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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和元年6月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:06/24/2019番目)
答 弁 者農林水産担当部長


○農林水産担当部長(志村信明君) 農業に取り組みやすい環境整備についてのうち、多様な農業の学習機会の創出についてお答えいたします。
 ICTなど先端技術の急速な進展や市場ニーズの多様化など農業を取り巻く環境の変化から農業経営に必要な知識や技術も多岐にわたっており、これらに対応した学習機会の提供が重要であると考えております。このため県では平成二十九年度から農業法人の幹部候補者や若手農業者、新規参入者を対象に経営管理やマーケティング、GAPなど農業経営に必要なスキルを学ぶふじのくにアグリカレッジを開催しているところであります。加えて今年度からAOI−PARCに整備した高度な環境制御が可能な温室を活用し農業者やJAの技術員、普及指導員等を対象に環境制御装置の操作やセンサーの設置方法、環境や生育データの取得とその活用方法などを体験、習得する研修を実施してまいります。
 また、乗用型茶園管理機の自動操縦システムやスマートフォンを活用した作業管理記録ツールなどスマート農業技術を茶業経営に導入するため農業者やJA、メーカーと協議会を設置し勉強会やメーカーによる実演セミナー、先進地視察を実施してまいります。
 県といたしましては、今後とも多様化する農業者のニーズの把握に努め農業者が学習する機会をふやし、本県農業の可能性の拡大に積極的に取り組んでまいります。
 次に、農業における知的財産の保護についてであります。
 県では、AOIプロジェクトにおきましてたくみのわざを継承するため慶應大学などと連携しAI、農業情報科学  アグリ・インフォ・サイエンスを活用してたくみのわざの見える化を進め、これまでにミカンやイチゴについて県内四産地で栽培管理技術を見える化した学習コンテンツを作成しております。この学習コンテンツは新規就農者などの研修に活用するものであるため、ID登録により使用者を限定し外部への流出対策を講じておりますが、この取り組みを進める中でたくみのわざや栽培ノウハウなどのデータ流出が懸念されましたことから現場の実情を国に伝えてまいりました。
 こうした中、昨年十二月に国からデータの利用権限に関する契約ガイドラインが示されましたことから、県ではこのガイドラインに基づき今後の農業者とのデータの取り扱いについて検討を進めているところであります。
 県といたしましては、本県農業の革新的な取り組みが進むよう引き続き農業者の技術やデータなど知的財産の保護に努めてまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp