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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成21年2月静岡県議会定例会

小長井 由雄 議員(民主党・無所属クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/19/2009番目)
答 弁 者警察本部長


    ○議長 (天野 一君)  原田警察本部長。
            (警察本部長 原田宗宏君登壇)
    ○警察本部長 (原田宗宏君)  警察行政についてのうち、 初めに体感治安の向上についてお答えいたします。
     議員御指摘のとおり、 平成十九年から取り組んでまいりました静岡県警察治安再生プログラムは本年一月で二年が経過し、 昨年の刑法犯認知件数や人身交通事故件数なども一昨年に続いて減少するなど、 これまで推進してきた各施策の成果が着実にあらわれているのではないかと考えております。
     しかしながら、 全国同様本県におきましても、 重要凶悪事件の発生や振り込め詐欺の続発など犯罪情勢は依然として厳しく、 加えて昨年の金融危機から始まった世界的な不況や社会情勢における不安定要因が、 今後の治安情勢に少なからず影響を与えるのではないかと懸念されるところであります。
     こうした情勢の中で、 治安再生プログラムはことし実施目途の最終年を迎えるわけでありますが、 体感治安向上のためには、 社会に不安を与える殺人、 強盗等の凶悪事件の徹底検挙や社会的弱者をねらった振り込め詐欺事件等に対する諸対策を着実に進めることはもちろん、 これまでの施策や仕事のやり方に安住せず積極的に見直し改善を加え、 各種施策を一層強力に推進し犯罪の減少傾向を一層堅調なものとすることが重要であると考えているところであります。
     また、 県民、 企業への情報提供、 関係機関等を通じた広報活動を積極的に展開するとともに、 犯罪の変化に機敏に対応しスピード感を持った先手先手の防犯活動、 検挙対策、 そして犯罪に強い社会システムをつくるための各方面への働きかけを的確に推進してまいりたいと考えております。
     次に、 犯罪被害者支援についてであります。
     犯罪被害者支援は、 犯罪被害者自身を初め各方面の尽力により大きく進展してきたところであります。 また殺人や性犯罪、 交通死亡事故、 ひき逃げ事故の御遺族や被害者の受ける精神的打撃は極めて大きく困惑の度合いも強いことから、 特にきめ細かな支援を行っております。
     支援の具体的内容としては、 捜査経過の説明、 「被害者の手引」 の交付による刑事手続などの説明、 事情聴取、 捜査書類等の作成または作成時の付き添い、 病院への付き添いや医師との連絡、 被害者家族への説明・連絡、 各種相談への対応などの活動のほか、 警察に提出する文書料や性犯罪被害者の初診料等の公的負担、 犯罪被害給付制度に基づく給付金の支給などの経済的支援も行っております。
     課題についてでありますが、 犯罪被害者支援は、 犯罪被害者等基本法が示すとおり国、 地方公共団体及び民間の被害者援助団体などが相互に連携をとりながら行うべきものであり、 県、 市町などに取り組みの充実強化を図っていただき、 相互に連携協力して、 より一層被害者の立場に立った支援活動を展開していきたいと考えております。
     また、 犯罪被害者等が、 犯罪等により受けた被害から立ち直り再び平穏に過ごせるようになるためには、 警察や国、 地方公共団体による施策を十分に行うことのみならず、 被害者を取り巻くすべての人々の理解と配慮、 そしてそれに基づく協力が重要でありますので、 広報啓発活動を推進し、 被害者が置かれた現状等に対する県民の理解の増進と配慮・協力の確保に努めてまいりたいと考えております。
     県警察といたしましては、 今後も被害者や関係者の声に耳を傾け、 関係機関・団体とともに、 これまでに構築している各種施策・制度を適切に推進し、 真に実効の上がる被害者支援に取り組んでまいる所存であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp