報発信を行ってまいります。
 現在中国などで猛威を振るっているアフリカ豚コレラにつきましては、その侵入を防ぐため畜産物の違法持ち込み防止に関する中国語のリーフレットを作成し県の中国駐在員事務所を通じ訪日客に発信しております。加えて富士山静岡空港を利用している旅行会社を通じて搭乗者への周知も行っております。また本県が強く要望いたしまして、その結果富士山静岡空港に初めて検疫探知犬が六月二十一日に配備されました。オスのビーグル犬ソラ君です。今後国の動物検疫所と協力して県内へのアフリカ豚コレラ等の侵入を防ぐため水際での対策を強化してまいります。
 県としましては、国、市町、JA等の関係団体と連携して今回の緊急対策を迅速かつ着実に実施し豚コレラの感染拡大防止に取り組み、県内養豚農家の不安の払拭に向けて全力で取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp