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委員会会議録

質問文書

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令和2年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:10/02/2020
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で質問させていただきます。
 10月1日からゴー・トゥー・キャンペーンに東京も組み込まれ、さらにゴー・トゥー・イート、ゴー・トゥー・商店街、ゴー・トゥー・イベントなど各種始まりますので、まさにスポーツ・文化観光部の腕の見せどころだと思います。よろしくお願いいたします。
 まず、主要事業参考資料4ページです。
 今議会の本会議において、例えば若者の移住促進や関係人口の創出など多くの質問が出ており、今5番委員からも質問のあったワーケーションについて質問させていただきます。
 ワーケーションの類型整理の区分に受入場所の環境とありますが、条件や自然環境を含めどういった環境を求めるのか。
 また、本県で想定される実施パターンの設定とありますが、パターンが設定されるとそのパターンや規格に合わないとワーケーションを受け入れたくても除外されるのでしょうか。
 あとモデル事業の実施による検証の区分で実施箇所が3か所予定されていますが、例えば東・中・西部のどの辺なのか具体的にお伺いいたします。

○川口観光政策課長
 ワーケーション受入環境の条件は当然テレワークを前提にしているため、ある程度通信環境の整っている環境が必要です。企業とまだあまり接触できていないので、宿泊施設と職場環境についてワーケーションをする側がどういった環境を望んでいるのか整理した上で、例えば宿泊施設の中に職場環境を求めているのか、それとも職場環境は別にあったほうがいいのか、幾つか企業ごとで条件があると思いますのでその辺についてはヒアリングしながら確認していきたいと考えております。
 したがって、今ある地域の受入体制でどのような受入れができるのかを中心にしながら類型整理をしていきたいと考えております。
 また、実施パターンにつきましては、今後類型整理をしていきますが、ワーケーションを実施するに当たり企業が合宿形式でやりたいとか、そうではなくて個人が日頃の業務をやる中で週末に仕事を行ったあと観光を楽しむ形態もあるだろうし、幾つかパターンがあると考えています。どのようなパターンが静岡県内のそれぞれの地域でできるのか類型化を進めてまいります。
 地域選定の考え方でありますが、静岡県内にはワーケーションを積極的に取り入れたいとの思いの市町が幾つかありますので、地域の実情を踏まえながらどのような類型パターンで実施するのかを決定した上で、特に東・中・西部とするのではなく地域とヒアリングをしながら決定した類型を受け入れられるところを選定していきます。この際には地域の肩入れはないようによくよく留意しながら地域を選定していきたいと考えております。

○牧野委員
 期待していた答弁を頂きまして、ありがとうございます。
 東・中・西部というと、伊豆とか西だと舘山寺などをクローズアップしてワーケーション事業を行うと思うんですけれども、私の考えとしては個人が仕事しながら場合によっては家族を連れて、例えば静岡市など幾らでも楽しめるところはあるので県内どこでもできると思います。静岡市などは既にワーケーションを始めているところもあるのでその辺りとの連携をしていただきたいと思います。
 受入場所の環境ですけれども、これも私の我見ですが正直言ってWi−Fi環境や電源があれば建屋などにはあまりこだわらなくていいかと感じます。昨年度私は産業委員会でしたが、今年の1月にグーグル本社に視察に行ったときにびっくりしました。グーグル本社の人ってスーツを着ている人は誰もいなくてみんな短パンをはいて、リクライニングシートがロビーみたいなところに置いてあり、隣に犬などペットを連れてパソコンを打っていて、まさにあれってワーケーションの形だなと感じました。ぜひその形と言うか条件を幅広く取り入れてなるべく県外から人を呼び込める形を要望したいと思います。

 文化観光委員会説明資料10ページの東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組について質問させていただきます。
 6月定例会の当委員会でも少し触れさせてもらいましたが6月の段階では5月27日に第1回会議が行われたとのことでした。先ほど第2回会議を8月17日に市と県で行ったとありましたが会議はどのような内容だったのか、このような会議は今後どれくらいのスパンで行われるのか伺います。

○高須企画政策課長
 第2回県・市連絡調整会議について、まず内容といたしましては県と市のそれぞれが今の状況を説明しました。県からは所管している教育委員会から県立中央図書館の基本計画の見直しの関係、我々から現在の東静岡南口の施設配置、歩行者動線などについて説明しました。
 市からは、現在策定中の草薙・東静岡地区のグランドデザイン、北口市有地の活用に向けた検討状況などの説明を頂きました。
 静岡市では、この北口市有地の検討に当たり民間事業者に対して意向調査を今後行っていくとありましたが、県でも南口県有地の活用に向けて民間事業者の意向調査を行うこととしており、一体的なまちづくりを進めるために県市連携して民間に対しての意向調査を合同で行っていくことがその場で決まりました。
 今後の見通しですが、年間5回程度開催する予定で、現在5月と8月に第1回目と第2回目を開催いたしました。見込みとしては第3回目を10月頃、第4回目を年明けの1月頃、第5回目は3月頃開催する予定でございます。

○牧野委員
 そうやって会議を重ねていくわけですが目標はありますか。例えば1年か2年以内に南北それぞれで形を決めて事業計画に着手できる状態に持っていく目標があるのか伺います。

○高須企画政策課長
 会議の立ち上げの趣旨としましては、県市ばらばらで施策を進めていくのではなく、南北一体となったまちづくりのために県市が連携していくことであり、会議の名前も連絡調整会議とさせていただいております。何かを決定したり方針を固めたりする場は想定しておりませんが、県の施策と市の施策が別々の方向を向かないようお互いの施策の進捗状況を確認しながら、この会議で調整を図って同じ方向を向いて進めていきたいと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 県と静岡市はよくいろいろ言われますが、トップ同士がそうであったとしても事務レベルではちゃんと連携して進めていただけていると私は信じております。
 南口県有地の図書館はこれから県民に広くアイデアを公募していずれ建設ができると確信しております。ただ図書館ができたときに北口市有地がまだ決まっていないとか空いた状態であると、経済効果もそうですが人の誘致の効果も半減以下になると思いますので、ぜひ今後とも市としっかり連携して進めていただきたいと思います。

 続きまして、説明資料11ページのラグビーワールドカップのレガシー継承についてお伺いします。
 今週の日曜日、9月27日にモニュメントの除幕式とスポーツサポーター委嘱のセレモニーがあり、私も参加させていただきました。エコパスタジアムを見ると1年前の感動が込み上げてきて、今こういう世の中になるとあの頃は全然想像もしませんでした。スポーツ・文化観光部の方々は準備から後片づけまで休み返上で大変だったと思います。ありがとうございます。
 6月議会では、こんなときだからこそ9月のセレモニーは華やかにやってほしいと要望したんですけれども、福岡堅樹選手に来ていただいたり、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんがビデオメッセージを寄せてくれたりと非常にいい式典でした。午後から行った記念イベントについてどういったものだったか、手応えを教えていただきたいと思います。

○大石スポーツ政策課長
 ラグビーワールドカップ1周年記念イベントの成果ですけれども、午後には約1,500人の来場がありました。静岡県内だけでなく県外からも来場があり、遠くは福岡県から2名ほどいらしていただいたようで、全国的にも注目を浴びるイベントだったと思います。また県内のマスコミだけでなくワールドラグビーや日本ラグビーフットボール協会、ラグビーの専門誌の取材があるなど非常に注目を浴びております。
 その後、県スポーツ局の所管するSNSにもかなり反響がありまして、福岡選手のSNSにも上げていただいたことでかなりの反響が書き込まれており、こういうイベントを県民の皆様も期待して来てくれたんだと手応えを感じております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 当日、私は午後まではいなかったんですけれども、既にたくさんの人が列をなしてスタジアムに入るのを待っていたとのことで、とてもすばらしい1日だったと思います。
 ラグビーをエコパで開催すると言ったとき日本全体もそうですがラグビーって日本ではそんなにメジャーなスポーツではありませんでした。それが1年たってもここまで盛り上がっている状況なのは、やはり9月28日に静岡がアイルランドに勝ったあのシズオカ・ショックの1日が非常に大きいと思います。
 ここで、私は提案したいんですが9月28日を記念日として毎年祝うことをしてはどうかと思いますがいかがでしょうか。

○大石スポーツ政策課長
 確かに9月28日は非常に印象深い日でいろいろな反響もありました。来年度以降につきましては、ぜひ9月28日を中心としたラグビーワールドカップがあった期間に静岡県のラグビー協会と共に、新たな大会をやるなど方向性を持って今後も話合いをしながら何かの記念にできればと現在調整しております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 我々人間は節目節目に向かって頑張ったり盛り上がったりできるので、ぜひ9月28日の記念日について御検討をお願いします。

○河原崎委員長
 では、ここでしばらく休憩とします。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○河原崎委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○牧野委員
 説明資料17ページの「ふじのくに#エールアートプロジェクト」についてお聞きします。
 コロナ禍の中、芸術家の活動支援のために行ったプロジェクトであり、この結果を見ると申請件数が162件で採用件数が57件となっています。どのような基準で最終的に57件に至ったのか教えてください。

○室伏文化政策課長
 今回、申請のありました162件から県内を拠点に活動していることや収入を得て活動しているプロであること等の申請要件に合致した100件程度につきまして、新規性や波及効果、発展性などを審査して57件を採択したところであります。
 100件程度から57件とのことで、大体6割は採択できたと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 最初にこの数字を見たとき、162件に対して57件で3割かと思ったんですが、今の説明を聞くとそもそも県外からの応募など基準を満たしていないものをふるいにかけての57件、6割の採択とのことで、芸術の再開に向けた支援ができたことはありがたいと思います。
 そうはいっても、まだまだ支援を必要とする人はいますが、冒頭しゃべらせてもらったゴー・トゥー・イベントも開始されたことで大分緩和されてよくなっていくかと思います。この「#エールアートプロジェクト」は今後再び実施する予定はありますか。

○室伏文化政策課長
 「#エールアートプロジェクト」の相談窓口につきましては、文化庁など国の支援制度の紹介などを3月まで実施し、今回採択した57件の事業内容につきましてもホームページに掲載して情報発信していきたいと考えております。
 また、文化プログラムを継承いたしますアーツカウンシルにおきましては、県民主体の文化芸術活動を支援することによりアーティストの活動機会を増やすなどアーティストと地域をつなげてまいりたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 続きまして、県有施設である県立美術館について2点質問させていただきます。
 最近、富野由悠季展があり私も県立美術館に足を運びました。知っている人は知っている方でガンダムの生みの親です。子供の頃見ていて全くちんぷんかんぷんでしたが、大人になって見て今まで勧善懲悪だったロボットアニメに人間模様や政治の世界、悪には悪の正義があることを持ち込んだことは非常に画期的なものでした。今回やってくれたのは非常にすばらしいことで、私は内覧会に出席させてもらったんですけれども、その後に4連休があり静岡新聞に紹介されていた写真を見ると、かなり多くの方が県外からも来られ非常に盛況だったと思います。
 そこでまず、1点目に県立美術館でやる企画展はどのように決めているのか伺います。

 もう1点は、全然毛色の違った質問なんですけれども、車椅子の人が障害者駐車場に車を止め専用スロープを使って美術館に行くのがちょっと大変という声がありました。実際のところ美術館にそういう声が上がっているのか、またそういった場合の対応はどうされているのかお聞かせください。

○室伏文化政策課長
 まず、美術館の企画展をどのように決めているかについてです。
 6番委員から御紹介のあった現在開催している富野由悠季の世界展のように、全国を巡回して実施している展覧会が1つ。また先般開催したミュシャ展については学芸員の研究成果や専門性を生かした展覧会です。それと次の展覧会として予定されているムーミン展のように、広く県民に親しんでもらう展覧会も組み合わせて計画しながら年間スケジュールを立てております。

 次に、車椅子用スロープにつきましては、勾配などについて今のところ問合せはありません。事前に御連絡を頂ければスロープから館内まで職員が案内しますし、事前でなくても当日に総合受付で事務局に御連絡頂ければ職員がすぐに対応する形となっております。

○牧野委員
 障害者の対応についてありがとうございます。私も実際に現地に行って勾配を見たんですけれども、そんなにきついかなと思いました。でもそれは当事者になってみないと分からないのかなと思いますし、そういうところをもう改良できないから県立図書館は動かされるわけでありますので、ぜひ職員が柔軟に対応していただければ助かります。
 企画展の選定について、私も県議会議員になってからいろいろな案内が来て見に行かせていただいていますが、私の芸術心が乏しいせいか見ていてもなかなか響かないのがあったりします。でもそれは芸術家の先生からするとやっぱりその心の世界というか、そういうものは大事なんですけれども、美術館って県民に親しまれてどれだけたくさんの人が来るか、図書館もそうですが重要ですので、うまくそこをやっていただければと要望いたします。

 次に、説明資料29ページの富士山静岡空港についてです。
 今はインバウンドがなくて国内需要だけで何とかやってだんだん利用者が増えてきている中で、静岡空港からの行き先で一番人気があるのは北海道とか沖縄です。沖縄に関しては13時発の便があり向こうに着くのは夕方でそこからだと何もできません。今回運営権者が民間の富士山静岡空港株式会社に移ったとのことですが、今までもこういう声はあったと思うんですけれども、受入空港に対してのアプローチやダイヤの改正など経緯を教えていただきたいと思います。

○石ヶ谷空港振興課長
 6番委員がおっしゃったとおり、沖縄線は非常に人気のある便です。
 昨年8月は89.3%と非常に高い搭乗率でした。この人気路線に対する利便性の向上に向けた取組については、今までのやり方ですと航空会社との交渉が重要です。航空会社としては機材繰りの問題がありまして、これが非常に重要な問題です。それでも粘り強い交渉が我々にとって必要であり、今後も航空会社との話し合いを続けていくに当たりまして、一番重要なファクターはさらなる利用者増であります。
 8月の搭乗率については89.3%と申し上げましたが年間では73.0%でした。この数字を見ていただくと分かるとおり、アップダウンと言いましょうか、上がり下がりが激しい状況にあります。年間を通じて利用者を増やすために我々県といたしましては、ビジネスサポーターズクラブの会員などに向けたキャンペーンや今までとちょっと違う取組として我々自身が沖縄をはじめとした就航地の魅力をPRするためのサイト「空旅でGO!」を立ち上げました。こうしたものによってより多くの県民の期待を担っていきたいと思います。
 また、空港路線の維持拡大のためには就航地先からのお客様もたくさん誘致しなければならないため、クーポンブック「シズオカパスポート」を作成、配布しております。
 空港利用客の増加につなげる取組については、これらのものに限らず今後もより積極的に行ってまいりたいと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 沖縄にこだわって申し訳ないですけれども、なかなか航空会社同士で難しいとのことで別のやり方はないかと思い、13時から午前中にするのが無理だったら逆に夕方から前乗りして前泊だとかそういった手だてもあると思うので粘り強く交渉していただけたらと思います。この沖縄のダイヤがよくなればさらに搭乗者数が増えると思いますのでよろしくお願いいたします。

 最後に、県内の修学旅行の誘致についてお伺いいたします。
 フェリーのところに教育旅行における利用と書いてあるんですけれども、皆様も御存じのとおりコロナ禍で修学旅行をキャンセルされる学校は高校に限らず、小学校、中学校も含めてあると思います。6月定例会のときも当委員会で質問したと思うんですけれども、山梨県などの近県も含めて修学旅行誘致のための状況など教えていただけたらと思います。

○佐野観光振興課長
 教育旅行についての状況と6月常任委員会後の状況についてお答えいたします。
 6番委員御指摘のとおり、教育旅行の行き先を見直すとの動きがありましたことから、教育旅行を県内に誘致することが経済的にも非常に観光地の振興にもなりますし、児童生徒の皆さんに県内の魅力を改めて確認頂くことは非常に重要だと思っております。
 このため、8月に県内の公立小中学校に対して教育旅行の宿泊先等の検討状況についてアンケートを行いました。これについては小中学校合わせて760校のうち38.7%に当たる294校から回答がありました。回答のあった公立小学校のうち、24%に当たる51校が県内への教育旅行を実施または検討しているとのことでありました。同じく公立中学校につきましても、回答のあった学校のうち6%に当たる6校が県内への教育旅行を実施または検討しているとのことでありました。また行き先未定は小学校のうち32%に当たる66校、それから中学校のうち16%に当たる16校でした。
 これらは非常に有用な情報でありますので、このアンケート結果を回答のあった小中学校や教育旅行を受け入れている県内団体等にフィードバックしたいと思っています。
 それから、行き先未定の小中学校を中心に県内関係団体等との意見交換会を今月開催して、県内教育旅行の誘致と促進に向けての意見交換を行い今後に生かしたいと思っています。
 また、近隣県からの教育旅行誘致の取組といたしましては山梨県の御協力を頂きまして、7月下旬に山梨県内の2か所において説明会を開催し、静岡県内で教育旅行を主に受け入れている8団体と静岡県観光協会が山梨県の学校関係者や旅行業者に対する説明を行いました。静岡県はこんなにいいところでこういう体験ができますなどの説明を行ったところであります。
 なおかつ、静岡県と山梨県、長野県、新潟県の4県から静岡県内への教育旅行を促進するための助成制度を新たに創設いたしまして、近日中に募集を開始する予定です。この制度をうまく使っていただいて、県内関係業者が教育旅行の誘致、促進を図っていただくことを期待しておりまして、今後も教育委員会や関係団体、旅行業者、近隣県に対して教育旅行の誘致、促進を一層進めてまいりたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 最後に意見を言わせてもらいます。
 コロナ禍により、京都など他の都道府県に行かない修学旅行とのことですが、私はアフターコロナ時代もぜひ教育委員会と連携して県内旅行を促進していただきたいと思います。コロナ禍前は中学校だと京都や奈良、高校だと沖縄や北海道、広島に行ったりしていたんですけれども、私から言わせるとそんな旅行は大人になれば勝手に行きますよね。30歳になったら静岡県へとか、静岡県に若者を根づかせたいのであれば、小中学校のうちから静岡の魅力をぜひ探究してもらいたいと思います。
 私ごとなんですけれども、私の息子が東豊田中学校に通っております。ニュースを見た方もいると思うんですが、東豊田中学校は今回京都、奈良の2泊3日をキャンセルしてその3日間を使って何をやったかというと、1日目に県内でのプラン――例えば静岡探究プロジェクトという名の下に1日歩いて回る静岡市の旅やマイナス50度の世界、海の世界などそういうのをクラスごとに決めます。2日目は班ごとに分かれて実際にそのプランを実行して、3日目には日本平ホテルを使って生徒がやった旅行のプレゼンをしました。しかもそこではコース料理が出まして、テーブルマナーを学びつつ食事を楽しみながらプレゼンを行うと、しかもこれはゴー・トゥー・キャンペーンを使っております。
 そういう中で、生徒が静岡の魅力を発見するのもそうですし、さらにコロナ禍ですが夕暮れどきに日本平ホテルの庭に出ると校長先生がサプライズで花火を上げてくれて非常に感動したと、そういうエピソードも聞いております。ぜひ今後は小中学生に静岡県内の教育旅行を促進していただけたらと要望して、私の質問を終わります。
 ありがとうございました。

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