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質疑・質問者: | 阿部 卓也 議員 | |
質疑・質問日: | 02/20/2020 | |
会派名: | ふじのくに県民クラブ |
それでは、分割質問方式で2項目お願いします。
厚生委員会資料にある子ども・子育て支援給付費負担金について、利用児童数を6万2439人と予測したけれど6万1160人になって減額補正とのことであります。1,279人減っ
たことだけが理由で7億9000万円減なのかお聞きします。
また、見込んでいた子供たちの場合、日本の場合は出生数等々で子供の数をしっかり把握していますので、あらあらの見込みではないと思うんですが、この1,279人の子供た
ちはどこへ行ったのかお伺いしたいと思います。
○山本こども未来課長
子ども・子育て支援給付費負担金は5億円ほど減額してございます。
こちらは、先ほどの1,000人余りの児童が原因かですけれども、それに加え教育費無償化の関係で副食費の4,500円があったんですけれども、それがどのような負担になるかが
予算計上の段階ではわかりませんでした。今は実費負担で対象経費から外れてございますけれども、それを含めて計上しておりましたので、減額が大きくなっております。
見込みとの差に当たる児童たちはどうなったかですけれども、給付費負担金を計上する際に各市町で子ども・子育て支援計画というのをつくって見込み数字等を立てていた
だいておりましたので、その見込みが実際と異なっていたことによる差で、実際入所できなかった結果だと思います。
○阿部委員
子供の数のことをもう少しお聞きするんですが、場合によっては保育所、幼稚園など、その年齢期に受けるべき保育事業、幼稚園の教育事業が受けられていない子供たちが
発生してしまっているかもしれないと思います。これ以上は掘り下げませんが、市町の見込みだけで計上するのではなくて、行方をきちんと把握していただいて、子供たちに
しっかりとした保育事業、幼稚園事業等々を受けられるようにしていただきたいと要望します。
もう1項目お聞きしますが、先ほど8番委員から感染症の件について関連質問がありました。議案説明書49ページに感染症対策事業費がございますが、こちらも減額補正し
ております。特に(イ)感染症指定医療機関運営費助成が2519万8000円減額、感染症等対策事業費が73万3000円減額でありますが、こういう緊急事態でありますので、場合に
よっては繰越明許をかける検討もありではないかなと思うんですが、そのような検討をした経緯があるのか。また感染症指定医療機関運営費助成だけでは事業費の使途の範囲
が予想される感染症対策の内容には合致しないのであれば繰り越しても意味はないわけですので、そのあたりを説明もいただきながら見解を伺いたいと思います。
○後藤疾病対策課長
感染症指定医療機関運営費助成は、県内10施設の感染症指定医療機関の感染症指定病棟の確保に対する補助金でございまして、実際にその病床を使用して、その病床の入院
費用が経費を上回る場合には補助金を支給いたしません。実際確保していた病床に患者が入らずに収入が得られない場合の分を補助する制度でございます。ですので、病院の
病床使用率等によって収入が支出を上回るか、下回るかが変わってきますので、毎年補助額が変わります。
2点目の感染症等対策事業費は、結核の接触者検診の委託件数等によって額が違ってきますので、結核患者の発生数によって件数が変わってきます。感染症患者の発生や病
床利用に伴って額が変わってきますので毎年変動いたします。
○阿部委員
わかりました。そのような事業内容であれば、繰越明許する必要もないと感じました。
確認しますが、感染症指定医療機関運営費助成は指定した48床の陰圧病室ということでしょうか。
それから、答弁できるところまでで結構ですが、クルーズ船の患者を受け入れているので、今回稼働しているということになると思いますが、残った予算で足りるのか確認しておきます。
○後藤疾病対策課長
病床をあけていくことで生じる補助金に関しましては、第1種感染症指定病床は607万円余と聞いています。第2種感染症指定病床に関しましては陰圧室のありなしによって
上限額が決まっていまして、ある場合には199万円余、ない場合には151万円余聞いています。
今入院しているクルーズ船の方に関しましては、医療費は国費、公費で賄えると聞いておりますので、病院の負担はないと考えております。
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