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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/01/2019 会派名:


○植田文化・観光部長
 文化・観光部長の植田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、令和元年6月県議会定例会への提出議案及び所管事項につきまして、私と広岡スポーツ担当部長から、お手元に配付いたしました文化観光委員会説明資料、文化・観光部概要、議案及び議案説明書により説明いたします。
 初めに、議案についてでありますが、今回提出しております案件は議案1件、報告事項1件であります。
 委員会説明資料の1ページをお開きください。
 第105号議案「令和元年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 議案では7ページ、議案説明書でも同じく7ページになります。
 今回の補正予算は、当初予算編成後の事情変化により、早急に予算措置が必要となる経費について補正するものであります。
 文化・観光部関係の補正予算は、第11款教育費100万円であり、この結果、予算累計額は482億7154万6000円となります。
 委員会説明資料の2ページをお開きください。
 補正予算の内容は、私立学校緊急安全確保対策事業費として私立幼稚園における子供の安全確保のため、職員及び保護者向けに防犯講座を開催する経費を計上するものです。
 委員会説明資料の3ページをごらんください。
 議案では104ページから107ページにかけて、議案説明書では37ページから38ページ及び61ページになります。
 委員会説明資料3ページの2に記載のとおり、2月県議会定例会で議決いただきました第6款文化・観光費のスポーツ費等3事業の繰越明許費2億1700万円に対しまして繰越額は2億137万2000円に、第11款教育費の文化財保護費1事業の繰越明許費6800万円に対しまして繰越額は4310万3000円となり、文化・観光部の繰越額は合計で2億4447万5000円となりましたので、御報告申し上げます。
 次に、別の冊子、文化・観光部概要の4ページをお開きください。
 文化・観光部組織再編の概要についてであります。
 東京2020オリンピック・パラリンピック及びラグビーワールドカップ2019の開催、文化力の拠点の形成等の施策課題に迅速かつ的確に対応するため、文化・観光部の組織の見直しを行いました。
 初めに、文化局関係です。
 文化財保護法の改正に伴い、文化財を観光やまちづくりに生かしつつ、地域社会総がかりでその継承に取り組んでいくため、文化財に関する事務を教育委員会事務局から文化・観光部へ移管し、文化局に文化財課を設置いたしました。
 また、文化力の拠点の形成に係る施設整備に向けた事業者の公募の準備や管理運営計画の策定などの業務を行う体制を整えるため、文化局に文化力の拠点推進課を設置いたしました。
 次に、スポーツ局関係についてであります。
 来年に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技の開催に向け、オリンピック・パラリンピック推進課にオリンピック・パラリンピック調整室を設置し、職員を沼津市の「プラサ ヴェルデ」に駐在させて現地での業務に当たっております。
 また、開催本番を迎えるラグビーワールドカップ2019推進課につきましては、大会準備に万全を期すため職員4名を増員いたしました。
 最後に、空港振興局関係であります。
 本年4月からの富士山静岡空港への公共施設等運営権制度導入に伴い、空港管理課及び空港振興課の2課に再編いたしました。
 また、引き続き空港周囲部の管理や地元との調整等を行うため、空港管理課に空港調整室を設置し職員を島田土木事務所に駐在させて業務に当たっております。
 同じく部概要の25ページをお開きください。
 文化・観光部の予算のあらましについてであります。
 本年度の文化・観光部予算は、表に記載のとおり、第6款文化・観光費144億7113万8000円及び第11款教育費337億9940万8000円の合計482億7054万6000円であり、前年度に比べ5億4342万円余、1.1%の増となっております。
 なお、35ページ以降各事業の概要を記載しておりますので、あわせて御参照ください。
 それでは、文化観光委員会説明資料にお戻りいただきまして、4ページをごらんください。
 オリンピック・パラリンピック文化プログラムの推進についてであります。
 静岡県文化プログラムは、2の(1)に記載のとおり、全国的プログラム、県域プログラム、地域密着プログラムの3つのカテゴリーに区分し、来年の本番を目指して取り組んでおります。
 来年の全国的プログラムの実施に向けて準備を進めるとともに、ことしのラグビーワールドカップ開催期間に合わせ県域プログラムとして伝統芸能フェスティバル、現代舞踊と音楽の祭典等を実施いたします。
 地域密着プログラムについては、先進性や独創性のあるプログラム19件を採択し地域団体等による実施を支援してまいります。
 また、2の(2)に記載のとおり、県内各地で多彩な文化プログラムを重層的に展開するため、市町や団体等に対し認証制度を活用した文化プログラムの実施を働きかけるとともに、3に記載のとおり、多くの方々に鑑賞していただけるよう積極的に広報に取り組んでまいります。
 6ページをお開きください。
 2020年度地域伝統芸能全国大会の開催についてであります。
 全国各地のお祭りが一堂に集まり、舞台上で披露される地域伝統芸能全国大会が、来年11月28日と29日の二日間、静岡県文化プログラムの1つとして本県で開催されます。
 今年度は、来年の本県開催に向けた準備を進めるとともに、9月に奈良県橿原市において開催される大会に参加し静岡大会の開催PRを行ってまいります。
 7ページをごらんください。
 静岡県文化財保護活用大綱の策定についてであります。
 過疎化、少子高齢化等を背景に文化財の滅失や散逸等を防止するため文化財保護法が一部改正され、県におきましては文化財の保存・活用に関する総合的な施策の大綱を、市町におきましては県の大綱を勘案して地域計画を策定できるものとされました。
 本県では、本年度中に大綱を策定し、来年度以降市町の地域計画の策定等を促進してまいります。大綱の策定に向けては、4の(3)に記載のとおり、県文化財保護審議会に大綱策定部会を設置して有識者の知見を取り込んでいくとともに、関係部局から成る庁内策定会議を設置し作業を進めてまいります。
 8ページをごらんください。
 世界遺産富士山の保存管理についてであります。
 富士山の保全状況が審査される第43回世界遺産委員会における審査資料が本年5月に公開されました。
 3に記載のとおり、保存管理の取り組みが具体的に進展していること等が評価される一方、2020年12月1日までに保全状況報告書の提出を要請される内容となっております。
 4に記載のとおり、現在アゼルバイジャンのバクーで開催されている第43回世界遺産委員会において審査される予定でありますが、引き続き関係機関と連携し世界遺産富士山の保存管理を適切に進めてまいります。
 9ページをごらんください。
 富士山保全協力金及び富士山の開山についてであります。
 今年度から協力金の対象者を五合目から山頂を目指す登山者から五合目から先に立ち入る来訪者に変更し、多くの皆様に御協力いただけるよう取り組みを進めてまいります。いただいた協力金は(3)に記載のとおり、山小屋トイレの改修や山頂への安全誘導員の配置などに活用してまいります。
 また、2に記載のとおり、昨年10月確認されました富士山須走・吉田ルート山頂直下の石積み崩落については、管理者が応急復旧工事に着手し早期の復旧を目指しているところであります。
 なお、富士宮ルート、御殿場ルートに影響はありませんので、7月10日に山頂までの登山道開通を予定しております。
 10ページをお開きください。
 静岡県富士山世界遺産センターの取り組みの推進についてであります。
 富士山世界遺産センターでは、世界遺産富士山の情報発信拠点として幅広く事業を展開しております。
 本年度は、2の(1)に記載のとおり、4月下旬から5月下旬に開催した「徳川将軍と富士山」を初め、「富士山の女神かぐや姫」など6回の企画展を開催してまいります。
 また、(2)に記載のとおり、8月11日には三島市と共催で「富士山麓の湧水の『科学』と『恵み』−三島の大地と生活を潤す水−」と題する世界遺産セミナーを開催いたします。
 なお、参考資料として、センターが発行している「世界遺産ニュースレター」と、現在開催しております企画展「富士山の女神かぐや姫」のチラシを添付しておりますので、後ほどごらんください。
 続きまして、11ページをごらんください。
 東静岡駅南口県有地への文化力の拠点の形成に向けた取り組みについてであります。
 文化力の拠点の形成に向けましては、図書館を中心とした施設を先行整備するとともに、民間活力を最大限に活用する方針のもと導入機能や事業手法などの検討を進めてまいります。
 拠点形成に向けた取り組みでありますが、2の(2)に記載のとおり、ことし3月に施設整備に係る県方針を取りまとめたところであり、先行施設への導入機能として県立中央図書館のほか、新しい知的空間や食・茶・花の都、拠点の価値向上に資する新たな民間機能などを考えております。
 また、施設計画については、敷地南側において図書館棟、民間施設棟、駐車場棟を整備することとし、事業手法はPFIと定期借地権方式による一括公募を想定しております。
 現在は、(3)に記載のとおり、実現可能な事業手法や民間機能などの提案を求める事業計画案公募を実施しているところであり、今後提案者との対話を重ねながら実現性の高い事業スキームを構築し、来年度の事業公募を目指して新しい知的空間の管理運営計画の作成や事業公募関係の資料の作成などの準備を進めてまいります。
 続いて、12ページをお開きください。
 総合教育会議の開催についてであります。
 県では、平成27年度から静岡県総合教育会議及び地域自立のための「人づくり・学校づくり」実践委員会を設置運営してまいりました。
 有識者からの意見を踏まえ、知事と教育委員会が本県教育の課題等について協議し、2に記載のとおり、昨年度の会議の成果として県立学校のICT教育機器の更新拡充、ラグビーワールドカップの開催を契機にラグビーの精神や歴史を学ぶラグビー教本の制作などの事業化につなげてまいりました。
 今年度は、3に記載のとおり、6月18日に第1回会議を開催し、国内外で活躍できる人材の育成や子供の安全対策の強化について協議したところであります。
 今後は、確かな学力の向上やライフステージに対応した教育の充実、一人一人のニーズに対応した教育の充実についての協議を予定しております。
 13ページをごらんください。
 私立学校に対する助成についてであります。
 県では、私立学校における教育条件の維持向上、修学に係る保護者の経済的負担の軽減及び学校経営の健全性の向上を図るため各種の助成措置を講じており、令和元年度当初予算では総額272億8762万円を計上しております。
 令和元年5月1日現在の私立学校数及び児童生徒数は、2の私立学校の状況の表のとおり、幼稚園から特別支援学校まで約7万8000人の園児、児童生徒が私立学校で学んでいます。
 主な事業につきましては、3に記載のとおり、私立学校の人件費、教材費等の経常的経費に対して助成しているほか、施設の耐震化等に係る経費への助成や教職員の育成などに対する助成を行っております。
 また、生徒の就学支援として、今年度国の制度である就学支援金の支給に加え、年収350万円未満の世帯に対して月額1万8000円を上限として、年収350万円以上590万円未満の世帯に対して月額6000円を上限として授業料への助成を行っております。
 今後とも、私立学校の教育環境の充実を図り、次代を担う人材を育成する上で重要な役割を果たしていけるよう私学教育の振興に努めてまいります。
 なお、私立学校への助成制度の概要を別途添付しておりますので、後ほどごらんください。
 続きまして、14ページをお開きください。
 私立学校における子供の安全確保対策についてであります。
 大津市、川崎市で子供が被害に遭う事故事件が発生したことを受け、県では緊急にオール静岡で子供の安全確保対策に取り組む静岡県子どもの安全確保緊急対策アクション(県庁版)を取りまとめました。
 このうち、私立学校に関する緊急対策アクションの概要につきましては、2に記載のとおり、職員及び保護者向け防犯講座の実施により子供を守る体制を充実強化することといたしました。
 20ページをお開きください。
 DMOを核とした観光地域づくりの推進についてであります。
 県は、「訪れてよし 住んでよし」の好循環を生むことで地域内経済の拡大を図り、持続的な発展を実現するため観光地経営の視点に立った観光地域づくりのかじ取り役であるDMOへの支援を通じて、県内各地の魅力ある資源を生かした観光地域づくりを推進しております。
 このため、2に記載のとおり、DMOを目指す団体などを含め県内DMOが一堂に会する静岡県DMO会議を開催し、各地域のDMOの相互理解や連携強化を図るとともに、地域のDMO等が行う地域資源の磨き上げや商品造成、販売促進等の取り組みを支援してまいります。
 3に記載のとおり、現在5つの法人が県内の日本版DMOとして登録されており、DMOの機能強化を通じて県内全域でのDMOを核とした観光地域づくりを進めてまいります。
 また、4に記載のとおり、静岡ツーリズムビューロー通称TSJにおきましては、地域と連携した外国人向け商品の開発やラグビーワールドカップなど大型イベントの開催を見据えた本県認知度の向上に取り組んでまいります。
 21ページをごらんください。
 日本平夢テラスの管理運営についてであります。
 日本平夢テラスは、2に記載のとおり、平成30年11月3日の開館以降大変多くの方に御来館いただいており、今月中旬には100万人に達する見込みでございます。
 このような中、3に記載のとおり、日本平夢テラスに向かう急勾配な歩道において電動カートの導入を検討するため試乗実験を行いました。
 カートの利用者と周辺の歩行者の計1,130名にアンケート調査を行った結果、全体の99%が導入に肯定的な意見であり、また利用者の90%、歩行者の77%から有料でも利用したいとの回答をいただきました。
 県といたしましては、このアンケート調査結果等をもとに電動カートの導入について引き続き検討を進めてまいります。
 22ページと23ページをお開きください。
 静岡デスティネーションキャンペーンの開催についてであります。
 この4月から6月までの3カ月間にわたり、静岡デスティネーションキャンペーンを開催してまいりました。
 主な取り組みにつきましては、2に記載のとおり、県内各地域の地域資源を生かした約380の商品企画を旅行会社に提案するとともに、県内全域で神社等での特別拝観や地域の特色を盛り込んだ観光列車の運行など本県の魅力を堪能していただきました。中には、多くの旅行会社が商品化した企画など新たな地域の魅力として定着が期待される事例も出てきております。
 3に記載のとおり、キャンペーン全体の実績に関する集計を進めており8月には取りまとめる予定となっております。今回旅行会社やJRに聞き取りを行いましたところ、東北や中国・四国、九州などこれまでフリープラン商品の取り扱いがなかった遠隔地においても旅行商品が販売されるなど前年を上回る送客が行われていると伺っております。
 一方で、ゴールデンウイーク後は全国的に旅行需要が落ち込んでおり、メディアや宿泊予約サイトと連携した情報発信等に取り組んでいるところであります。
 今後、4に記載のとおり、キャンペーン期間中の商品企画の販売実績等を分析し、その分析結果を踏まえてことしの秋冬や来年のアフターDCに向けた商品企画、営業活動を強化してまいります。こうした取り組みを継続することにより、静岡デスティネーションキャンペーンを一過性のイベントに終わらせることなく、関係機関とも連携して地域一体となった観光地域づくりに取り組んでまいります。
 24ページをお開きください。
 駿河湾フェリーの利用促進についてであります。
 先月1日から一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーによる運航が開始されました。今後は県、3市3町、関係団体等が一丸となり年間輸送人員20万人を目指して利用促進に取り組んでまいります。
 運営方針及び体制につきましては、1に記載のとおり、まずは実運航を委託する株式会社エスパルスドリームフェリーと協力し安全で安定した運航を確保してまいります。
 利用促進につきましては、環駿河湾観光交流活性化協議会内に商品企画、営業を支援するワーキンググループを設置しフェリーの魅力向上と新たな事業開拓に取り組んでまいります。
 フェリーの利用状況につきましては、2に記載のとおり、平成30年度の輸送人員は17万2000人で、前年と比較しますと約5,000人、3.1%の増となっております。特に地域一体となって利用促進の取り組みを実施した昨年の10月以降の6カ月間では、前年の同時期よりも12.8%増加するなど利用状況は好転しております。
 今後とも、県と市町、関係団体が協力して利用促進等に取り組むことにより、地域に大きな経済効果をもたらす駿河湾フェリーの運航を継続してまいります。
 続きまして、25ページをごらんください。
 富士山静岡空港の概要についてであります。
 富士山静岡空港は先月開港10周年を迎えました。議員の皆様のこれまでの御支援に対しまして、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
 下から2番目に記載しておりますけれども、旅客ターミナルビルにつきましては増築・改修工事が完了し延べ床面積が従前の1.5倍の1万8217平方メートルとなったところであります。
 26ページをごらんください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 平成30年度の搭乗者数は71万4239人となり過去最高を記録するとともに、県が目標としていた70万人を初めて達成することができました。
 令和元年5月の搭乗者数につきましては、2の表に記載のとおり、国内線が4万2697人、国際線が2万6350人となり、全体で前年同月から16.0%、9,514人増加し5月として過去最高の6万9047人となりました。
 国内線の搭乗者数は、新千歳線、沖縄線及び国内線全体で5月として過去最高を記録するなど好調を持続し37カ月連続で前年同月を上回りました。
 国際線の搭乗者数も、チェジュ航空ソウル線が新規就航し提供座席数が増加したこと等により前年同月を上回りました。
 続きまして、27ページをごらんください。
 富士山静岡空港における2019年夏ダイヤ期間の運航計画についてであります。
 国内線では、フジドリームエアラインズが3月31日から北九州線を新たに1日1往復運航しているほか、丘珠線においては7月12日から9月24日までの間増便し1日2往復の運航となる予定です。
 国際線では、チェジュ航空が5月10日から新たに運航し、ソウル線は火曜日を除き週7往復となりました。なおチェジュ航空は7月20日以降現在の週4往復から週5往復に増便される予定です。
 また、四川航空が本日から西安線を新規就航させ週4往復にて運航しております。
 この結果、一番下の欄になりますけれども、国内線、国際線を合わせて14路線、週99往復となっております。
 続きまして、28ページをお開きください。
 富士山静岡空港の新たな運営体制についてであります。
 富士山静岡空港は、本年4月1日から公共施設等運営権制度を活用した新たな運営体制へ移行いたしました。
 2に記載のとおり、空港本体部の管理運営業務は運営権者が行い、県は空港周囲部の維持管理、航空機騒音対策、隣接地域振興事業に対する助成を行うほか、運営権者と連携し就航促進、利用促進に取り組んでまいります。
 また、県では3に記載のとおり、モニタリングを実施し運営権者による適切な業務の履行を確保してまいります。
 なお、参考資料といたしまして、今後20年間の運営権者の事業計画であるマスタープラン及び単年度計画も添付しておりますので、後ほどごらんください。
 続きまして、29ページをごらんください。
 富士山静岡空港の利用促進等の取り組みについてであります。
 富士山静岡空港の航空ネットワークの拡充は、県民の利便性向上やさまざまな分野における交流拡大を支えるとともに、訪日外国人等の増加による本県経済への波及効果に大きく貢献することから、県では今後も引き続き利用促進、就航促進を行ってまいります。実施に当たりましては県、運営権者、富士山静岡空港利用促進協議会で構成する富士山静岡空港航空営業戦略会議を開催し連携して取り組んでまいります。
 具体的には、2に記載のとおり、空港競争力強化事業費として空港ターミナルビルの使用料支援、国際線の新規就航または増便を行う航空会社を対象とするグランドハンドリング経費支援などにより新規就航の促進や定期路線の維持拡大を図ってまいります。
 また、空港定期便拡充促進事業費として、富士山静岡空港利用促進協議会と連携し旅行商品の広報、チャーター便運航、教育旅行、ビジネス利用等への支援を実施してまいります。私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○広岡スポーツ担当部長
 私からはスポーツ局に係る所管事項について御説明いたします。よろしくお願いいたします。
 それでは、委員会説明資料の15ページをお開きください。
 サイクルツーリズムの推進についてであります。
 県では、3月に自転車活用推進計画を策定しサイクルツーリズムの推進を柱の1つに位置づけ、国際的なサイクルツーリズムの目的地創造に取り組んでおります。
 2に記載の国の計画を踏まえ、県計画では3の(1)に記載のとおり、国計画におけるナショナルサイクルルートの登録に向けた県内におけるモデルルートの設定、受け入れ体制の向上などに取り組むこととしております。県計画の指標のうち、サイクルツーリズム関連につきましては(2)の表に記載のとおりですが、4つのモデルルートが国から認められるなど官民の取り組みが着実に進んでおりますので、引き続き目標の達成に向けて施策を推進してまいります。
 16ページをお開きください。
 東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技開催に向けた取り組みについてであります。
 大会本番の前年となり、まずはロードレースとマウンテンバイクのテストイベントに地元市町と一丸となって取り組んでまいります。テストイベントでは観客輸送や安全対策などの課題の検証を行うとともに、都市ボランティアの皆様の実践的な研修や記念イベントの開催などによりおもてなしや機運醸成を一体的に加速してまいります。
 今年度の主な取り組みにつきましては、2に記載のとおり、テストイベントの開催のほか、先週の6月27日から30日に富士スピードウェイで開催された全日本ロード選手権や、7月22日にオリンピックロードコースの一部を活用する富士山チャレンジライド2019in御殿場・裾野の開催などにより地元の機運の醸成や情報発信を図ってまいります。
 また、競技会場を活用したレガシー創出に向けた取り組みの推進、事前キャンプの誘致などにも引き続き取り組んでまいります。
 オリンピック聖火リレーにつきましては、3に記載のとおり、去る6月1日に市町の回り順などルート概要が組織委員会から公表されたところであり、道路の名称などルートの詳細につきましては12月末ごろに組織委員会から公表される予定でございます。また聖火ランナーにつきましては、県の実行委員会にかかわるものにつきましては本日から8月にかけて募集を行い、12月以降順次決定していく予定となっております。
 引き続き、組織委員会や地元関係者等と緊密に連携をとりながら大会の成功に向けた準備を推進してまいります。
 続きまして、18ページをお開きください。
 ラグビーワールドカップ2019開催に向けた取り組みについてであります。
 9月20日に開幕するラグビーワールドカップ2019の成功に向けて、本県を訪れる多くのラグビーファンに安全・安心に楽しんでいただくため、大会組織委員会等と連携しながら大会運営の準備を進めるとともに、さらなる機運の醸成と開催後のレガシーの創出を図ってまいります。
 今年度の取り組みにつきましては、2に記載のとおり、大会開催時における交通輸送や警備の準備運営のほか、スタジアム以外で大会を楽しむ場であるファンゾーンの設置運営、大会をイメージした統一的なデザインの横断幕等を県内各地に掲出する都市装飾の実施、ボランティアの育成管理及び大会会場の整備等を進めてまいります。
 また、レガシー創出として、昨年度作成したラグビー教本を学校教育に活用し子供たちにラグビーの精神と文化の普及を促進するほか、大会開催に向けた取り組みや開催の成果を継承するための大会記録集を制作してまいります。
 開催機運の醸成といたしましては、3に記載のとおり、ラグビートップリーグの観戦勧奨や開催100日前記念イベント等による県民の期待感の醸成、タグラグビー指導者養成講習会やタグラグビー教室の開催等によるラグビーの普及を促進するほか、ラグビーワールドカップ2019開催都市特別サポーターを活用したイベントや広報の実施、エコパスタジアムでの大会開催日に実施いたしますスタジアム周辺における本県の食や文化、観光等の魅力を発信するにぎわい空間の創出を図ってまいります。
 引き続き、さらなる機運醸成に取り組んでまいりますとともに大会開催準備に万全を期してまいります。以上で私からの説明を終わります。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○中田委員長
 以上、当局側の説明が終わりました。
 これより質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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