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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:07/02/2019
会派名:自民改革会議


○杉山(盛)委員
 一問一答方式で2問だけ。
まず、厚生委員会資料1の35ページの児童虐待について児童相談所に弁護士が配置と書かれているんですが、弁護士の業務はどんな内容であって、どんな効果があるのかお聞きしたいと思います。

 もう1つ、先日掛川市で23歳の女性従業員が家族や同僚にも相談せず出産に至り、新生児を放置した。新生児は命に別状はなく無事であったけれども、このような虐待防止をするために妊娠・出産期を含めた早期の相談や支援が必要であろうかと考えておりますので、県の取り組みをお伺いしたいと思います。

 それから81ページの若者に広がる薬物についてですが、最近本県出身のミュージシャンやらアイドルグループも含めてテレビ、マスコミで薬物に関するニュースがあります。本県ではこれに対してどのような対策を講じていくのか伺いたいと思います。

○橋こども家庭課長
 児童相談所に配置されている弁護士の業務内容と効果についてでございます。
 本年4月から県内4カ所の児童相談所に弁護士を非常勤職員として配置しております。弁護士の業務内容ですけれども、業務に関する法律相談を中心といたしまして、ケースワークに関する法的な立場からの助言、家庭裁判所への申し立ての手続、調整などを行っていただいております。
 弁護士配置による効果といたしましては、職員ではわかりにくい法的な部分の助言、指導等により業務を的確、迅速に行うことができるなど児童相談所の法的対応機能の強化が図られると考えております。

 掛川市内で起きました新生児放置事件に対する取り組みについて、県では思いがけない妊娠により悩みを抱えている方が気軽に相談できる静岡妊娠SOS相談窓口を開設しております。
 この相談窓口は、匿名で電話やメールで相談できるものでありまして、今回の事件を踏まえまして一層の周知が必要と考えております。
 これまで県内の高校、大学、コンビニ等でリーフレットの配布を行っておりましたけれども、今後は妊娠検査薬を販売する薬局、ドラッグストアなどの協力を得ながら、より一層効果的な周知広報に取り組んでいくこととしております。
 あわせまして、今年度の新規事業として妊娠SOSに相談いただいた相談者の方が希望する場合に、保健師が医療機関への受診に同行しまして、不安や悩みに対応する支援も行うこととしており、現在準備を進めているところでございます。

○田中薬事課長
 若者に広がる薬物乱用防止に向けた取り組みについてお答えいたします。
 近年、10代、20代の青少年を中心として特に大麻の乱用が急激に拡大しております。若者に拡大する大麻の乱用は、大麻には害がない、たばこより安全などといった誤った情報が流布されていることが要因の1つであると指摘されております。
 そのため、昨年度から開催しております小中高校生を対象とした薬学講座の講師などの指導者層を対象にした研修会におきまして、今年度は大麻の科学的知識に関する講義に加え取り締まり状況に関する講義も行い、より一層正しい知識の周知に努め教育の質の向上を図ってまいります。

○杉山(盛)委員
 松下幸之助さんの本か何かで読んだことがあるんですけれども、人間として生まれた最大の幸せは子供を産むこと、男は産めないので死ぬまで人間としての幸せを味わえない、女性と仕事でそれを補うと読んだことがあります。10カ月もおなかに入れた子供を虐待する。動物ですら自分の子供を命をかけて守るのが当たり前ですが、人間が動物以下みたいに自分の子供を虐待することが信じられません。最大の原因がどこにあるかきちっと議論して、認識しなきゃいかんなと。
 幼稚園、小学校、中学校での教育に対して、家庭教育は非常に大事な部分があるといつも感じています。自分は子育てが終わりました。子供を3人育ててきましたけれども、余り自慢されたことではないんですが、勉強しろとか、何をしろと言ったことは記憶にありません。ただし御飯を食べている最中の箸の持ち方、肘をついて食べることに対しては物すごく口うるさく、もちろん手も上げて家庭教育の中でやってきたのを覚えています。うちの子供も、どんなきれいな女の人でも格好いい男性でも肘をついて食べている姿を見ると興ざめしちゃうよねと言うんですよ。
 子供の教育はよく3歳までと言われるんですが、その部分の大切さを親に対して、その親が、またその親が語り継いで家庭教育の中で教えてきたと思うんですね。
 先日母親と話をしたら、マッカーサーが日本に対して一番悪いことを進めたのは核家族化だと。おじいさん、おばあさんと一緒に住まないで核家族としてそれぞれが住むよう推奨した。それはなぜかと言ったら、日本人の家族的なつながりをアメリカ人はすごく恐れたと言っていました。母親にしてはいいことを言うなと思ったんですけれども、家庭教育をどのようにやっていくかが非常に大きな要因になると感じています。
 私も子供に対して手を上げたことがあるし、自分も上げられたこともあるんで、家庭教育をしてきたつもりですが、案外見ていて、こんな子に育てたつもりはないと言っている親がそのとおりに育っているんですよ。
 先日もあるところへ行って、小学一、二年生ぐらいの子供がただいまと帰ってきて靴をそろえないでそのまま行ったときに、母親が靴をそろえて上がりなさいと言っているんだけれども、子供は何も言わずに自分の部屋に上がって行ったんですね。これ教育じゃないんですよ。その場でとめて、靴をそろえるまでは家に入れない。子供に対して親は言っただけでただの自己満足で終わっちゃっているんです。靴をきちっとそろえるまでは自宅に入れないぐらいのしつけをやらんと、ただ言っているだけで、全くあの子はと言いながら教育になっちゃいないんですよ。何が言いたいのかちょっとわかりませんけれども、ぜひ健康福祉部でも頭に入れながら、いろんな政策を考えてもらいたいなと思っております。

 それから、若者の薬物乱用について、確かにおっしゃるとおり、テレビでちらっと見たら大麻はある国では推奨されて、たばこより体にはいいんだと言っている国もどうやらあるようです。
1点だけお伺いしたいのは、例えばその国に行って大麻を吸って戻ってきた場合は、日本の法律では罪になるのか、ならないのか。ずっと前に県議会議員が昔吸ったなんて、物議を醸したこともあるんですよね。アメリカへ行ったときに、そこが許されていたんでなんて言う人も大昔にはいました。大昔といっても、私らの時代ですから。
 その国でいいよと言っているものはいいのか、悪いのか。日本へ帰ってきて、万が一ばれた場合はどうなんでしょうか。そこだけ教えてください。
 最後にちょっと残念な話ですが、先日もあるところへ行って、私はもうたばこをやめましたけれどもたばこを吸える場所があったんですね。そこへ行くとたばこのにおいがするわけですが、その中にあと1カ月ぐらいで子供を産むだろうおなかの大きい女性が一緒になってたばこを吸っているんですよ。あれを見て残念だなというか、今のお母さんは感覚がどうなのかなと思いました。1点だけ教えてください。

○田中薬事課長
 海外での大麻についてでございます。
 直近ではカナダで嗜好用大麻の使用、所持が認められることになりました。日本におきましては大麻の所持は禁止されておりますので、吸ってそれを持ち込むのであれば、日本国内では大麻取締法で取り締まりがされます。在バンクーバー大使館では日本で大麻の所持、譲り受けなどは違法である旨をホームページで注意喚起しています。

○藤原健康福祉部部長代理
 先ほどの家庭教育の関係で私見ではございますけれども、健康福祉部として大事な視点かなと思いますので誤解を恐れずに言えば、子供は母親が主催する夕方の食卓の会話で育つのかなと思っています。そこでいろいろな子供同士の話、親から聞く話、世間話、大人同士の会話を聞いて、子供って成長していくんだろうなと思っています。今の時代だと共働きの方も多くて、核家族のお話もございました。それを補うものとして今、子ども食堂も多くなってきています。
 我々としては子ども食堂を量的に広げていくのはもちろんのこと、そこで何が行われるのか。これは教育もそうですし、いろんなことに目を向けて、一方で悪いことは行われちゃいけませんので、そういったところも気をつけていきたいと思っております。

○長岡生活衛生局長
 大麻の件でございます。カナダで大麻を購入したり所持したりすることは、その行為がカナダの国内で完結しているのであれば、彼らが帰国した後に大麻取締法の適用はございません。

○杉山(盛)委員
 最近の傾向を見ていますと、車でもスマホでもその場で写真を撮れるんですよね。カナダで大麻を吸っている画像を残して持ってくる気がするんですよ、今の若者は。
 余談ですが、ある学校で日常的に体罰があって教育委員会や労基に話をしたら、間違えていたら申しわけないんですけれども、体罰は死亡か後遺症が残った場合は退職させられると。
 今はテレビに二、三発殴っている映像が出ると首にできますよね。これからだんだん変わってくると思うんですね。カナダでは吸ってもオーケーで、映像を見て罰する法律はまだないと思うんですけれども、証拠によってどういう影響が出てくるかこれから課題になってくると思いますので、頭の中に入れておいてもらえば結構です。これは要望です。

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