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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:12/16/2019
会派名:自民改革会議


○天野委員
 それでは、5点ほど分割質問方式で質問したいと思っています。
 1つは、SPAC――舞台芸術なんですけれども、鈴木忠志さんから宮城聰さんにかわって約9年たったわけですけれども、比較的県民にSPACの存在が知れわたってきましたが、まだまだSPACの世界的な価値とか日本の中でのSPACの価値は知れわたっていないところがあります。
 世界的でも5本の指に入るくらいSPACは評価されていると言う人もいるし、日本の中でも静岡県の舞台芸術に対する助成も含めて注目されているわけですけれども、最近中高生を対象に芸術鑑賞をしていると思いますが、どれくらいの中高生が見ているのか、5年くらいの数字を教えていただきたい。

○紅野文化政策課長
 中高生舞台芸術鑑賞事業については年度によって上下はありますが、おおむね1万3000人から1万5000人に見ていただいております。

○天野委員
 1年間の平均公演回数はどのくらいかお伺いします。

○紅野文化政策課長
 これも年度によって上下はありますが、ここ数年は大体150公演、1公演で何日かやったとしても1日を1公演と数えた場合150公演程度となります。

○天野委員
 来年は静岡県に縁のある山田長政に関連する演劇をやる予定ですけれども、いつなのかお伺いします。

○紅野文化政策課長
 来年2月に「メナム河の日本人」を公演する予定になっております。

○天野委員
 静岡県ゆかりの山田長政の演劇ですので、できれば県民の多くの皆さんに見てもらいたいと思っていますが、脚本と主役は誰か決まっていますか。

○紅野文化政策課長
 主役と配役、脚本と演出も承知しておりません。

○天野委員
 県のお金2億5000万円から3億円をいつも使うわけですから、巨額のお金を使っている演劇ですけれども、演劇を通じた人間とのコミュニケーションといった意味では中高生に非常に大きな影響を与えていると思いますので、ぜひ頑張ってほしいと思っております。

 次に、文化財について観光と文化財が非常に注目されているんですけれども、例えば静岡市に臨済寺があるわけですが、観光の寺ではないもんですから一般公開は11月の3日間と限られているわけです。それから今川生誕500年を静岡市が中心としてやっていますけれども、今川義元のお父さんの氏親のお寺、増善寺も観光の寺ではないもんですから地元の人でも知らないんですね。
 静岡県が観光への文化財の活用と言っているんですが、観光のお寺とかは訪ねていけるんですけれども、歴史的なお寺や神社は観光地としての表示、説明、それから対応ができていないんですね。その点についてお伺いしたいと思います。

○永井文化財課長
 文化財の観光への活用の関係で、まさに2番委員御指摘の面があると思っています。本年度の4月に文化財保護法が改正されまして、文化財をこれまでの保存から活用と大きく方向性が変わりました。今回文化財保存活用大綱という資料もつけていますけれども、活用を図っていく形で大きく方針として挙げています。
 地域の魅力ある資源を多くの方に訪れていただいて体験していただけるよう県としても積極的に多言語表記であるとか、あるいは館内の案内を含めて今後整備していこうと考えております。

○天野委員
 積極的に活用するということですが、歴史的なものなどの説明文とか案内文とかはかなりお金がかかると思うんですけれども、経費については来年度以降考えているのかお伺いします。

○永井文化財課長
 多言語の表記等も含めて問題になるのは、外国人の方には直訳がわからないと言われておりますので、何という名前かよりももっとわかりやすい表記にしていく必要があり、それに対する国の補助金もあります。
 こういったものも活用しながら整備を進めていきたいと考えております。

○天野委員
 これからの観光は、地域に根差した文化財とか文化的な活動、地味だけれども次に引き継いでいくお金が必要だと思うんですね。派手なパフォーマンスに何十億円というお金をかけるよりも、地域にある文化財でこんなに重要なものがあるよと、それを知っていますかと県民にPRするための費用をもっと積極的につける必要があると思いますけれども、この点について植田文化・観光部長にお伺いしたいと思います。

○植田文化・観光部長
 ことしから文化・観光部に文化財の所管が移りまして、文化財を積極的に観光に生かしていこうとしています。文化財については管理している方々の高齢化が進んだり、過疎化も進んだりして観光に生かしていかないとなかなか守っていけないこともありますので、2番委員御指摘の件は非常に大切だと思います。そういった支援を充実させるようにしていきたいと考えています。

○天野委員
 ぜひ積極的にお願いしたいと思います。

 文化財に対する災害、先ほどは火事の話が出ました。文化財の災害に対する対応が非常に難しいと思います。ですから、文化財の活用と保護のためにもう一度いろいろな調査とか地道な発掘が必要ですが、来年度以降どのように取り組んでいくか考え方をお伺いしたいと思います。

○植田文化・観光部長
 今の補助の枠組みの中にも防災の補助がありますが枠等もありますので、拡充等も考えていきたいと思います。
 首里城の事件もありましたが貴重な文化財が失われるのは本当に残念なことですので、文化財保存活用大綱を策定しますけれども防災について1章立てておりますので、防災対策についてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。

○天野委員
 どうもありがとうございました。

 次に、スペインにサンセバスチャンという小さな町が食の都といって、知事は食の都とよく言っているんですけれども、今まで静岡県民が農産物とか一生懸命地道に育ててきたわけですね。それを観光に結びつけるためには、観光と農業、観光とスポーツ、観光と歴史と文化・観光部は部と部の連携が物すごく大事になってくる、重要になってくるんですね。文化・観光部としてはどこの部署が調整していくと考えているかお伺いしたいと思います。

○広岡スポーツ担当部長
 スポーツに関係しまして申し上げますと、今回ラグビーワールドカップ2019を開催する中で、スポーツだけでなく観光であるとか食であるとかいろいろな部門に関係することがわかりましたし、そういったことで盛り上がることもわかりました。スポーツは健康増進にも役立つ、あるいは産業、人材育成にもいいということで、横串を刺す形として昨年9月に県庁内にプロジェクトチームをつくりました。その中で各部局がいろいろなことをやっているのがわかりました。そういったことで健康、産業などさまざまな分野と1つのキーワードになるのがスポーツではないかと思っております。

○天野委員
 韓国ではウオーキングがブームになっているんですね。ですから観光とウオーキング、例えば浜名湖1周をウオーキングするとか、富士山周辺をウオーキングするといった意味からすると、観光とスポーツを結びつけて、韓国なら韓国でそういった情報があれば観光客が来る施策がすごく大事ですので、ぜひそういったことを進めてほしいなと思います。この質問はこれで終わります。

 次に、私学の関係ですけれども、少子化になってきまして私学でも定員割れが幾つか出てきているんですが、このまま推移すると定員割れで経営的に成り立たなくなる私学が出てくるのではないかと心配します。その点についてどのように考えますか。

○大石私学振興課長
 今後定員割れの私学がふえてきた場合、経営的に成り立たなくなるのではないかとのことですけれども、学校の設置者である学校法人がどのような考えでやっていくかになると思いますので、県としてどうするのかではなくて学校法人みずからが考えるものだと理解しております。

○天野委員
 もちろん個々のところなんですけれども、将来定員割れが心配される学校が幾つかあることを認識していますか、いませんかお聞きします。

○大石私学振興課長
 現に大きく定員割れしている学校法人も中にはあると認識しております。

○天野委員
 この質問はこれで終わります。

 きょうは文化力の拠点の話がたくさん出ました。
 図書館については、皆さんから質問があったようにひび割れが出て現在の形になってきたわけですけれども、図書館と一緒につくるものがはっきりわからないことでみんな不安を感じているわけですから、図書館と大学コンソーシアムとかの接点の説明がしっかりできるようにしてほしいなと思います。
 それから、図書館の100万人というのは、仮に岡山県とか山梨県は100万人いったわけですから、静岡県も新しい形になれば100万人の利用者があるだろうとのことですが、魅力ある、そして利活用できる図書館であれば100万人が150万人の利用者になると思います。
 図書館を中心とした文化力の拠点として第1期工事が進みますよという方向ではっきり決めたことなのか、もう一遍その話を聞きたいと思います。よろしくお願いします。

○高須文化力の拠点推進課長
 今回、施設整備計画案にお示しした機能が文化力の拠点の中核施設と捉えています。まずは第1期整備で先行的に整備しまして、魅力ある空間また施設をつくることによって2期整備につなげていきたいと考えております。

お問い合わせ

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