本会議会議録
答弁文書
平成30年2月静岡県議会定例会
相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁
(質問日:02/26/2018番目)
答 弁 者 | : | 農林水産戦略監 |
○農林水産戦略監(吉田 茂君) 農業の成長産業化に向けた取り組みについてお答えいたします。
現在策定を進めております次期経済産業ビジョンの農業分野におきましては、農業の成長産業化に向け生産性の飛躍的向上による生産力の強化と次代を担う農業経営体の育成を重要な課題と位置づけております。
具体的には、昨年八月に開所したAOI―PARCにおいてさまざまな環境条件を再現できる次世代型栽培実験装置を活用しトマトの収益性を倍増させる革新的生産技術の研究開発などを進めており、今後研究成果を生かした県内外の民間事業者のビジネス展開を支援し農業現場へ早期に普及できるよう努めてまいります。また労働生産性の飛躍的な向上を図るため、農薬の散布や収穫物の運搬などに多目的に利用可能なAI――人工知能や画像認識技術を活用した無人作業機など農業ロボットの開発に取り組んでまいります。
さらに、農業現場で求められる経営管理能力や高度な生産技術を持った人材を養成するため全国初となる農林大学校の専門職大学への移行を進めるとともに、農林事務所に経営体を集中的に支援する新たな組織を設置しビジネス経営体を初め認定農業者や参入企業など意欲ある経営体の経営発展を支援してまいります。
これらに加え、昨年十二月首都圏の量販店や県内の食品加工業者などの本県農芸品に対する高い需要と産地を直接結びつけるため経済産業部内に専門チームを設置したところであります。今後需要に対応した産地の生産拡大を支援することにより県産品の供給力の強化を図ってまいります。
県といたしましては、オープンイノベーションによる生産性の革新や本県農業生産の中核を担う高度な農業人材の育成など農業分野の富づくり・人づくりを進め、農業産出額二千四百億円の達成に向けて本県農業の成長産業化を進めてまいります。以上であります。
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