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委員会会議録

質問文書

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令和元年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:10/02/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 一問一答方式でお願いします。
 皆さんが御質問していただいたので、私はそれ以外のことをお尋ねします。
 産業委員会説明資料3ページの平成30年度の決算について、いろんな御努力を重ねて黒字の計上で敬意を表しますが、遊休資産の売却で3億1800万円ぐらいあったんですが、どこを売ったんでしょうか。

○横地経営課長
 遊休資産の売却3億1800万円は、浜松市の西遠工水神原浄水場の一部使っていない部分を売却した収益でございます。

○佐野委員
 そのように遊休資産というかファシリティマネジメントを発揮してしっかりと有効な運用を図っていただきたいと思います。平成30年度もそれがなかったらちょっと危なかったかなと思いますけれども、事業の精査とともにこちらも進めていただきたいと思います。

そして、この事業別の決算状況を見ますと、東駿河湾工業用水道事業と西遠工業用水道事業は対照的な気がしますが、東駿河湾工業用水道事業の損益が大きいのは老朽化対策に投資したからなのか、大幅な企業の撤退なのか理由をお聞かせください。

○横地経営課長
 東駿河湾工業用水道事業が赤字になった根拠についてお答えいたします。
 東駿河湾工業用水道事業につきましては、昨年度工業用水の大口ユーザーが2社利用を廃止いたしました。給水収益への影響は約1億6000万円の減収でございます。
 一方で、東駿河湾工業用水道事業は大変電力を使う工業用水でして、例えば再生エネルギー賦課金や燃料調整費の単価が上がったことにより動力費が非常にふえ維持管理費がふえたことにより、今回昭和55年度以来の赤字を計上しております。

○佐野委員
 ありがとうございました。
 やはり今富士地区の製紙業等の大きい会社が撤退することで地域の経済にも影響を与えていると思いますけれども、またそういうことも見越してどのようにこの工業用水を運営していったらいいのか、しっかりと県も方向性を見ていただきたいと思います。
 CNF等を推奨してそういう会社とのつながりをもって水を買ってもらうといった頑張りもしていらっしゃるようですが、なかなか取り組みとして大きな効果がすぐあるわけではないとも思います。また経済産業部とも連携しながら取り組みをお願いしたいと思います。
 水道会計におきましても、すごい努力を重ねながら人口減で使う水も減っていく中で、また今後も中長期的なビジョンを持って取り組んでいただきたいと要望します。

 そして、“ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組みですが、委員会説明資料8ページの藤枝高田工業団地について本当にきめ細かい対応をしていただいて、地元でもありがたく思っていますし、期待しています。
 細かいことなんですが、環境配慮で浄化装置の写真等がありますが、たまった雨水を浄化しているとのことですが、雨水というと降った雨をタンクにためて浄化して流すということなんでしょうか。工事で出た汚水や濁った水をためて出すんだったらわかるけれども、雨水をためて出すのなら意味がよくわからないので御説明ください。

○渡邉地域整備課長
 造成工事自体では、排水は発生しません。雨が降ることによって雨水が現場にたまりますので、そのたまった水を排水するときに浄化装置を通して現在排出しております。

○佐野委員
 わかりました。
 直接空から降ってきた雨ではなくて、工事の造成したところを通った水がこのタンクの中に入ると解釈してよろしいでしょうか。

○渡邉地域整備課長
 雨水が現場を通って川に出るときに、2つの水質の汚濁が考えられます。
 1つは、土とまざることによって濁水となって排出されてしまうもの。
 それから、もう1つはここの現場がもともと農地だったことから地盤改良の必要があり地盤改良剤を使っております。通常の地盤改良剤はセメント系ですのでpHが高くなってしまって生物に影響を与えてしまうので、現場にたまった雨を外に排出する際に濁土を浄化することと、pHを調整して排出することでございます。

○佐野委員
 細かい御配慮、ありがとうございます。
 カワバタモロコといった生態系に影響がない御配慮、そしてまた交通安全に対する御配慮もいただきまして、今後も市と連携をとりながらなるべく早い供用、引き渡しを希望いたします。

 あと“ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組みについては私も本会議で質問させていただいたんですが、75区域で順調に開発を進めて完売を目指して販売していて、あと少しのところまで来ていると思うんですが、“ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組みの2期計画は各地域の活性化のために1期計画で造成した工業団地と面的につなげる構想を抱いているようです。企業局はその辺はどのように受けとめて、特にかかわりはないんでしょうか。企業局はあくまでも造成して売るところで終わると解釈してよろしいんでしょうか。

○渡邉地域整備課長
 企業局は造成して分譲するだけではなく、当然のことながら県の施策にのっとり、それから市町のまちづくりの方針にのっとってその一環として造成、分譲しています。そのため、富士山麓フロンティアパーク小山や藤枝高田工業団地につきましても、“ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組みの指定地域で市町からの要望を受けて造成しているところでございます。
 2期計画につきましても、市町でアイデアがあれば私どもで行っている開発可能性基本調査の補助金を活用してより具体化することによって、2期計画の指定についても一緒になって取り組んでいきたいと思います。

○佐野委員
 ありがとうございます。
 “ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組みで工業団地ができることによって、市街地の大型ストアができたり優良田園住宅ができたり地域に住む人もふえてくるわけですよね。そういう面的なつながりというか、さまざまなつながりのところまで企業局の制度を利用して開発していくところまでかかわっていただけると大変うれしく思います。作りっぱなしではなくて、市町の広域的な要望を受けて企業局も積極的にそういう視点で造成を進めていっていただくことを要望します。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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