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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:市川 秀之 議員
質疑・質問日:02/20/2020
会派名:自民改革会議


○市川委員
 分割質問方式にて質問させていただきたいと思います。
 まず、第51号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」について、議案説明書97ページ下段の新時代の学びを支える教育環境充実事業費における国のGIGAスクールの構想の概要を教えていただきたいと思います。

 2つ目、補助金の具体的な内容がよくわからないという新聞等の報道も踏まえて、県及び各市町の整備に向けた状況をお示しいただければと思います。

 3つ目、具体的な交付スケジュール等、現時点で補助金の要綱についてわかる範囲で教えていただきたいと思います。

 4つ目、今回国の経済対策という側面があると思いますけれども、タブレットの発注方法、納品の時期。一括か分割か、購入もしくはリースになるのか、既に決まっていたら教えていただきたいと思います。

 5つ目、タブレットを机の角に置いて子供たちが落としたり、踏んだり、壊して故障したときの予算の措置について検討されているか教えていただきたいと思います。

 6つ目、本会議でも話がありましたが、特別支援学校で子供たちがどのようにタブレットを使って学ばれているのか教えていただきたいと思います。

○関情報化推進室長
 まず、国のGIGAスクール構想の概要ですけれども大きく2つの事業がございまして、校内通信のネットワーク整備事業と児童生徒1人1台端末の整備事業となります。
 ネットワーク整備事業ですけれども、公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備補助金として1296億円の予算がついております。内容は小学校、中学校、特別支援学校、高等学校における校内LANを新たに引く、あるいは更新する内容になります。加えて小学校、中学校、特別支援学校に1人1台端末の電源キャビネットも整備されます。
 次に、児童生徒1人1台端末の整備事業ですが金額は1022億円、全体の3分の2を整備します。

 続いて、県と各市町の整備の状況ですけれども、まず県は補正予算に計上してありますとおり無線LANのアクセスポイント、電源供給機能付のスイッチ、電源キャビネット、児童生徒1人1台の端末の整備のため総額6億3800万円を予算計上しております。
 次に市町ですけれども、必ず県を通じて文部科学省に資料を出しておりますので、文部科学省の資料からですと校内LANの令和2年2月19日の申請見込みは令和元年度の申請、補正で整備を考えている自治体が20です。令和元年度は申請しない自治体が17であり、浜松市のように令和2年度の予算で対応しようという市町もありますので、補正で対応するのは20の自治体になっております。
 1人1台の端末ですけれども、まず校内LANを整備してから端末の整備が動きますので、令和元年12月13日以降県から市町へ調査をかけておりません。回答ですけれども、令和5年度までに1人1台学習用コンピュータを整備する自治体は30、既に1人1台を整備して達成している自治体が川根本町になります。整備が終わっているところは申請の対象から外れています。

 続きまして、補助金交付の話ですが、現時点で校内LANと端末の整備は両方とも正式な補助金の要綱は示されていません。しかし国の調査が来た段階で既に案という形で示されています。文部科学省からは来週に制定されると聞いております。補助金の交付については校内LAN整備事業は年度内、端末整備事業は翌年度でございます。

 次に、端末、校内LAN工事の発注、納品の時期、発注形態ですけれども、まずネットワーク整備については令和2年度までの補助事業であるため、交付決定が得られ次第迅速に契約して年度末までに学校と調整しながら施工します。発注の形態については県の場合県立学校全体を行うための技術者の確保が難しい状況でありますので、まとめて集約して契約することを考えております。
 端末整備については、ネットワーク整備が済んだら早期に導入し学校で活用できることが望ましいと考えています。発注については購入、リースも含め共通な仕様を定めることができれば静岡県全体での共同調達を実現させてコストの削減や事務の効率化に取り組みたいと考えています。

 次に、授業中に故障したときの予算措置ですけれども、故障率をもとに保守契約を結べばよいのですが、かなり高額になりますので保証中の場合はメーカーに問い合わせて予備機があればそちらで対応します。保証外で修理が必要になった場合は、スポット対応として学校の予算での対応となります。

 最後に、特別支援学校でのタブレットを活用した授業の具体例ですが、視覚障害の場合学習の目的に応じてタブレット端末の位置や角度を調節しながら対象物を拡大して学習します。
 次に、聴覚障害の場合タブレットとプロジェクターを合わせ映像と字幕を併用して映すことで子供の理解を深めます。
 肢体不自由の場合、日常の動作が困難なため利用できる教材をベッド、ストレッチャー、車椅子に取りつける、あるいは置く形で学習します。
 最後に、知的障害の場合言葉を選択できる発語ソフトを使いコミュニケーションをとっています。

○市川委員
 ありがとうございました。
 まとめて購入されるということで、スケールメリットは出しやすいと思いますので、よく交渉してなるべく安く買っていただければと思います。
 故障時の対応ですが、学校の予算ということで相当な台数のときはかなりの負担になることも検討していく必要があると思います。

 次の質問に移らせていただきます。
 同じく一般会計補正予算について、繰越明許費です。まず県立学校等長寿命化事業費について御説明をいただいた中で、測量業務において関係者との調整に不測の日時を要したということですが、関係者とその調整が完了しているのか、もし終わっていない場合はいつ完了する予定であるか。

それから、修繕費も御殿場高校の体育館の修繕工事において追加工事が必要になったとのことですが、どのような工事でいつ完成する予定であるか。

それから、浜松聴覚特別支援学校の空調設備の更新工事において工事の遅延等が見込まれたということですが、遅延の理由といつ完了するのか教えていただければと思います。

○木野参事兼財務課長
 まず、長寿命化ですけれども、説明資料にありますとおり磐田南高校の建てかえの設計を出しております。磐田南高校の底地に国有地があり、かなり入り組んだ形で赤道や畦畔があります。約4万3000のうちの1割が国有地で、周囲の方を入れると21人関係者がおり、20人の方とは測量の調整はできていますけれども国に関しましては財務局と調整しており、慎重を要するので7月末までかかると言われ年度内の完成が難しく半年後にはできる見通しです。

 続きまして修繕費ですけれども、説明資料に御殿場高校の体育館とありますが、10月に体育館の床を張りかえようと思ってはがしたところ基礎の部分に一部亀裂や欠損があったので、新たに基礎を追加する工事が必要になりました。もともと2月に修繕が完成する予定だったのですが、6月までかかるということです。

 もう1つ、浜松聴覚特別支援学校の空調設備の更新工事ですけれども、これは騒音対策で12月に債務負担をとりながら予算計上したのですが、1月29日に債務負担の契約を発注しましたら西部地区の空調整備が混んでいて応札者がいなかったため、年度が変わったらすぐに発注して9月までの完成が11月ぐらいの完成になる見通しとなっています。

○市川委員
 よくわかりました。以上で質問を終わります。

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