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本会議会議録

答弁文書

開催別知事提案議員別代表質問一般質問検索用



令和2年12月静岡県議会定例会

阿部 卓也 議員(ふじのくに県民クラブ)の 代表質問 に対する答弁

(質問日:12/04/2020番目)
答 弁 者教育部長


○副議長(良知淳行君) 長澤教育部長。
○教育部長(長澤由哉君) 新時代の教育改革についてのうち、GIGAスクール教育に対応する現場人材の確保についてお答えいたします。
 児童生徒が自ら積極的に未来を切り開いていく力を育むためにはICTを活用した教育を進める必要があります。県教育委員会ではICT機器の整備と並行して教員が機器を効果的に使いこなすために必要となる人的支援の充実や資質能力の育成を進めております。
 具体的には、外部人材を活用し平成二十九年度からICT支援員を各県立学校に配置し機器の運用や授業準備を支援しており、加えて今年度は新たに端末を配備した学校にGIGAスクールサポーターを派遣し初期設定をはじめとするきめ細かいサポートに努めております。また新たにグーグル社などと連携し他県の効果的な事例など民間企業が持つ最新の情報に基づく研修を多くの教員が視聴できるeラーニングにより実施しているほか、ICTを活用した指導に知見のある教員が教材の使い方や授業の進め方を解説した動画を広く配信するなど教員の指導力の向上を図っております。
 来年度の人事異動では、ICTの活用にたけた教職員を本人の特性や意欲などを踏まえて学校現場へ適正に配置し教員同士の授業研究をより活発に行い学校全体の指導力の底上げを図ってまいります。さらに静岡県ICT教育推進協議会におきまして市町教育委員会の指導主事を対象としたクラウド活用研修を開催しており、今後は市や町全体のICT支援業務を受託できる企業の情報共有を進めるなど県全体の現場人材の確保に努めてまいります。
 県教育委員会といたしましては、民間のノウハウを積極的に活用し各市町とも連携して高いスキルを有する現場人材の確保・育成を主導的に進め、GIGAスクール構想が目指す教員に対応できる体制を一層強固なものにしてまいります。
 次に、STEAM教育の公立高校への導入についてであります。
 科学、技術、工学などの各分野の学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育を行うSTEAM教育は、従来の科学技術教育と理数教育を統合、体系化した教育であり幅広い分野で新しい価値を提供できる人材の育成のために必要であると考えております。
 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール指定校である浜松工業高校におきましては、工業科の情報技術基礎、課題研究などの科目で理科、数学などの視点を加えた学習を行いものづくりに対する科学的な視点を持った人材の育成に取り組むなど専門高校を中心に取組を進めております。また普通科では文部科学省のワールド・ワイド・ラーニングコンソーシアム構築支援事業におきまして三島北高校が中心となって県内三つの高校と連携してミネソタ大学STEAM教育センター等を訪問したほか、エネルギーや食糧など持続可能な社会の構築をテーマにした課題解決型の学校設定科目を開設するなどイノベーション人材の育成に取り組んでおります。
 本年度中に全ての県立高校にタブレット端末等が整備されますことから、議員から御紹介のありました未来の教室における学習コンテンツなど効果的なデジタル教材の活用を促進するとともに、各学校が編成する教育課程におきまして教科横断的な学習を充実し家庭学習にも対応できるよう努めてまいります。
 県教育委員会といたしましては、STEAM教育の考え方を取り入れ様々な視点から物事を考察し探究する学習を充実させることにより複雑で予測困難な時代であっても世界で活躍できる資質、能力を有する創造性豊かな人材の育成に取り組んでまいります。以上であります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp