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委員会会議録

質問文書

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令和元年7月多文化共生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:07/31/2019
会派名:自民改革会議


○江間委員
 質問は分割でお願いします。私は磐田市の選出になりますが、私の住んでいる地域に東新町というところがあります。ブラジル人の一大エリアで、私の子供が小学校に行っていたときも、15%ぐらいがもう既に外国人、これはもう十何年前ですけども。それがふえたり減ったりしながら今定着しつつあるという、イメージとしてはブラジル人が中心の多文化共生地域だと思っていたんですが。
 まず、県の在住外国人はベトナム人が非常にふえていると。その理由を教えていただきたいのと、また、県内の地域性も教えてください。
 それから、全国でいうと、中国人が一番ということですが、中国人が一時期すごく入ってきたというイメージがありますが、県内ではそう伸びていない。その辺の理由があったら教えていただきたいと思います。お願いします。

○長谷川多文化共生課長
 ベトナム人がふえている理由でございますけれども、先ほどもちょっと触れましたように、技能実習ということで、本県に在住しているケースが非常に多くて、それが全体のベトナム人住民の55.3%となっております。ベトナムは近年、日本企業が非常に進出をしているところでございまして、日本に対する憧れも強いと聞いておりますし、また、ベトナムの方が素直で、おとなしくて、手先も器用で、企業でも戦力になるということから、ベトナム人のニーズも高まっていると聞いております。
 それから、地域性についてでございますけれども、静岡県では、先ほども申し上げましたように、人口が多い市を並べますと、浜松市、静岡市、磐田市、富士市、掛川市ということになっておりますけれども、実は、浜松市、磐田市、富士市、掛川市については工場が非常に多いところでございまして、工場で働く技能実習生、あるいは、派遣労働者等が多く住んでいるのではないかと思っております。
 これに対しまして、静岡市は、資料の3ページでございますけれども、市別の在留外国人数を見てみますと、静岡市では中国、フィリピン、韓国ということで多い順に挙げられておりますが、これはほぼ全国の傾向と等しいと思われます。というわけで、静岡の場合はどちらかというと工場というよりも留学生等が多いのではないかと推測しております。
 それから、中国人の方が余り伸びていないという御指摘なんですけども、恐らくですが、技能実習の方で中国人の方も一時多かったんですが、それがだんだんと所得も向上してきているということもありまして、技能実習の働き口としてベトナム人が近年ふえているというふうに考えられております。以上です。

○前嶋経済産業部参事(産業人材確保・育成担当)
 ベトナム人の技能実習生につきましては、平成29年10月現在2,754人おりましたのが、1年たった平成30年10月現在で4,350人ということで160%増と非常に多くなっています。しかも、今月の1日に安倍首相とベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談した際に、さらに日本にベトナム人を送ってきたいというような話もされておりまして、今後さらにベトナム人がふえてくることが想定されます。以上です。

○江間委員
 ありがとうございます。静岡はベトナムの方が多くないということは県西部のほうに今後ふえてくる可能性があると理解してよろしいでしょうか。
 それから、ビザとか、そういう入国にかかわる緩和措置とか、今安倍首相の話も出ましたが、そういう方面での政策というか、国として持っているのかどうか、その辺もしわかれば教えてください。

○前嶋経済産業部参事(産業人材確保・育成担当)
 ベトナムは比較的、現地に日本語学校ができていることと、送り出し機関が物すごい数があるので、送り出しの体制が整備されています。しかも浜松の企業はベトナムに日本語学校をつくって支援をしていますので、西部地区にふえてくる可能性は非常に高いと思います。
 それから、特定技能につきましても、まだ現在のところ、海外から直接入ってきてはおりませんが、先ほどの首相同士の会談の中では、特定技能につきましても、首相からは生活する環境を整えていきたいというような発言も出ておりまして、ベトナムから入ってくるのは、まだしばらく続くだろうというふうに考えております。以上です。

○江間委員
 ありがとうございます。
 では、次の質問をお願いします。
 危機管理のほうで、外国人の防災訓練の参加者が余り多くないというお話がありました。さっきの東新町という地域は、非常に高齢化が進んだ地域で、もう地元の自治会の方が外国人の方に助けてもらわないと我々は逃げられないと、日本人が逃げられないというぐらいに言っているような地域なんです。この参加者の数がもっともっとふえてほしいなと思いますが、その辺の方策があれば教えていただきたいと思います。

○酒井危機対策課長
 外国人が訓練に参加しないというのは、言葉の壁が、地域のコミュニケーションがとれていないということが基本にあって、参加者数が少ないと思いますので、今危機管理部では、新たなツールをつくっております。外国人にもわかりやすい情報提供をして、まずは地域の状況をしっかり理解していただくことで訓練にも参加しやすくなる、まず環境をしっかりつくっていくことを、危機管理部では考えています。以上です。

○江間委員
 ありがとうございます。
 防災訓練については、その地域も自治会長さんが相当な力を入れて、外国人の方を防災訓練に連れ出す努力をされていると思います。さっき平野ビニールさんのお話がありましたが、企業がそういう地域への活動の参加を促す働きかけをしていただきたいということ、これは要望でございます。
 それから、教育委員会になりますが、外国人の生徒がプレクラス、就学前の指導を県内7市でやっていると伺いましたけども、具体的にどこの町がやっているかを教えていただきたいことと、これは磐田市も、たしかやっていると思うんですが、就労に来る、外国から来る方の子供たちの数が、年度によって、多かったり少なかったりするというのを聞きました。それによって支援員の人とか、先生の数も調整が非常に難しいというところがありましたが、県として、市にそういう支援をする施策があれば教えていただきたいと思います。

○宮ア義務教育課長
 まず、プレクラスの設置市につきましては、御前崎、菊川、掛川が1つで連携して、菊川を主に会場としてやっております。そのほか、浜松、それから、袋井等がやっております。
 基本的にはプレクラスにはそれぞれ設置者、市町教育委員会が当然中心になってやっているわけでございます。ニーズの高いところはプレクラスができているんですけれども、市町によってかなり差があると。また、先ほど委員が言われたとおり、年によっても差があるということで対応は大変苦慮しているところでございますし、市長会の要望等におきましても、一番多いのはプレクラスの支援、そういった各市町からの要望が大変多いものですから、そこの点を県としてどういった支援ができるのか、現在プロジェクトチーム等を通じて検討しているところでございます。

○江間委員
 ありがとうございます。このプレクラスというのは非常に効果があると聞いています。ただ、磐田市は縦に長い町で、1カ所でやっていますので、遠くの人が送迎ができなくて困るとも言われていますので、その辺の支援も含めて検討いただければと思います。以上です。

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