本会議会議録


答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



平成30年2月静岡県議会定例会

相坂 摂治 議員(自民改革会議)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:02/26/2018番目)
答 弁 者副知事


○副知事(難波喬司君) 次世代産業の創出についてお答えをいたします。
 近年、IoT、AI――人工知能などの科学技術の急激な進展や自動車のEV――電気自動車化への流れが速まるなど本県産業を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。
 こうした中、県ではイノベーション、あるいは新たな価値が絶えず生み出される社会づくりなどにより本県経済を持続的に発展させていくため、次世代産業の創出など五つの柱から成る静岡県産業成長戦略に基づき官民一体となった取り組みを推進をしております。
 具体的には、静岡新産業集積クラスターのさらなる強化のほかEV化への対応を含めた新たな成長産業の育成などオープンイノベーション、産学官金の連携を重視をして次世代産業の創出に積極的に取り組んでいるところです。
 ファルマバレーでは、新たに設立したふじのくに医療城下町推進機構がゲノム医療や超高齢社会へ対応した機器開発等への展開を図ってまいります。フーズ・サイエンスヒルズでは化粧品や食品加工機器の開発への支援の拡充、フォトンバレーでは短期間での試作品開発を促す仕組みの構築など各プロジェクトの中核支援機関の機能強化を図り新規参入と製品開発の加速化を推進してまいります。
 また、次世代自動車への取り組みについてはEV化による大きな影響を受ける中小企業を中心に電気モーター、自動運転等の技術開発や車体の軽量化など既存技術の高度化を積極的に支援するとともに、自動車産業で培ったすぐれた技術を生かし航空宇宙やロボット等の他の成長分野への参入を支援するなど多様な施策を展開をしてまいります。
 さらに、CNF関連産業の創出と集積を図るため研究開発の強化や製造拠点の形成に取り組みます。また農業の生産性向上を図るAOIプロジェクトの推進やマリンバイオテクノロジーを活用した革新的な技術開発と産業応用によるビジネス創出にも取り組んでまいります。
 県といたしましては、オープンイノベーションのもと国際競争力ある産業構造構築に向けた基盤整備をさらに進め、富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり・富づくりを実現してまいります。以上であります。

このページの先頭へ戻る

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会事務局議事課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3482
ファクス番号:054-221-3179
gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp